オザワークスです。
皆さん、GMOクリック証券のCFDで米国株投資してますか?
米国株CFDの配当利回りランキング2019年9月号です。
もくじ
米国株CFD配当利回りランキング2019年9月
CFDはレバレッジ次第で配当利回りがいくらでも変わってしまうので、各銘柄同一の条件で投資した場合で利回りを計算しています。
具体的には、1万円の予算で大体2万円分の買い付けをした場合の利回りです。レバレッジで言えば2倍となります。
また、株の保有コストである金利調整額を受け取る配当額から差し引いた「最終的な」配当利回りのランキングとなっています。詳しい計算方法はこちらの記事でどうぞ。
9月 | 銘柄 | レバレッジ2倍 配当利回り |
1 | F・フォード | 11.20% |
2 | GPS・ギャップ | 9.60% |
3 | T・AT&T | 7.40% |
4 | HAL・ハリバートン | 6.12% |
5 | HPQ・HP | 6.00% |
6 | GM・GM | 4.60% |
7 | PFE・ファイザー | 4.40% |
8 | VZ・ベライゾン | 3.96% |
ハリバートンの利回りが高止まりする一方、コカコーラは利回り低下
はい、大体いつものメンツです。8月と比べると株価が回復していまして、相対的に配当利回りは若干低下しています。
8月に突如としてランクインしてきた【HAL】ハリバートンは、9月になっても高い利回りを誇っています。
ただ、ハリバートンの株価は20ドル近辺と、金利調整額がギリギリ発生しない水準です。もう少し株価が上がってしまうと金利調整額が出始めて、利回りはガタ落ちになります。ご注意を。
金利調整額が発生した場合のハリバートンの配当利回り比較
銘柄 | 大体2万円で 買える株数 |
税引き後の 年間配当額 A |
年間の 金利調整額 B |
手取りの 配当額 A-B |
レバレッジ 2倍 配当利回り |
HAL・ハリバートン | 9株 | 612円 | 0円 | 612円 | 6.12% |
HAL・ハリバートン | 9株 | 612円 | 468円 | 144円 | 1.44% |
あとほんの少し株価が上がっただけでこの化けようです。恐ろしいですね。
予定ではぼくは10月にハリバートンを買わなければならないので、そのときはもう少し下がってほしいものです。金利調整額が発生する状況であれば見送って他の銘柄を買い増しします。
また、8月にはランクインしていた【KO】コカコーラが、配当利回りが2%を切ったため、9月はランク外となっています。
これは、コカコーラの株価が上昇して予算内で買い付けられる株数が減ったためです。同じ金額で買える株数が減ったから配当利回りも低下したのです。
コカコーラ8月・9月の配当利回り比較
銘柄 | 大体 2万円で 買える株数 |
税引き後の 年間配当額 A |
年間の 金利調整額 B |
手取りの 配当額 A-B |
レバレッジ 2倍 配当利回り |
|
8月 | KO・コカコーラ | 4株 | 624円 | 416円 | 208円 | 2.08% |
9月 | KO・コカコーラ | 3株 | 468円 | 312円 | 156円 | 1.56% |
まあ、元から配当利回りは低いっすね。何せ現物(2.95%)よりも低いですから。何のためのレバレッジなのか……。
2019年8月の配当利回り
8月 | 銘柄 | レバレッジ2倍 配当利回り |
1 | F・フォード | 11.76% |
2 | GPS・ギャップ | 10.56% |
3 | T・AT&T | 8.88% |
4 | HAL・ハリバートン | 6.80% |
5 | HPQ・HP | 6.00% |
6 | GM・GM | 4.80% |
7 | PFE・ファイザー | 4.40% |
8 | VZ・ベライゾン | 3.96% |
9 | KO・コカコーラ | 2.08% |
高利回り◯、低利回り×なのか?
8月から9月にかけて、ハリバートンが配当利回り的に急浮上する一方、コカコーラは利回りが下がってとうとうランキングからも落ちてしまいました。
これはハリバートン◯、コカコーラ×、ということなのでしょうか。
いいえ、違います。
コカコーラは減配したわけではなく、株価の上昇で配当利回りが下がっただけです。
一見すると配当利回りが高い銘柄のほうが良い銘柄に思えるかもしれませんが、CFDにおいて株価が上昇してくれることは思いの他重要です。
CFDでは口座全体の安全性が重要
CFDは銘柄各自の損益やロスカット水準も確かに重要です。しかし、それと同等にCFD口座全体の健全性・安全性もぼくは重要視します。
CFDでいくつかの銘柄を保有していると、株価が下がって配当利回りが上昇する一方でロスカットレートに近づき、CFD口座の買い付け余力をマイナスに落とし込む銘柄がどうしても出てきます。
買い付け余力がマイナスだと即座に危険というわけではありません。
が、マイナスが深くなるほどにロスカットレートの操作などが困難になり、次第に投資家の制御を受け付けなくなっていきます。
コントロール不能。その先にはCFD口座全体の破綻が待っています。
利回りの高い銘柄、株価の高い銘柄、それぞれ役割がある
CFDは保有銘柄同士が見えない糸でつながっている投資です。一部の保有銘柄が下落するとその銘柄だけでなく他の銘柄まで巻き込んで口座全体の雰囲気を悪くします。
そんなとき、コカコーラのように株価を上げてくれる銘柄があれば、下がってしまった銘柄のマイナス分と相殺し合い、CFD口座は平温に戻ります。
いわばフローターですね。フローターのおかげで投資家も息がつけるというものです。こうやって株価が上がってくれる銘柄は実にありがたいものです。
配当利回りが下がってしまった銘柄にはそういう役割もあるのです。ムダなものはありません。
さて、どこにチャンスがあるかわかりません。
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では、またいつか。
オザワークスでした。
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