オザワークスです。
よく個別株はベテラン向き、投資の初心者はETFを買ったほうが良い、なんて話を聞きます。ぼくもその意見には概ね賛成です。まあ、ETFって初めから分散されてしますしね。
そこで思ったのが、これから米国株投資を始める人が増えるなら、海外ETF専門に取り扱う証券会社が出て来ても良いんじゃないの? ってことです。
米国の個別株は、あえて取り扱わない。そんな新感覚のネット証券、どうよ?
米国株投資家の増加=米国株初心者の増加
米国株への投資が静かに盛り上がりを見せています。長らくネット証券ではSBI証券、マネックス証券、楽天証券の3証券が、米国株の取引サービスを投資家に提供してきました。
ところがこのところ、3証券以外のもっと新しいネット証券が米国株の取扱を開始しています。ワンタップバイやDMM.com証券ですね。
また、「LINE証券」なる証券会社も立ち上がったとか。LINE証券の詳細は不明ですが、米国株を取引可能にしてくる可能性もあるでしょう。
証券会社が米国株のサービスを開始するということは、そこに需要があると見込んでいる証拠です。
米国株投資家は今後増えますね。そして、ということは、右も左も分からない外国株取引の初心者が増える、というわけです。
新規で開業する証券会社は、インパクト狙いでETFオンリーとか
その増えた米国株初心者を狙って、海外ETF専門の証券会社が営業を開始する。これはいけるでしょう。
まだ全貌の見えないLINE証券とかがそんな手で打って出てくれば、既存の投資家も結構驚きますよ。ゴチャゴチャした個別株はいらない。初心者には、そうかETFオンリーか、みたいな。
ネット証券も正直数が増えすぎました。新規で営業を開始するなら、やっぱり他社との差別化、それ相応のインパクトがないといけません。
後発はいまさら手広くやってもダメ、的を絞るのがビジネスの基本。海外ETFに絞る。
既存の証券会社が海外ETFだけを取り扱う可能性と必要性
また、既存の証券会社が遅れて米国株に参入する場合でも、個別株の取扱いは証券会社にとっても面倒が多いはず。人気のある売れ筋のETFだけにしておけば、これでウチも米国株やってるぜ、って顔はできます。
将来、日本株から米国株への民族大移動が起こった場合、日本株のサービスばかり提供している証券会社はジリ貧です。松井証券さん、岡三オンライン証券さん、顧客の平均年齢上がってませんか? 若い世代は米国株を見ていますよ?
でも結局は投資コストが物を言う
オレは一体誰の何の心配をしているんだ?
米国株の初心者が増えるなら、海外ETF専門の証券会社もアリかも、というワンアイディアでしたが、手数料等が他社よりも高ければ、それも成立しませんね。
結局は取引手数料や為替手数料等の投資コストに収斂されていくようです。やっぱり投資家はそこを見ていますからね。
今はまだ米国株を取り扱うことがニュースにもなるわけですが、その段階が過ぎたとき、まさに血で血を洗う競争が始まるのでしょう。
いち投資家としては、楽しみで仕方ありません。証券会社の皆さんは、がんばってね~♪
オザワークスでした。
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