アプリ化する株式投資。未来の米国株投資には証券会社すら要らない!?

オザワークスです。

最近、スマホのアプリで投資に関係するものが沢山リリースされています。

スマホ証券のOne Tap BUY(ワンタップバイ)に始まり、最近出てきたネオモバLINE証券STREAM? おつりで投資のトラノコ? マメタス? しまいにはポイントで資産運用のSTOCK POINT

もういっぱいありすぎて、ゴチャゴチャし過ぎてわかんないわかんない!

ご安心ください!

このオザワークスが、投資アプリの最前線をわかりやすく整理してお伝えします。

……と、なればいいんですけど、ぼくのスマホは8年前の骨董品で今あげた投資アプリは一つも使えません。対、応、外、です。

なので実際は、投資アプリなんて一度も触ったことのないアナログおじさんから見た、アプリ化する株式投資の現在と未来、みたいな内容になるかと思います。

おじさんのぼくが投資しようと思えば、ネット証券のサイトを開いてそこで、となるのが現在だとすれば、未来は証券会社なんて要らなくなる、のかもしれません。

小さなスマホがぼくたちの投資を今後どう変えていくのでしょうか。

証券会社に投資家が出向いていた昭和時代

遥かな昔、株式投資は町中にある証券会社の支店まで行くか、電話口で証券マンと話しながらするものでした。昭和から平成中ごろまでの時代です。

今から考えると信じられませんね。わざわざ証券会社のお店まで出向いて株の取り引きをしたり、電話でとか……ぼくは絶対に嫌です。人嫌いですからね。

手数料等の投資コストもきっとバカ高くて、これでは投資のハードルが高すぎてとても一般人がするものではありません。遥かな昔、基本的に投資は一部のお金持ちがするものでした。

21世紀、ネット証券の時代へ


それがインターネットの普及で劇的に変わります。ネット証券の誕生です。

それまで店まで出向いていた株取引が、パソコンの前でカタカタっとできる。これは革命です。

簡単、手軽、投資コストも安く済むとあって、ネット証券は平成の後半以降あっという間に広がりました。

ただ進化はネット証券では終わりません。インターネットへ接続する機器としてスマホが主役になり始める平成末から、スマホに対応した投資サービスが現れ始めたのです。

投資とスマホが結びついた瞬間


スマホに投資に関する何事かをやらせようというサービスの起源は、証券会社の手による取引アプリか資産管理用のアプリか、恐らくそのあたりになるのではないかと思います。違ってたらごめんね。

株取引用のアプリを証券会社は各社作っています。いろいろ種類はあるんだろうけど、ゴメン、おじさんはひとっつも使ったことがないです。

自分のスマホが古いからということもあるけど、別にスマホで株の事どうこうする必要がないから。ま、それはいいや。

証券会社が作った株取引のアプリは、このアプリを使えばスマホ「でも」株取引ができますよ、というものでした。あくまでオマケというか、スマホでもできたら便利でしょ? というスタンスだと思います。

あくまでPC用のサイトが主、スマホは従、そういう棲み分けでした。

スマホ証券ワンタップバイの登場


そこを変えてくる新しい世代のネット証券が現れ始めます。

これまではインターネットと言えばパソコンで見るもの、スマホはついで。だったのが、誰も彼もがスマホで四六時中ネットに繋がっている状態となったのです。

特に若い人は、本当にずっとスマホいじってます。もうスマホこそがインターネットマシンなのです。

そして、その状況に呼応するように、スマホ中心のネット証券が現れます。嚆矢は多分、One Tap BUY(ワンタップバイ)です。

ワンタップバイは、スマホでのアクセス、スマホでの株式投資を重視した、新しい世代の証券会社です。

一応PCでも口座開設ができて投資もできますが、PC版はどうにもアウェー感があって居心地が悪いです。

ワンタップバイの主流であるスマホでは、日本株、米国株、CFDなどサービスごとに専用のアプリがあり、それぞれダウンロードして使うようです。

スマホで投資しないおじさんのぼくからすると、わざわざアプリが分かれていて便利なんだか不便なんだかよくわからんな、という感じです。

ネオモバ、ネット証券からの刺客


スマホ重視の「スマホ証券」は、ワンタップバイ以降増えているようです。その一つがネオモバことSBIネオモバイル証券です。

ネオモバは本名を見てわかるとおり、ネット証券業界首位のSBI証券の流れをくむスマホ証券です。

流れをくむというか、完全にSBI証券のスマホ側への出先機関、であると思われます。

つまり、かつての変革者である既存のネット証券であっても、これから先のスマホ時代に対応していかなければ生き残れないということです。

SBI証券だって必死なんです。

スマホ証券は、スマホ「専用」証券へ


ワンタップバイやネオモバが、スマホ重視だけど一応申し訳程度にPCにも対応してるスマホ証券だとすれば、その先の証券会社が出てくるのは必然です。

STREAMLINE証券は、もはやスマホでしかアクセスできないスマホ専用証券です。

スマホ専用ということは、スマホ以外はバッサリ切り捨てているわけで、ついに時代もそこまで来たかって感じです。それでも商売が成り立つとソロバン勘定できたのでしょう。

きっとソロバンなんて触ったこともないような若人向けのスマホ専用証券です。

ネット証券がスマホ時代に危機感を覚える中で、時代の旗手と思われたワンタップバイでさえもスマホ証券内では古参という、この流れの速さ。おじさんにはもうついていけません。

STRAEM、投資とSNSの不幸な出会い

スマホ専用証券のSTREAMとLINE証券、どういう証券会社なのでしょうか。

さっきから言っている通りぼくは両方とも使っていないので確たることは言えないのですが、まずSTREAMはなんか、スマホ証券とSNSを組み合わせているのが大きな特徴のようですね。

つまり、取引をするたびネット上で「あの銘柄がいいよ」「参考にさせていただきます」「勉強になります」とかのやり取りが行われる算段になっているわけです。

ロクなもんじゃない!

株式投資は基本的に独りでコツコツ続けていくものです。グループで仲良くやるものじゃない。

他人に助言を求めるな、とは言いませんが、なあなあで実行される投資は悲惨だと思います。

例えるなら、うーん、日本語も満足にできないうちから英語だ中国語だと外国語教育を熱心にするようなもので、結局どこの何者なのかもわからないままになってしまう、みたいな。ちょっと違うか。

まあ、とにかくおじさんは投資×SNSと聞いて直感的に、こりゃダメだ、と思った次第です。

耳障りの良い事か、でなければ他人を攻撃する事を言うのがインターネットであると思います。そういう古いタイプの人間なのです。

すべては自己責任、LINE証券

次にLINE証券。

「スマホではじめる、おこづかい投資」ねえ? ま、いいけど。

LINE証券というか、LINEの創業者って韓国情報部の人間なんですよね。それって普通に考えてあの韓国政府とずぶずぶであるわけで、だからぼかぁLINEはちょっとなあ、怖いなあ、っていう。

LINE Pay? LINEで支払い? LINE証券? LINEで投資? 怖すぎでしょう?

LINEとは一体何のために作られたのか? ロシアや台湾ではLINEの利用は禁じられている……。

投資アプリが証券会社から独立する日

さて、ここまではスマホかPCかの違いはあってもまだ証券会社の話でした。

ここで言う証券会社とは、そこのサイトなりに行くといくつもの投資のサービスが並んでいる、あの証券会社の感じのことです。

多分ですけど、証券会社を新たに作ったり運営してくのってかなり大変なんですよ。ハードルがバカ高い。

んで、それはスマホ証券になっても変わらない。スマホ証券であっても作るのは大変なんです。

だったらもう、証券会社であることを辞めちゃうか?

ここから先出てくる奴らは、証券会社というには何か規模というか品揃えが足りてない奴らです。

それを一品に特化していると言うのか、それとも投資がただの一アプリに成り下がっていると見るかは自由です。

このスマホアプリたちは一体何者なのだろう? これで投資をしている、という意識をぼくは持てる自信がない。

トラノコ、買い物のたび「おつり」で投資


トラノコは、買い物したときなどに発生した「おつり」で投資をするアプリです。

スマホにアプリを入れて設定してやれば、買い物をするたびになんかチャリンチャリンと少しずつ「おつり」で投資してくれるんでしょうね。

投資先は「トラノコファンド」と呼ばれる自前のファンドが3種類あり、それぞれリスク別に分かれています。トラコノファンドの中身は、何のことはないETFでした。

あれですね、イメージ的には「ひふみ投信」とかの直販の投資信託にちょっと近い印象ですね。もっとふんわり、いや、こじんまりさせた感じ。

マメタス、やっぱり「おつり」で全自動ロボ投資


マメタス、これも「おつり」で投資系のアプリです。おつり多いな。

やっぱりアプリをダウンロードして「おつり」でコツコツ資産運用だそうで。

なんか「おつり」とか、「数百円から始められる本格投資」とか、言いたくないけど貧乏くさいな。日本人どんだけ貧乏なんだっていう。

この日本の終わった感。

まあいいや。マメタスの運用先は、かの有名な全自動ロボ運用WealthNavi。どうやらそこのグループのようね。

ふーん。

感想終わり。資産運用ってやっぱり自分の手でやったほうがおもしろいよね。他人任せだと、どうしても結果が思わしくないとき人のせいに……。

STOCK POINT、口座開設も本人確認も必要のない投資の始まり

それでもトラノコであれマメタスであれ(そもそもこういうネーミングがニガテ)、まだ「口座開設」をしなけれななりません。そこがギリギリ投資です。

口座開設は言っても面倒なことです。色々入力しなくちゃいけないし、マイナンバーは必要だし、ちょっとしたハードルではある。

しかし皆さん、とうとう面倒な口座開設すら必要のない投資アプリが誕生しましたよ。

その名も、STOCK POINT

STOCK POINTはアプリをダウンロードすると、現金や口座開設も必要なく「ポイント」を使って投資っぽいことができるサービスです。

本人確認も必要なく、メールアドレス一本で投資ができる……のか?

のか? というのは、このSTOCK POINT、説明を一通り読んでもどういう仕組みなのかアナログおじさんのぼくにはよくわからなかったのです。

なんというか、発想が先に行き過ぎてしまっていて、もう証券会社でこの株買おう、みたいな感じじゃないんですよね。

降参です。STOCK POINTがどういったアプリなのかは、ぜひ皆さんの目で確かめてみてください。

ぼくは、いいや。

投資アプリの時代、投資はより軽やかに

古臭い対面証券の時代からネット証券に変わり、そこからスマホ証券を経て、証券会社すら存在しない投資アプリの時代が来るかもな、とぼくは思っています。

少なくとも流れはそっちを向いている。

一つのアプリに一つのサービス。例えば、日本株ならこのアプリ、米国株ならこのアプリ。

そのアプリは当然のように無料でサクサク動き、誰でもダウンロードしたその瞬間から投資家です。

ユーザーはそのアプリが誰が作ったのか、誰が運用しているのか、そういうことは最早あまり意識しない。

友だちの、いや、SNSで知り合った人がたまたま使っていた米国株アプリがよさそうだから、その場でそっちに乗り換える、とか。

現在であれば証券会社を乗り換えるなんてそんなに簡単じゃないけど、未来ではとにかくアプリもユーザーもそして投資も軽やかなようです。

ただ、そこまで行くには越えなくてはいけない高い壁がいくつもあります。法律とか。

だから簡単じゃない。でも数々のアイディアマンたちが、あの手この手でそれに近しい未来を実現してしまうかもしれません。

そうなったら、「投資」という言葉のイメージも大きく様変わりしているかもしれませんね。

でもそんなフラットな未来が訪れても、ぼくは相変わらず古臭い「投資」をやっているんだろうなあ。

おじさんはひとり、思います。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

7件のコメント

突然ですみません…

いつも、投資について勉強させて頂いてます!
今回の投稿は私にとってタイムリーすぎる
内容でして、思わずコメントしてまいました。もちろん、他の投稿も読ませて頂いてますが、投資はド素人の私にとって内容のハードルが高く、解らない単語があれば調べて読む…の繰り返しです。

最近ですが、One Tap BUY と、楽天証券を登録しました。スマホでの登録です…(/ω\)
ですが、その後どうしたら良いかわからない自分がおります。
何か教えて頂ける事があればぜひ、アドバイスよろしくお願いします。

これからも楽しみにしてます!

どうもどうも。

完全初心者、投資はじめましての方向けの米国株投資スタートガイド、みたいな体系的な記事は、用語解説も含めて書かなきゃなとは思っているのですが……生来のサボり症がここへきて出てしまっているようです。これ以外にもやり始めて止まっているもの多数。

いつかやります!

話は変わって、ワンタップバイと楽天証券に「スマホで登録した」とは、口座開設したということですよね?

ならあとは、お金を用意して米国株を買うだけですが。

投資する銘柄は、S&P500のETFで十分です。ティッカーシンボルで言えば【SPY】【VOO】【IVV】です。

ワンタップバイならSPYだけ取り扱いがあり、楽天なら三つともあります。三つのETFの中身はどれも一緒で、どれに投資しても大差はありません。

ああ、米国株投資って簡単だネ!

たびたび失礼します。

この度は、貴重なアドバイスありがとうございます。
そうです!登録。でなく、口座開設です!
完了しています。完全初心者は、ホントに何も知らなくてお恥ずかしい…

ではでは、スタートしてみようと思います。
まずは One Tap BUYでSPYに投資してみます。
楽天証券は、(オザワークさんのようなプロの投資家の方には うわっ…こいつもかよっ!! って思われちゃうかもしれないけど)しばらくは、楽天カードで利用したポイントを投資するシステムから初めてみようと思います。ちなみに楽天カード、楽天銀行を利用することにより獲得ポイントもupするようです。
なので、慣れてきたら教えて頂いた銘柄に投資してみようと思います。
ほんとに、ほんとに、ありがとうございます!

投資家デビューおめでとうございます。

まずはやってみる。いいことですね。

でも投資というものは、ネットの広告みたいにそんなに簡単に儲かるものではありません。

ゆっくり、本当にゆっくりでいいですから、無理しない投資を心がけてください。

辛いな、と思ったら、いったん距離を置くのも全然ありです。

儲けようとか、稼ごうとか、そういうことはとりあえず脇に置いて、楽しんで細長く続けましょう。

お互いに。

ほんの少し先輩の投資家より

「こ」ですか? 本当に「こ」ですか?

わかりました。「こ」について説明しましょう。

「こ」とは、か行の5段目のひらがなです。母音は「お」。

「こ」と読む漢字としては、「子」「小」「来」「故」「個」など多数あります。

古くから「こ◯◯」というように別の単語に「こ」をつけると「小さい◯◯」「子どもの◯◯」という意味になります。

「こ」のように我々の生活に密接したひらがなの「こ」を「こ」れからも大切に使ってゆきたいですね。

以上、オザワークスでした。

笑笑笑笑笑
あれ?いつの間に(ºㅁº)!!
お忙しい中、すみません…
勉強になりました(Ŏ艸Ŏ)

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。