投資用語解説・配当利回りとは? 配当好きを呼び寄せる魅惑の、そして悪魔の数字

オザワークスです。

投資用語解説、今回は「配当利回り」です。

株式投資の世界では非常によく聞く言葉、配当利回り。さてでは、この配当利回りとは何でしょうか?

配当利回りとは?

配当利回りとは、株式に投資して保有していると定期的にもらえる配当金に関係する言葉です。

配当金とは何か? です。

配当利回りは、一定の金額を投資していくらの配当金をもらえるのか、それを「◯◯%」と%で表したものです。

例えば、A社の株に100万円投資したとして、1年間で3万円の配当金がもらえるのであれば、A社の配当利回りは3%となります。

B社の株に1万円投資したとして、年間500円の配当が出るとしたら、B社の配当利回りは5%です。

逆の言い方もできます。

配当利回り3%のA社の株を1年間100万円投資したとすると、もらえる配当金は3万円。

と、このように、配当利回りは配当金をどのくらい効率よくもらえるのかを示す言葉です。

配当利回りの計算方法

配当利回りは以下のように計算します。

1株あたりの年間配当額 ÷ 株価 × 100 = 配当利回り%

簡単ですね。

配当利回りの高さだけを見る投資に注意!

配当利回りの数値に影響を及ぼすのは、年間の配当額と株価です。

企業が支払う年間の配当金額が高くなれば、配当利回りは当然高まります。

ポイントはもう一つの株価のほうです。

配当金額が変わらなくても、株価が下がると配当利回りは高まります。

配当利回りは、高ければ高いほど効率よく配当金を得ることができるわけですが、ただ株価が下がることによって配当利回りが高まっている銘柄もあります。

業績悪化によって株価が下がってそのときだけ配当利回りが高まり、その後配当金を減らして(減配)、最終的に配当利回りがポッキリと折れたように下がってしまうことはよくあることです。

くれぐれもご注意を。

配当利回りの「予想値」と「実績値」

最後に、配当利回りの「予想値」と「実績値」についてお話ししましょう。

配当利回りの予想値とは、今後1年間にもらえるであろう配当額の予想値と現在の株価で割り出した配当利回りのことです。

簡単に言えば、今この株を買った場合のこっから1年間の配当利回り(たぶん)、です。

予想値であるので、未来の増配や減配は織り込まれていません。配当利回りは配当額を保証するものではないのであしからず。

一方で、配当利回りの実績値とは、直近1年間に支払われた配当額を現在の株価で割り出した数値です。

簡単に言えば、この株を1年間持ってた人の配当効率性(確定)、です。

……簡単になってない。

未来のことは予想でしかありませんが、この会社が過去1年間にこれだけの配当利回りで動いていた、ということです。

一般的に、証券会社や各種投資情報サイトなどでは、配当利回りの「予想値」を単に「配当利回り」として表示していることが多いです。

警戒しろとまでは言いませんが、あれらの数字はあくまで「予想された」配当利回りであることは覚えておきましょう。

といったところで、配当利回りの解説終わりです。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。