オザワークスです。
GMOクリック証券のCFDで体験する米国株配当投資、続けていますよ。
毎度おなじみの配当利回りランキングです。
もくじ
CFDで米国株、配当利回りランキング2019年11月
11月 | ティッカー | 銘柄 | レバレッジ2倍 配当利回り |
金利調整額 |
1 | F | フォード・モーター | 11.76% | なし |
2 | GPS | ギャップ | 9.60% | なし |
3 | T | AT&T | 7.20% | あり |
4 | XOM | エクソン・モービル | 6.96% | あり |
5 | HAL | ハリバートン | 6.12% | なし |
6 | HPQ | HP | 5.40% | なし |
7 | GM | ゼネラルモーターズ | 4.60% | あり |
8 | PFE | ファイザー | 4.40% | あり |
9 | VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 3.96% | あり |
10 | CSCO | シスコシステムズ | 3.36% | あり |
CFDで米国株に投資するにあたっての条件など
この配当利回りランキングは、GMOクリック証券のCFDで取り扱いのある米国個別株58銘柄を母数とします。
その銘柄群に対して「投資資金1万円で約2万円分の株を買って保有した場合」(これがレバレッジ2倍)の配当利回りです。
それを「原」配当利回りとして、そこから税率10%の外国税とさらに株の保有コストである「金利調整額」の年間予想額を差し引いています。
いわば、「手取り」の配当利回りランキングです。
利回りの詳しい計算方法は、下記をあたって下さいまし。
ネットワーク機器メーカー【CSCO】シスコシステムズがランクイン
さて、ランキングのほうですが、いつも通りと言いますか、あんまり変化はありません。
先月、2019年10月の配当利回りランキング
10月 | ティッカー | 銘柄 | レバレッジ2倍 配当利回り |
金利調整額 |
1 | F | フォード・モーター | 11.76% | なし |
2 | GPS | ギャップ | 10.56% | なし |
3 | T | AT&T | 7.20% | あり |
4 | XOM | エクソン・モービル | 6.96% | あり |
5 | HAL | ハリバートン | 6.80% | なし |
6 | HPQ | HP | 6.60% | なし |
7 | GM | ゼネラルモーターズ | 4.60% | あり |
8 | PFE | ファイザー | 4.40% | あり |
9 | VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 3.96% | あり |
10 | MS | モルガンスタンレー | 3.36% | あり |
10月と比べて11月は、10位に【CSCO】シスコシステムズが配当利回り3.36%でランクインしました。ネットワーク機器で有名な会社ですね。
今買えば、シスコシステムズは配当利回り3.36%です。
ギリギリがけっぷちの高配当銘柄たち
しかし、注意点もあります。
今月ランクインしたシスコシステム、【XOM】エクソン・モービル、【HAL】ハリバートンの3銘柄は、それぞれ現在の株価よりもほんの少し上昇するだけで金利調整額が急上昇してしまいます。
金利調整額は、CFDにおける株の保有コスト。これが急上昇するということは、下手をするともらえる配当金以上に金利調整額を支払うことにもなりかねません。
シスコの現在の株価は44ドル。これがあとたった1ドル、45ドルまで上がるだけで金利調整額が爆発して、実際の配当利回りはかなり下がります。
配当利回りがマイナスということは、保有を続ければ続けるほどに投資資金を絞り取られるということです。マイナス金利みたいなものですね。
3銘柄の株価上昇により配当利回りの変化
ティッカー | 銘柄 | 現在の株価と 配当利回り |
金利調整額が 増加する株価と 配当利回り |
XOM | エクソン・モービル | $69.02 6.96% |
$70 -0.84% |
HAL | ハリバートン | $20.43 6.12% |
$21 1.44% |
CSCO | シスコシステムズ | $44.99 3.36% |
$50 1.28% |
このひどさです。ちょっと株価が上がるだけでエクソンモービルなどは、6.96%の配当利回りが一気にマイナスです。
株価の「レンジ」を意識した投資を
こういった不安定な配当を避けたければ、金利調整額が変化しない株価の「レンジ」内に上手く収まっている銘柄に投資した方がいいかもしれません。
より安定した配当狙いの投資ということです。
株価と金利調整額の関係図
株価のレンジ | 1株当たりの 年間金利調整額 |
$0~$21 | 0円 |
$21~$45 | 52円 |
$45~$70 | 104円 |
$70~ | 364円~ |
株価が70ドルを超えると世界が違いますね。ほぼどんな銘柄であっても配当金が意味をなさなくなります。
【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンや【PG】プロクター・アンド・ギャンブルなどの現物株で有名な配当銘柄が利回りランキングに入れないのは、株価が高い=金利調整額が高くなって実際の配当利回りがほぼゼロになるからです。
でも株価は上がってるからいいじゃん、のやつ
しかし、こうも考えられます。
金利調整額が増加して配当狙いの投資は無意味になるけれど、株価は上昇しているのだから資産額は増加している、と。
これはこれでもっともな意見です。
先月の利回りランキングにひょっこり入ってきた【MS】モルガンスタンレーは、先月は株価が44ドルで配当利回り3.36%でした。
これが今月は株価が48ドルと10%上昇して、配当利回りは1%台に下がっています。
配当利回りは大きく下がってランキングにも入れなくなりましたが、しかし、でも、資産価値は1ヶ月で10%上昇しています。
3.36%の配当利回りで10%の利益を出せるのには3年かかります。
さあこれはどちらが正しい投資なのでしょうか?
CFDは一粒で2度おいしい
まあ、どちらが正しいかなんて決めるのは無意味ですね。
CFDならどちらでも行ける!
これが真実です。
実際ぼくも11月のCFDでの買い付けは、もうちょっと株価が上がったら配当利回りが霧散するハリバートンでした。
株価がそのままか下がる様なら配当利回り6.12%の高配当銘柄ですし、もし株価が上がっちゃっても含み益ができるわけですからそれはそれで良し。
どっちに転んでもいいかな、とぼくは考えています。
最近思うのですが、CFDでの配当狙い投資って、単純に配当だけを目指すのではなくて、配当金も含めたトータルの結果を求めていくものなのかな、なんて。
注意! 一度支払った金利調整額は返金されない!
でも、最後にまた注意点が。(「でも」とか「しかし」が多くてごめんね)
株価が上がると金利調整額を多く支払うようになるわけですけど、株価が上がったあと下がって金利調整額もまともにもどっても、それまで支払った金利調整額を返してもらえるわけではありません。
一度取られたものは、返ってきません。
なのでCFDで株価が上がってしばらくして下がってくると、こう何とも言えないしょんぼり感があります。
この点は注意です。
いつものやつ
さて、最後にはおなじみの宣伝です。
CFDで米国株に投資するならGMOクリック証券で決まりだね!
CFD口座の開設はちょっとややこしいところがあるので、こちらの記事も参考にしてね!
オザワークスでした。
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