保有する62銘柄の過去40年間の株価を調べたら、確かに年月とともに上がっていた。米国株は、上がる!

株価の上がる銘柄を探しているさすらいの米国株投資家、オザワークスです。

なんとか株価の上がる銘柄がわからないかなあ、と自分のポートフォリオをぼんやり眺めていたら、もしかして! とひらめきました。

30年前、40年前の株価と今の株価ってどれくらい変化しているんだろう? 上がってる? 下がってる?

早速調査しました。

この記事は2020年3月頃に作成してほったらかしになっていたものです。当時と今(2020年7月)では、自分の投資の方針が個別株投資からETFへの投資へとスライドしているので、前提が違ってきています。

このままというのももったいないので今公開します。

保有する62銘柄の株価の変遷を調べてみる

ぼくは現在、米国市場に上場する個別株を62銘柄保有しています。

はい、多過ぎです。でもそれはいいんです。

その62銘柄の昔の株価と今の株価って、どのくらい違ってどういう変化をしてきているのだろう?

と、こう思ったわけです。多種多様な62銘柄の株価の変遷を知れば、株価が上がる銘柄探しの何かヒントになるかもしれません。

で、調べてみました。

40年間の株価の変化一覧

62銘柄の1980年、1990年、2000年、2010年、2020年の株価を書き並べてみました。ただし、それほど正確ではなく、ざっくりとしたものです。

ティッカー 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年
1 T $14 $42 $26 $31
2 BBD $1 $7 $4
3 SO $3 $8 $15 $31 $47
4 CTL $7 $33 $33 $9
5 PM $48 $69
6 KMI $12
7 BP $49 $59 $18
8 HSBC $57 $51 $28
9 RDS.B $50 $59 $24
10 GSK $0.6 $13 $46 $34 $33
11 OKE $2 $3 $5 $19 $25
12 NYCB $5 $17 $10
13 BCE $8 $19 $133 $30 $36
14 CVX $8 $16 $42 $77 $69
15 LVS $15 $40
16 STX $16 $40
17 VZ $20 $42 $29 $50
18 PPL $3 $9 $10 $27 $23
19 WMB $4 $4 $27 $17 $13
20 RIO $10 $18 $48 $40
21 OXY $11 $13 $10 $79 $12
22 CNP $9 $16 $16 $14 $12
23 SJR $11 $18 $12
24 SAN $3 $11 $12 $2
25 ETR $10 $20 $23 $78 $86
26 BNS $9 $46 $37
27 KSS $51 $51 $19
28 DUK $6 $24 $50 $48 $76
29 FE $18 $38 $34
30 RY $21 $58 $59
31 GM $34 $21
32 IP $8 $24 $36 $26 $29
33 NGG $39 $54 $51
34 TPR $2 $34 $11
35 BMO $16 $48 $44
36 EXC $6 $10 $20 $44 $30
37 CM $26 $74 $55
38 F $1 $8 $25 $12 $5
39 ENB $3 $4 $23 $27
40 GRMN $9 $35 $70
41 IBM $14 $27 $115 $125 $99
42 COP $4 $9 $15 $38 $26
43 HPQ $0.8 $2 $31 $24 $14
44 CMI $3 $6 $8 $47 $131
45 MO $0.3 $3 $4 $20 $38
46 XOM $3 $11 $36 $66 $34
47 GPS $0.04 $2 $46 $19 $8
48 CAT $5 $7 $19 $54 $93
49 BTI $5 $34 $32
50 MAT $2 $4 $9 $22 $7
51 ABBV $74
52 GE $0.9 $5 $46 $16 $6
53 PFE $0.7 $2 $32 $16 $30
54 NTR $27
55 MOS $14 $55 $9
56 BAX $2 $6 $14 $31 $71
57 KHC $22
58 NOV $14 $40 $8
59 WFC $0.8 $2 $19 $28 $26
60 BHP $9 $69 $31
61 NEM $10 $41 $22 $47 $40
62 UN $0.9 $7 $16 $29 $42

データを分析する

ここからは、データの分析です。

まず、一口に62銘柄といっても中身は色々です。各銘柄ごとに企業の歴史の長さが違います。昔からおなじみの企業もあれば、まだ誕生して10年も経っていないものもあります。

考えるのは、1980年、1990年、2000年、2010年の株価と、2020年の今の株価がどちらが高いかです。上がっているかどうかです。

データをまとめると、1980年当時から株価を追跡できる銘柄は、保有する62銘柄中29銘柄。その29銘柄すべてが、1980年の株価よりも2020年の株価のほうが高くなっていました。

1990年の株価を追跡できる銘柄は、62銘柄中35銘柄。35銘柄のうち、30銘柄は2020年のほうが高く、残り5銘柄は1990年当時のほうが現在よりも株価が高いという調査結果が出ました。

考え方としてはこんな風に考えていきます。

続いて2000年。調査可能な銘柄は62銘柄中54銘柄。一気に増えました。結果は54銘柄中32銘柄が2020年のほうが株価が高く、22銘柄は2000年当時のほうが株価が高かったです。

最後に2010年。10年前です。銘柄は62銘柄中58銘柄。結果は、58銘柄のうち20銘柄が2020年のほうが株価が高く、38銘柄が2010年のほうが高い結果になりました。逆転ですね。

1980年⇒2020年へ、株価は上昇している

上の結果を表にしてみました。

1980年 1990年 2000年 2010年
2020年の
ほうが高い
29銘柄 30 32 20
2020年
より高い
0銘柄 5 22 38
2020年
の勝率
100% 85% 59% 34%

1980年から存在している銘柄は、必ず1980年より2020年現在の株価のほうが高くなっています。

1990年でそれを見てみると30:5。2020年の勝率は85%。

対2000年だと2020年の勝率は59%。2010年からだと、なんと2010年のほうが2020年よりも株価が高かった銘柄のほうが多くなってしまいます。

これは2020年のコロナショック大暴落も影響しているものと思われます。

しかし、逆の見方をすれば、コロナショックで全体的に株価が低くなってしまっている2020年と比べても、1980年や1990年の頃の株価はより低かったと言えます。

長期的に見れば、結局株価は上がっている!?

結論めいたものを少し言えば、ぼくの保有する銘柄においては、おおむね全体的に年月とともに株価は上昇していっているように見えます。

株価はときに気まぐれに上がったり下げたりします。2010年と2020年の関係がそうですね。

10年程度のスパンだと、むしろ気まぐれの影響のほうが強く出ることもある。

しかし、そうした気まぐれも20年、30年、40年と時間がたつごとに結局上昇する、という大きな流れの中に取り込まれているように見えます。

つまり、ごくごく簡単に言えば、結局株は長期的に見れば上がっていくものなのだ、と言えそうです。

いや、言ってしまっていいのか? 根拠は? 理由は?

根拠は薄弱ですが、理由ならなんとなく見当が付きます。

それはまた別の記事で。今回は、あくまでぼくの保有する62銘柄で見れば、全体的に時間とともに株価が上がっていってることが調査の結果判明した、ということです。

オザワークスでした。

2020年7月追記。
この記事で言うように、何十年というスパンで見ると株価は高確率で上がっています。だからこそ、ダウ平均などの株価指数も上昇しています。

ただ、個別株は個別株。未来永劫上がらない落ちこぼれもいる。

その落ちこぼれをうっかりつかんでしまわないために、米国株全体に投資するETFへとぼくの興味は移りました。

この記事を書いている2020年3月の時点では、米国株は長期的には上がる、だから個別株でいいじゃないか、だったのだが……。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。