米国の利上げの影響で債券ETFの配当額が変化したのか、調べてみた





オザワークスです。

米国株投資家のつもりですが、なんやかんやで債券ETFもいくつも保有しているぼくです。

米国が利上げをしている中で債券ETFの配当金(分配金)はどう推移しているのだろう、とふと気になり、調べてみました。

自分の予想では、利上げしているのだから、なんか仕組みはよくわからないけれど債券(特にドル建て)のETFは配当金が増えているのではないか、です。

保有しての実感でも、ここ数年ちょっと増えているような気がします。

さあ、実際はどうでしょう?

調査対象は毎月配当型の債券ETF10銘柄

調査対象のETFは、ぼくが保有している毎月配当型の債券ETF10銘柄です。

  • 【AGG】iシェアーズ・コア米国総合債券市場
  • 【BIV】バンガード・米国中期債券
  • 【BND】バンガード・米国トータル債券市場
  • 【EMB】iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券
  • 【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債
  • 【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券
  • 【PFF】iシェアーズ米国優先株式&インカム証券
  • 【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債
  • 【TLT】iシェアーズ米国国債20年超
  • 【VCIT】バンガード・米国中期社債

そこそこみんな有名なETFだと思います。各ETFの中身詳細については各自で調べてください。ぼくはあまり調べもせずにカンで投資しています。真似してはいけません!

調査期間は、2015年1月から2019年6月現在まで。2015年12月から米国の利上げが始まりましたので、その辺りからの1株あたりの配当額の変化に注目です。

では行ってみましょう。

調査結果【AGG】【BIV】【BND】【EMB】【HYG】

【AGG】iシェアーズ・コア米国総合債券市場

債券ETFの配当は毎年1月にドタバタします。それを無視して見ると、AGGはちょっと増えている感じですね。次行きましょう。

【BIV】バンガード・米国中期債券

1月に暴れるのはBIVでも一緒。でもこちらは増えている気配がありません。水平線のように真っ直ぐスーーー、です。次。

【BND】バンガード・米国トータル債券市場

お、こちらも少し増えている気配。実感としても増えたような気がします。

【EMB】iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券

一度だけ最大震度8を計測していますが、それ以外は大人しいもんです。増えている気配なし。

【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債

ドル建て債券なのにまったく増えず。それどころかわずかに減っていないか? これはどういうことなのか。ここまでが前半戦。

調査結果【JNK】【PFF】【LQD】【TLT】【VCIT】

【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券

減っている。利上げは関係ないのだろうか?

【PFF】iシェアーズ米国優先株式&インカム証券

動きがない。まあPFFは優先「株」というものらしいから。

【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債

LQDは増えていますね。これは嬉しい。

【TLT】iシェアーズ米国国債20年超

米国国債のETFだけど変化なし。長期だから関係ないのだろうか。

【VCIT】バンガード・米国中期社債

ちょっと増えてるっぽい雰囲気か。これで終わりです。

調査結果まとめ

調査結果をまとめますと、

配当増加傾向
【AGG】iシェアーズ・コア米国総合債券市場
【BND】バンガード・米国トータル債券市場
【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債
【VCIT】バンガード・米国中期社債
変化なし
【BIV】バンガード・米国中期債券
【EMB】iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券
【PFF】iシェアーズ米国優先株式&インカム証券
【TLT】iシェアーズ米国国債20年超
配当減少傾向
【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債
【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券

という結果になりました。

調査結果から考察

増加4、変化なし4、減少2、分散しています。

調査結果から考えるに、米国の利上げと債券ETFの配当額の因果関係は……よくわからんですね、はい。

増加、変化なし、減少、その3つすべてに「米ドル建て」と名の付くETFが入っています。

うーん、もしかしたら利上げと債券の利金には何の関係もないのかも。

いや、そんなはずは……。うーむ。

結論。利上げと配当額の関連はない

ネタバラシをしますと、実はこの記事の当初の予定では、利上げの進行とともに債券ETFの「増配」も予想通り進み、ほらやっぱりネとなるはずでした。

でも利上げして配当が増えるということは、反対に利下げした場合もわかりますよね?

つい最近FRB議長のパウエルおじさんが、2019年利下げもありうる、みたいな発言をしましたからこの先の配当額は結局また戻っちゃうネッ。

というつまらないオチまで用意していたのに、実に予定が狂いました。配当額の調査にめちゃくちゃ時間がかかったのに……。

まあ、仕方ないのでこう結論づけましょう。

米国の利上げと債券ETFの配当額の関連はないです。利上げしようが利下げしようが、債券ETFの配当金はほとんど変化しません。岩のように堅いです。

銘柄によって多少増減するみたいですが、そんなの誤差の範囲みたいなものです。

言い換えれば、安心して配当金をもらい続けることはできそうです。

ポートフォリオの大半が債券ETFではさすがに退屈ですが、一家に一台くらいは債券ETFもいいのではないでしょうか。

そんなことを思いました。

おまけ。どうでもいいけど【TLT】って鼻の高い外人が泣いてる顔文字みたい。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある


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ABOUTこの記事をかいた人

なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。