CFDの保有コスト金利調整額をゼロにする方法。その名も「1株買い」





オザワークスです。

GMOクリック証券の外国株CFDで米国株を長期保有する配当投資。長期で保有して配当金をもらい続けます。

でも、CFDは株の保有コストとして「金利調整額」というものが、毎日発生します。金利調整額が毎日出て行き、3ヶ月に一度配当金が入ってくる。両者は食い合います。厄介な話です。

金利調整額が発生しなければ、もしくは安く済めば、いいとは思いませんか?

そうすれば、配当金だけもらい放題です。

いや、そんな美味い話が……あるんですよ、実は。

今回はその美味い話。CFDの金利調整額を消滅させる方法、「1株買い」についてです。

まず、金利調整額について

まず、金利調整額について軽くおさらいです。

GMOクリック証券の外国株CFDでは、株を買って持っている、つまり保有していると、毎日毎日1株あたりいくらと株の保管料のようなものを証券会社に支払うことになります。これが、金利調整額というものです。現物株には、もちろんない概念ですね。

金利調整額の詳しい説明はこちらの記事。

銘柄選びに最重要! 「金利調整額」ってなんだ?

2018年9月3日
1日あたりの金利調整額は、わずかな額です。しかしこれが毎日積み重なるとさすがに無視できないものになります。

せっかく高配当株を買ったのに、金利調整額を毎日支払わなければならない。金利調整額は長期配当投資の敵であり、CFD最大の弱点です。

金利調整額は株価に比例し、銘柄ごとに異なる

金利調整額は、月曜日~金曜日の米国株市場の取引時間終了時、日本時間で言えば火曜日~土曜日の朝5時に株を持っている場合に発生します。その計算は銘柄ごとに1株あたりいくらとなり、すぐさま徴収されます。証券会社が投資家の口座から勝手に引き抜いていく、ということです。

例を出しましょう。米国の自動車会社の【F】フォード・モーターを1株買って1週間保有した場合の金利調整額が以下の表です。

【F】フォード・モーター
金利調整額 付与日数
9/3(月) -0.14円 1日分
9/4(火) -0.14円 1日分
9/5(水) -0.14円 1日分
9/6(木) -0.14円 1日分
9/7(金) -0.39円 3日分
9/8(土) 0円
9/9(日) 0円

まず、金利調整額はこのくらいごく小さな額のものです。そして、月曜日~木曜日はそれぞれ1日分、金曜日だけ土曜日曜の分も上乗せされて3日分発生します。

また、金利調整額は銘柄ごとに発生額が違います。というか、銘柄ごとに株価が異なるので金利調整額も違ってきます。金利調整額は、株価に比例します。

フォードモーターの株価は9ドル、日本円で約1000円ほどです。もう1銘柄、米国通信大手の【T】AT&T株価32ドル(約3600円)の金利調整額も合わせて見てみましょう。

金利調整額
F T 付与日数
9/3(月) -0.14円 -0.47円 1日分
9/4(火) -0.14円 -0.47円 1日分
9/5(水) -0.14円 -0.48円 1日分
9/6(木) -0.14円 -0.48円 1日分
9/7(金) -0.39円 -1.44円 3日分
9/8(土) 0円 0円
9/9(日) 0円 0円

この通り、フォードよりもAT&Tのほうが金利調整額を多く取られます。ちょうどフォードの3倍くらいですね。大体株価に比例します。

ちなみに、株価が1950ドル(21万円)の【AMZN】アマゾンの1株あたりの金利調整額は、以下の通り。

【AMZN】アマゾン
金利調整額 付与日数
9/3(月) -30.08円 1日分
9/4(火) -30.58円 1日分
9/5(水) -29.92円 1日分
9/6(木) -29.20円 1日分
9/7(金) -87.51円 3日分
9/8(土) 0円
9/9(日) 0円

さすがに桁が2つほど違います。配当のないアマゾンをCFDで保有すると、毎日これだけの金利調整額を取られながら、株価の上昇を待つのみとなります。ま、それでもアマゾンは上がってるんですけどね。

金利調整額の抜け道!? 1円未満は徴収されない

ここからが本題です。上記の通り、金利調整額は月~金まで発生して徴収されるわけなんですが、このときあるルールがあります。

それは、1円未満の金利調整額は発生しない、というルールです。

金利調整額の1円未満の位は切り捨てられ、その分はなかったことにされます。

つまり、フォードやAT&Tの実際に発生して徴収される1株あたりの金利調整額は、以下の通りになっています。

見かけ上

金利調整額
F T 付与日数
9/3(月) -0.14円 -0.47円 1日分
9/4(火) -0.14円 -0.47円 1日分
9/5(水) -0.14円 -0.48円 1日分
9/6(木) -0.14円 -0.48円 1日分
9/7(金) -0.39円 -1.44円 3日分
9/8(土) 0円 0円
9/9(日) 0円 0円

実態

金利調整額
F T 付与日数
9/3(月) 0円 0円 1日分
9/4(火) 0円 0円 1日分
9/5(水) 0円 0円 1日分
9/6(木) 0円 0円 1日分
9/7(金) 0円 -1円 3日分
9/8(土) 0円 0円
9/9(日) 0円 0円

1円以下を切り捨てて、ずいぶんスッキリしました。スッキリしたどころか、フォードなどは金利調整額が完全に消滅しています。AT&Tも金曜日だけ1円残りましたが、他の曜日は消えました。

このように、1円未満切り捨てのルールがあるので、銘柄によって金利調整額そのものが消えたり、大きくその額を減らすことができるようです。このルールをうまく使います。

CFDの「建玉」という概念。CFDには「平均取得価格」が存在しない

1円未満切り捨てルールは分かりました。しかし、それはあくまで「1株あたり」という中での話です。フォードの株価は約1000円で、そのフォードを1株買って保有すれば、確かに金利調整額はゼロでしょう。

でも、それだと投資額はたったの1000円です。いくらフォードが高配当だと言っても、1株1000円分だけの保有では、配当額も寂しすぎます。やっぱりせめて10株、20株と買っていかないと……。

それはもちろんその通り。今度はその問題を解決します。

現物株にだけ投資する方はあまり馴染みのないことですが、CFDでは株を買った状態等を「建玉」(タテギョク)と呼びます。CFDの取引はすべて建玉ごとに決済し、配当や金利調整額も建玉ごとに計算されます。

……ムズカシイ。

現物株の取引と比べながら説明しましょう。現物である株を1株買って、後日同じ株を4株買うと、合わせて5株買いました、平均取得価格は~~ドルです、と証券会社のサイトでそう表示され、実際そうなっています。当たり前ですよね?

ところがCFDではそこが違いまして、ある株を1株買うとそれが1建玉。後日同じ株を4株買っても、最初の1株とは別の建玉、別の取引という扱いになります。合わせて5株で平均価格が~ということにもなりません。
同じ銘柄であっても、建玉が違えばそれぞれ別の扱い、ということです。

まあ、証券会社はご親切に◯◯という銘柄を全部で何株、平均価格が何ドル、と教えてはくれますが、売却する場合は建玉ごとですし、配当や金利調整額もすべて建玉ごとに発生、計算しています。

1株ずつ、10回買えばいい。株の買い方でガラリと変わる金利調整額

で、これがどういうことかと言いますと、例えばフォードを1度の取引で10株買った場合(10株1建玉)と、1株ずつ10回買った場合(1株10建玉)で、支払う金利調整額が違う、ということになります。

フォード1株の1日の金利調整額は0.14円です。これを1度に10株買った場合、1建玉の金利調整額は、

0.14×10=1.4

となります。この1.4円に1円未満は切り捨てルールが適用され、実際に発生する金利調整額は「1円」となります。

対して、1株ずつ10回買った場合。こちらの1建玉の金利調整額は、1株なので当然0.14円です。その0.14円が10セットあるような感じ。

(0.14)(0.14)(0.14)………

これら10建玉に1円未満は切り捨てルールが適用されると、実際の金利調整額は、

(0円)(0円)(0円)………

となり、最終的に金利調整額が消えてしまいました。

全部で10株保有しているのは同じですから、もらえる配当額はもちろん同じ。買い付け価格も、同じ日の同じようなタイミングで買えば、まあそれほど変わりはないでしょう。でも、金利調整額は大違いです。表にするとわかりやすい。

【F】フォード・モーター
10株×1回 1株×10回 付与日数
9/3(月) -1円
(-0.14円×10)
0円
(-0.14円)×10
1日分
9/4(火) -1円 0円 1日分
9/5(水) -1円 0円 1日分
9/6(木) -1円 0円 1日分
9/7(金) -3円
(-0.39円×10)
0円
(-0.39円)×10
3日分
9/8(土) 0円 0円
9/9(日) 0円 0円

同じフォードでも、10株を1回で買った場合と1株を10回買った場合で、これだけ発生する金利調整額に違いが出てきます。というか、一方はそもそも発生すらしていません。

もうお分かりでしょう。重要なのは、株の買い方です。取引総額は何万円でも構いませんが、CFDで株を買うときは常に1株ずつ注文を出して買いましょう。そうすることで、取られる金利調整額を最小限に抑えることができます。

まとめ。1株ずつ買えるから、CFDでの配当投資が成立する

まとめです。

CFDでの配当投資の敵、金利調整額は1円未満は発生しない。

その1円未満は発生しない状態を作り出すため、株は常に1株ずつ買うこと。そうすれば金利調整額は最小限に抑えられるし、銘柄によってはまったくのゼロにすることも可能。

そんな、1株ずつ買っていたら取引手数料だけでも大変なことに……。

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1株買いは外国株CFDでかなり実践的なテクニックです。ぜひお試しあれ。

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ABOUTこの記事をかいた人

なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。