オザワークスです。
配当狙いの投資はもうアカンです。それ以外の手で利益を得ていく必要があります。
それはもちろん株の売却益ということになるんですが、株を安く買って高く売るってそんなに狙ってできることなんですかねえ?
ぼくみたいな凡人に。
もくじ
配当金は徹底的に儲からない
結論から言いますと、配当金好き好き投資は儲かりません。
株を買う。そしたら定期的に配当金がもらえる。これで終わりです。
儲かった感は、ゼロです。
それでも配当金をもらい続けていれば、いつかは……。
いつかはどうなるというのです?
配当金の入金ペースに比べると株価の上下移動は桁違いに大きな変動です。
株価の下落を配当金の集積で取り戻すのは、不可能ではありませんが、何十年という時間を要します。
その何十年という間、あなたはずっと含み損に耐え続けるのですか?
株価の下落を配当金で取り戻すのは、はっきりと悪手です。現実がまるで見えていない、世迷い事ですよ。
配当入金の度に消え続けるのです。
つまりまとめると、配当金を狙う投資にメリットはないのです。
配当金の代わりの投資とは?
配当金は損。納得していない方も多いことでしょう。
ですが、一旦その気持ちは抑えてもらって、次の段階に進ませてください。
すなわち、配当金狙いの投資がダメな投資だとして、ではその代わりの投資は何なのか? という問題です。
この大きな問題に解決策を見い出せなければ、配当投資を否定しようがしまいがそこでどん詰まりです。
では行きましょう。ポスト配当投資とは何なのか。
株は安く買って高く売れば儲かる
株式投資の利益には二つの種類があると言われています。
一つは配当金。もう一つは、株の売却益です。
一つ目の配当金は先ほど完全に否定されました。となると、これから狙っていくのは株の売却益ということになります。
株をまだ安いうちに買って、それが値上がりしたら売る。その差額が利益、儲けです。わざわざ説明する必要もありませんね。
よし、今後の方針はすんなり決まりました。では、これから値上がりしそうな銘柄を探しましょう。
見つかったらぼくだけ独り占めなんてことはしませんよ。皆さんにもちゃんと値上がりする銘柄を教えますから待っていてくださいね。
値上がりする株、教えて
(1年後……)
ねーんなだな、これが。
いや、ねーというか、値上がりする銘柄はいくらでもあるけれども、どの銘柄がいつ値上がりするのかが全然わかんねーんだわ。
いや、わかる人がいたら逆に教えてほしいレベル。
ちょっといくつか例を出して考察してみたい。
例1、コロナショックで株価が4分の1になった【OKE】ワンオーク
米国の石油&天然ガスの輸送会社【OKE】ワンオーク。
ぼくが持っている銘柄の中では、今回のコロナショックで一番値を下げたのがこの銘柄です。
ワンオークの10年チャート
マァ、きれいな崖。
80ドル近くあった株価が1ヶ月弱で20ドルまで下がりました。株価は下がるときはここまで下がります。
しかし、大事なのはこれからです。過去10年を見ると、同じように下げてから上がっています。
このムーブがもう一度繰り返されるのか。
肝心のそこがわからない。これから上がるのがわかっていれば、買い増しできるのに。
例2、コロナショックで今は上がっている【NEM】ニューモント
逆にわけわからんくらいに上がりまくってるのがコレ。米国の金採掘会社【NEM】ニューモント。
ニューモントの2年チャート
ニューモントは2019年から持っていますが、コロナ以後株価は2倍になってしまいました。
もっと上がるならもっと買いたいが……例によってこの先の動きがわからない。
流れさえうまくつかめれば、短期間で資産を倍加させることはできるんですよ。
その流れがつかめないだけで。
例3、コロナ後、一見持ち直しているかのように見える【HAL】ハリバートン
最後にコロナでぼくもひどい目に遭った米国の石油サービス企業【HAL】ハリバートンです。
コロナでクソ下がったハリバートンも、ここ3か月は持ち直してきているようです。
ハリバートンの6か月チャート
地の底から這い上がる感がある。
しかし、同じハリバートンを10年単位で見てみよう。
ハリバートンの10年チャート
あ、これはぼくでもわかる。アカンやつや。
10年かけてちょっとずつ下がっていってる元気のない会社だ。
だけど、やっぱりこの先はわからない。ここから謎の上昇軌道に入るかもしれんのだ。
Re 値上がりする株、教えて
失礼。少々言葉が乱れました。
つまり何が言いたいかというと、株を売って儲けるためには株が値上がりする前に買う必要があるのですが、これからどの銘柄が上がるかなんてまったくわからんということです。ばかやろう。
上に挙げた銘柄たちは皆それぞれで上がったり下がったりしています。
みんな仲良く手を取り合って上がってくれれば言うことなしなんですが、大抵そうはなりません。
株は余裕で下がります。余裕で上がりもしますけど、けれどそのタイミングはわからない。
それがわかるのは余程の天才か、強運の持ち主だけです。
米国株投資に行き詰まってしまいました
となると天才になるか強運を手に入れるかですけど、自分の過去を振り返ってみた場合、どうも天才でもなければ運も大したことがなさそうです。
つまり、株の売却益をきちんと狙って出すことは少なくともぼくにはできません。
かと言って配当金は損の塊です。
となれば……デッドエンド? 行き詰まってしまいました。
さあ、これが今回の結論です。
株取引では損ばかり、配当金も損ばかり、頼みの綱の米国株投資、失っ敗~!
皆さままた来世でお会いしましょう。
オザワークスでした。
全然余談ですが、「儲かる」という漢字を考えた人天才かよって感じです。信じる者、で儲かるですよ? 天才以外の何者でもない。そういう一握りの天才が、株取引を楽しめばいい。
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