配当生活7月第1週 マネックスvs楽天、ついに勃発した米国株の取引手数料値下げ合戦!

オザワークスです。

7月8日より、マネックス証券での米国株の取引手数料が値下げとなります。

最低手数料が下がるので、少額投資がますますはかどる証券会社に。

やったぜ!

と小躍りしていたら、値下げ発表の翌日に赤いR社からそれを上回る手数料値下げの発表が!

マジかよって感じです。

まあ、良いことなんですけどね。ただ……ブログの記事を書き直さなければならないことに。

おのれ赤いRめ。

まあいいや。とりあえず、今週の配当です。

配当7/1入金分 $16.59
【LVS】ラスベガス・サンズ
(マネックス・特定) $16.59
配当7/2入金分 $4.44
【NOV】ナショナル・オイルウェル・バーコ
(マネックス・特定) $0.38

【SJR】ショー・コミュニケーションズ
(マネックス・特定) $4.06

配当7/3入金分 $46.71
【TPR】タペストリー
(マネックス・特定) $12.12

【PPL】パシフィック・パワー・アンド・ライト・コーポレーション
(マネックス・特定) $17.77

【GRMN】ガーミン
(マネックス・特定) $13.64

【BAX】バクスター・インターナショナル
(マネックス・特定) $3.18

配当7/5入金分 $9.21
【HPQ】HP
(マネックス・特定) $9.21
配当金合計(米ドル)
2019年7月合計 $76.95

2018年7月合計 $338.55
2017年7月合計 $330.72
2016年7月合計 $221.70

2019年合計 $3275.11

2018年合計 $4576.96
2017年合計 $3996.81
2016年合計 $3408.96

今まで全部合計 $19345.74

配当金合計(日本円)
2019年CFD米国株配当合計 ¥8560

2018年CFD米国株配当合計 ¥9441
2017年CFD米国株配当合計 ¥1327

今まで全部CFD米国株配当合計 ¥19328

2019年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥51

2018年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥12

今まで全部ワンタップバイ米国株配当合計 ¥63

売買記録7月第1週
【SPY】SPDR S&P500ETF
(ワンタップバイ・特定) 買い 0.03株 買い増し

マネックス証券が米国株の取引手数料を引き下げる

改めまして、マネックス証券が米国株の取引手数料を引き下げます。

7月8日から。

その詳細を言う前に、マネックス証券の取引手数料のおさらい。

現在マネックス証券の米国株取引の手数料は、株取引をした代金の0.45%となっています。取引金額が大きければ大きいほど、手数料も大きくなる仕組みです。

ただし、最低手数料5ドルと最大手数料20ドルという金額で上下を切り落としてもいます。

つまり、どんな小さな額の取引でも最低手数料の5ドルは手数料を取られてしまい、でも逆に取引金額が大きくなっても最大手数料の20ドルで済みます。

マネックス証券の米国株の取引手数料は、必ず5ドルから20ドルの間になるのです。そして、この取引手数料はライバルであるSBI証券と楽天証券も同じでした。

最低手数料 取引手数料 最大手数料
5ドル 取引金額の
0.45%
20ドル

取引金額に応じた手数料の例です。

計算を簡単にするために「0.45%」の部分を「0.5%」で計算しています。そんないい加減な! いやいや、取引手数料には消費税が乗っかりますから、最終的な計算結果は「大体0.5%」くらいですよ。

取引金額 手数料
10ドル 5ドル
100ドル 5ドル
1000ドル 5ドル
2000ドル 10ドル
4000ドル 20ドル
10000ドル 20ドル

大体こんな感じです。

10ドル分くらいの株を買って、最低手数料の関係で取引手数料は5ドル。

あっちゃーって感じです。手数料が高すぎます。

大体1000ドル分くらいの取引から最低手数料の縛りがなくなります。

そして取引金額が4000ドルを超えると、そこからは最大手数料によって20ドルに抑えてもらえます。

現在の日本株の取引手数料が、10万円くらいの株を取引きして100円もしないくらいですから、米国株投資は手数料がどうしても高いんですよね、全体的に。

1000ドル(10万円くらい)の取引きで5ドル(500円くらい)ですから。

特に「最低手数料」が厄介な存在でした。我々のようなサラリーマン投資家にとって!

最低手数料が5ドル⇒0.1ドルへ

そんなマネックス証券の取引手数料が7月8日からどう変わるのか。

⇒マネックス証券公式「最低手数料を0.1米ドルへ!」

引き下げられるのは、「最低手数料」のみです。最低手数料が、これまでの5ドルから0.1ドルへと大幅に下がります。

それ以外は一緒です。

表にするとこんな感じ。

マネックス証券の新手数料
最低手数料 取引手数料 最大手数料
0.1ドル 取引金額の
0.45%
20ドル
取引金額 引き下げ後
手数料
引き下げ前
手数料
10ドル 0.1ドル 5ドル
20ドル 0.1ドル 5ドル
100ドル 0.5ドル 5ドル
1000ドル 5ドル 5ドル
2000ドル 10ドル 10ドル
4000ドル 20ドル 20ドル
10000ドル 20ドル 20ドル

取引金額1000ドル以上は変化がありませんが、1000ドル以下の取引で手数料が安くなった格好です。

これの意味するところは、米国株投資でもついに少額投資が現実的になった、ということに尽きます。

これまではどうしても取引手数料が高く、1000ドルとは言わないまでもある程度お金をためてから皆さんも取引をしていたはずです。ぼくもそうでした。

ところが、最低手数料という高い敷居が大きく下がった。これからは数百ドルの取引であっても気兼ねなく米国株に投資できそうです。

少額投資が大好き。サラリーマン投資家の時代がついにやってきたのです。

取引手数料が下がったならやってみたい投資の例

例えばこんなのどうでしょう?

ダウ平均やS&P500に連動するETFを毎月1株(1口)ずつ買う、とか。

【DIA】SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージや【SPY】SPDR S&P500ETFですね。

DIAの株価が現在269ドル、SPYも298ドルと、今までだと1株だけ買う取引ではやはり取引手数料の5ドルがどうしても重く感じられました。

しかし、これからはどちらも1.3ドル~1.5ドルの取引手数料で済むようになります。3分の1以下ですからやはり安い!

有望な投資先(ETF)になるべく少ない取引手数料で、少額からでも毎月コツコツ投資する。

うーん、筋の良い投資だ。

有名投資ブロガーさんたちの「今月は50万円分S&P500ETFを買い付けでーす!」とかそんなの普通の人は無理ですから。

それでも、最低手数料が下がるおかげでミニマムな筋の良い投資が成立するようになります。これはデカい!

マネックス証券では、ドル円の為替手数料も半年間無料

あと、何故か誰も触れませんが、マネックス証券では最低手数料が引き下げられるのと同時に、米ドルの為替手数料も半年間無料というキャンペーンも行っています。

通常であれば日本円を米ドルに替える際に1ドルあたり25銭の為替手数料がかかっていましたが、これが半年間はタダです。

7月8日からです。

7月1日にいつも通りにマネックスで日本円を米ドルに替えてしまったぼくは、いったい何なんだって話です!

こんちくしょー!

腹いせに来週マネックスでETFでも買ってやる!

まあ、そんな感じで半年間は為替面でもお得ですよ。

という具合でマネックス証券が米国株投資で攻めた動きを見せました。

いずれはライバルの証券会社も追随してくるとしても、まだもう少しは時間がかかるでしょう。これまでの傾向から、向こう1年間くらいは米国株に関してはマネックス証券のリードが続くかと思います。

さすがは「米国株といえばマネックス」すごいぞ!

ライバル楽天証券も素早く対応。最低手数料は0.01ドルへ

……と、思ったのもほんの束の間でした。

マネックス証券の手数料値下げ発表の翌日(一説には翌々日)、ライバルの一人楽天証券も米国株の取引手数料値下げを発表したのです!

⇒楽天証券公式「最低取引手数料を業界最低水準の0.01米ドルに引き下げ」

本当に束の間。

楽天証券の値下げも、マネックスと同じく最低手数料の引き下げです。

その引き下げ幅がすごい。

最低手数料5ドル⇒0.01ドルです!

完全にマネックスの0.1ドルに対抗してきています。

しかもこの発表のタイミング。楽天証券側は、前々から準備していたとしか思えません。マネックス証券かSBI証券が引き下げた直後を狙っての発表。三木谷がやりそうなことです。

米国株の取引手数料「業界最低」のハシゴをたった1日で外されたマネックス松本社長の心中はいかに。

まあ、それはいいや。とにかく引き下げられる楽天証券の取引手数料はこんな感じです。

楽天証券の新手数料
最低手数料 取引手数料 最大手数料
0.01ドル 取引金額の
0.45%
20ドル
取引金額 楽天証券
手数料
マネックス
手数料
引き下げ前
手数料
1ドル 0.01ドル 0.1ドル 5ドル
2ドル 0.01ドル 0.1ドル 5ドル
10ドル 0.05ドル 0.1ドル 5ドル
20ドル 0.1ドル 0.1ドル 5ドル
100ドル 0.5ドル 0.5ドル 5ドル
1000ドル 5ドル 5ドル 5ドル
2000ドル 10ドル 10ドル 10ドル
4000ドル 20ドル 20ドル 20ドル
10000ドル 20ドル 20ドル 20ドル

なんだかずいぶん細かい話になってきました。

取引金額が1ドルとか2ドルとかってのは、ちょっと実際にはないシチュエーションですが、とにかく安くなったのは良いことでしょう。

あ、ちなみに楽天証券の手数料引き下げは、7月22日からです。マネックスの7月8日とは少しずれがあるのでそこ注意です。

教えて! マネックス証券と楽天証券どっちがお得なの?

今回満を持してマネックス証券と楽天証券が米国株の取引手数料を下げてくれるわけなんですが、これどっちがお得なんでしょうか?

マネックスが0.1ドルで楽天が0.01ドルだから、楽天のほうが10倍安い。

んなわけがない。

最低手数料がそれだけ安い、というだけです。体感的には0.1でも0.01でもそれほど変わりはないはずです。

どっちも安い、どっちも使える、が正解です。

沈黙のSBI証券の今後に注目

一方、一人取り残される格好となったSBI証券ですが、これからの時代5ドルではどうしようもない。このままではダメですね。

ただ、腐ってもネット証券首位のSBI証券です。いずれは同レベルかそれ以上の踏み込みを見せるでしょう。

なので、今から焦ってマネックスや楽天に移さなきゃ、というのも拙速です。待っていればよろしい。

個人的には、最低手数料で他2社以上のサービスを凌駕するのは正直無理なので、0.45%という取引手数料の「率」そのものの引き下げをSBI証券にはサジェストしたいですね。

その他の米国株投資関連の証券会社はどうなる?

SBI証券についてはそれほど心配していませんが、ヤバいなと思うのは、「その他」の米国株投資が可能な証券会社です。

ワンタップバイ、ヤバいっす。これまでは少額投資に限っては特に優れた証券会社と思っていましたが、大手から手数料でこう攻められては厳しい。魅力が……。

GMOクリック証券の外国株CFD、こちらもヤバいっす。CFDでも米国個別株に投資できるけど、CFD自体が色々めんどくさい上に取引手数料無料のアドバンテージが吹き飛ぶ。利点が……。

他にも、サクソバンク証券やDMM.com証券など、今回の手数料引き下げを受けて何か手を打たないと、ここから先は難しい。

サクソバンク証券なんてあんまり知られていませんが、取引手数料の「率」は現時点で0.2%ですから、そこだけは間違いなく業界最低です。

ただ、サクソは米国株の特定口座対応がまだだし、例の最低手数料が5ドルなんですよねえ。そこだけ改善できれば台風の目になれます。

DMM.com証券。お前は手数料も高いし、色々嫌いだ。

⇒米国株に投資して5年余りの投資家が、DMM.com証券の口座開設審査に落っこちる!

というわけで、今後とも米国株投資の環境が良くなることはあっても悪くなることはなさそうです。

米国株の時代は続く。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。