【T】AT&T 初めて買った米国株。高利回り、安定配当の、頼れる相棒

オザワークスです。

自分の保有している銘柄を紹介します。といっても業績を分析したりってことはぼくの能力ではできないので、その銘柄にまつわる失敗談とか、思い出語りですね。

今回は、ぼくが初めて投資した米国株である、大手通信会社の【T】AT&Tを紹介します。

AT&Tの銘柄基本データ

銘柄名 AT&T
マネックス証券では「エーティー・アンド・ティー」表記
略称・あだ名 ティー、エーティーティー、優等生など
ティッカー T
採用指数 S&P500
業種 無線通信サービス
国籍 米国
所在地 米国テキサス州ダラス
公式サイト https://www.att.com/
配当履歴のページ https://investors.att.com/stock-information/historical-stock-information/historical-dividends/att-inc
年間配当回数 4回
配当月 2月、5月、8月、11月
配当月(CFD) 1月、4月、7月、10月
外国税率 10%

はじめての米国株、AT&T

ぼくは2013年11月に株式投資を始めました。そのときはもちろん日本株メインで投資して、唯一購入した米国株がAT&Tでした。はじめての米国株が、AT&Tです。

当初から狙いは配当金で、ドカンとSBI証券で1万ドル分買ってしまいました。

当時まだマネックス証券ですら米国株の特定口座は成し遂げられていなくて(マネックスの特定口座対応は2013年12月)、取引手数料も当たり前のように最低でも25ドルの時代です。

投資初心者のぼくは、特定口座と一般口座の違いもわかっていませんでした。でも、エイヤ! とAT&Tを買いました。

正直、自分でも何故あのときあれ程思い切って投資を始められたのか、よく覚えていません。でも思い切って始めて良かった、変なものではなくAT&Tを選んで良かったと今でも思います。

生まれて初めての配当はAT&T

2014年2月、前年の11月に買ったAT&Tから初めての配当金をもらいました。もちろん米国株で初めて。当時持っていた日本株を含めても、ぼくにとって生まれて初めての配当金でした。

その当時の感想は、やった嬉しい! というよりも、なるほどこういう風に配当金が入ってくるんだあ、と妙に納得した感じでした。

だって、株を買ってただ持っているだけでお金が定期的にもらえる、なんてそれまで生きてきた常識からは考えられないことでしたから、半信半疑だったのです。

ただこれで、配当金は間違いなくもらえる、と学習しましたので、ぼくは配当投資を辞めずに続けていくことになります。

まだ投資を始めたばかりのこの時期にAT&Tの株価があまり動かないでいてくれたのも大きいですね。株に悪いイメージを持たなくて済んだ。

へっぽこ投資家、特定口座というものを知る

AT&Tから生まれて初めての配当金をもらった頃、ぼくはようやく特定口座と一般口座の違いを知りました。

特定口座とは、投資で生まれた利益に課せられる税金を証券会社が自動で計算、納税までしてくれる便利な制度です。一般口座はその便利な機能がない口座です。

当時、ぼくが使っていたSBI証券では米国株は特定口座対応ではなく、ネット証券で唯一マネックス証券だけが対応していました。

SBI証券のAT&Tを全部売って、米国株はマネックス証券へ

どう考えても特定口座のほうが優れているため、ぼくはマネックス証券を羨みましたね。

で、そのタイミングでAT&Tを売りました、全部。目的は、自分の米国株投資を特定口座に対応しているマネックス証券へと移すためです。

一度売ってお金をマネックス証券へと移して、そこでまた何か米国株を買う。特定口座は学習しましたが、まだ株式の移管は知らなかったですね。

あ、でも、一般口座の株を特定口座に移管するのは今でも無理か。

でマネックス証券に米国株投資の本拠地を移したわけですが、そこでAT&Tは買いませんでした。代わりに同じ米国の通信業者である【CTL】センチュリーリンクを買っています。

理由は、AT&Tの配当サイクルが2月の次が5月で、それを遠いと思ったからです。なので3月中に配当がもらえるセンチュリーリンクに乗り換えました。

この、浮気者!

AT&Tへの再投資

ところが初恋の人、AT&Tの再登板は意外と早くやってきます。2014年の4月にはまた1万ドル、新規でAT&Tに投資しています。もちろんマネックス証券で。

1万ドルとか、なんか湯水のごとく投資資金が湧いてきてるけど、そのお金がどこから出てきたものなのかよく覚えていません。日本株を一部売ったのかなあ?

このとき買ったAT&Tが、今に続く「配当の守護神」、ぼくのマネックス証券のAT&Tです。ここからずうっと配当をもらい続けています。

分散投資の一環で、280株から40株まで減らす

その後、ぼくの日本株撤退の引き金となった大失敗、通称「マネックスショック」。新天地米国株でもやらかした「シードリルショック」「エンスコショック」。

いろいろとゴタゴタはありましたが、AT&Tはずっと黙って配当金を出し続けてくれています。特に書くこともなくなるくらいです。

転機となったのは、2016年2月です。この頃になるとぼくの中でもしっかりとした投資のルールができつつあり、1万ドルという大金を出資しているAT&Tがどうにも重荷になってきていました。

ぼくの資産額では、1銘柄に1万ドルは比重が大きすぎます。そしてそういう投資はダメ、と自分のルールでも決めていました。

それがたとえ、これまで貢献してくれた優良配当銘柄であるAT&Tであったとしても、例外は許されません。

オザワークスの初期ポートフォリオに、「5大財閥」と呼ばれる5つの銘柄たちがあります。

  • 【T】AT&T
  • 【KMI】キンダー・モルガン
  • 【PM】フィリップ・モリス・インターナショナル
  • 【SO】サザン
  • 【PFF】iシェアーズ米国優先株式

この5銘柄は特別に1万ドル分の買い付けが許された者たちでした。しかし時代は分散投資を迎えていました。

2015年から2016年初頭にかけて、かつて栄華を誇った財閥は次々に解体されていったのです(PFFのみさらに例外的に2018年初頭まで生き残る)。

2016年2月、ぼくは280株持っていたAT&Tを40株にまで減らしました。財閥解体です。

以後は、1銘柄1500~2000ドル程度投資してそれ以上は注ぎ込まない、というルールに合致した「普通の」銘柄として、今もAT&Tは配当金を生み出し続けています。

新たな戦いの舞台、CFDへ

2017年9月、AT&Tの新たな戦いが始まりました。GMOクリック証券の外国株CFDです。

CFDとは、「差金決済取引」のこと。普通の株取引とは違います。

CFDという現物株とは大きくルールの異なる新世界で投資を始めるにあたって、ぼくがローンチ銘柄に選んだのがAT&Tでした。

CFDといっても、ぼくの投資スタイルは変わりません。そうです、株を買って保有して配当をもらうだけです。

AT&Tの高配当で安定した株価の動きは、CFDでの投資にも非常にマッチしています。

今後とも、CFDでもAT&Tから配当をもらっていきたいですね。

AT&Tの現在とこれから

2019年2月には、ぼくの保有する米国個別株としては唯一、受け取った配当金の累計が1000ドルを超えました。今後もその記録を伸ばしていくことでしょう。

AT&Tは、投資家としてのぼくの最初期から存在する銘柄であるので、正直思い入れがかなりあります。どんなときでもアイツならなんとかしてくれる、そんな信頼があります。

株式投資を始めたあのとき、もしもAT&Tを買っていなかったら、投資家としての今のぼくはありません。そう言っても言い過ぎではないでしょう。

これからも末永く、良き配当をよろしく!

皆さんにも頼れる相棒が見つかるといいですね。

オザワークスでした。

AT&Tの配当金データ 現物株

株数 1株配当 受取額 証券会社 口座
T 現在 60株 $1,008.49 マネックス 特定
2019/2/5 配当 増配! $0.51 $21.96
2018/11 購入 10株 50→60 マネックス 特定
2018/11/5 配当 $0.50 $17.95
2018/8/3 配当 $0.50 $17.96
2018/5/7 配当 $0.50 $17.95
2018/2/5 配当 増配! $0.50 $17.96
2017/12 購入 10株 40→50 マネックス 特定
2017/11/6 配当 $0.49 $14.08
2017/8/3 配当 $0.49 $14.08
2017/5/8 配当 $0.49 $14.08
2017/2/3 配当 増配! $0.49 $14.08
2016/11/4 配当 $0.48 $13.80
2016/8/3 配当 $0.48 $13.79
2016/5/9 配当 $0.48 $13.79
2016/2 売却 240株 280→40 マネックス 特定
2016/2/3 配当 増配! $0.48 $96.40
2015/11/5 配当 $0.47 $94.39
2015/8/5 配当 $0.47 $94.40
2015/5/8 配当 $0.47 $91.03
2015/4 購入 10株 270→280 マネックス 特定
2015/2/4 配当 増配! $0.47 $91.02
2014/11/5 配当 $0.46 $89.09
2014/8/5 配当 $0.46 $89.09
2014/5/7 配当 $0.46 $89.09
2014/4 購入 270株 0→270 マネックス 特定
2014/2 売却 250株 250→0 SBI 一般
2014/2/4 配当 $0.46 $82.50
2013/11 購入 250株 0→250 SBI 一般
株数 1株配当 受取額 証券会社 口座

AT&Tの配当金データ CFD

株数 1株配当 受取額 証券会社 口座
T 現在 16株 3636円 GMO CFD
2019/4/8 配当 51円 816円
2019/1/8 配当 50円 800円
2018/12 購入 6株 10→16 GMO CFD
2018/10/8 配当 51円 510円
2018/7/6 配当 50円 500円
2018/4/6 配当 48円 480円
2018/3 購入 5株 5→10 GMO CFD
2018/1/8 配当 51円 255円
2017/10/5 配当 55円 275円
2017/9 購入 5株 0→5 GMO CFD
株数 1株配当 受取額 証券会社 口座

CFDの配当は為替の影響をもろに受けるから、増配の実感が湧きにくい。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。