GMOクリック証券のCFDサービスが何故優れているのか? 他のCFD業者と比べてみた

オザワークスです。

GMOクリック証券の外国株CFDで、少額から配当狙いの投資始めようぜ!

というわけなんですが、今日はどうしてGMOクリック証券でないといかんの? との疑問にお答えしたいと思います。

結論から言いますと、いかんわけですよ。コストが高いわけですよ。消去法で、取引手数料無料&為替手数料も無料のGMOクリック証券が残るわけですよ。

そこんとこの事情をモア詳しく!

CFDで配当狙いの投資を少額でできる証券会社が激レア、という厳しい現実

まずですね、この日本国内でCFDを通して配当をもらえる銘柄に少額から投資できる証券会社が、ほとんどありません。激レアです。これは日本でのCFDの人気の無さ、知名度の無さがよく現れていますね。

FX業者は腐るほどあるのにね。

くりっく株365は必要投資金額が高すぎる

特に少額から、というのが重要です。正直、「くりっく株365」などは素性もはっきりしているしぼくもやってみたいんですけど、いかんせん必要とされる投資資金がたっかい高い。

日経225で220万円、NYダウで250万円、DAXで120万円、1番安いFTSE100でも1ポジション78万円です。いやそら、レバレッジを噛ませはしますけど、それでもハイレバは無理なんで結局手が出ないんです。くりっく株については、価格が10分の1の「ミニ版」があるといいな、と思っています。

すんません、「くりっく株365」が何か知らない人はわけわからん話でしたね。くりっく株というのは、CFDの一種でそういうものがあるのです。そこでは1株あたりの値段が高すぎて、とてもじゃないけど少額で投資なんてできない、って話でした。

DMMの株価指数CFDでは、配当金がもらえない

配当金、ないしそれに準じたなにか「株を持っているだけで定期的にもらえるお金」という要素が無い。というCFD会社も多い。

有名なところでは「DMM CFD」がそれ。DMMではCFDで「株価指数」に投資できます。日経平均、NYダウ、ナスダック100、S&P500 にそれぞれ投資できるんですが、配当はもらえません。とにかく、売り買い売り買い、取引をしてって感じです。

DMMは取引手数料は無料なんですけどね。トレーダーではなく、配当スキーのぼくには買うものがない証券会社です。

GMOクリック証券の株価指数CFDでも、案外配当金はもらえない

ちょっとだけ横道にそれるんですけど、GMOクリック証券のCFDでも、米国個別株とは別に株価指数のCFDがあります。「日本225」「米国30」「米国S500」「米国NQ100」なんてナメた名称になっています。

こいつらも、配当金(正確には権利調整額)はもらえません。もらえないというか、仕組み的に配当金が発生しないんですね。

価格調整額なるものが一応あるにはありますが、これは配当金とはまったく違う根拠から発生する調整額です。買いの場合でもマイナスがありうるので、価格調整額目当ての投資というのはちょっとやりにくそうな印象です。

ぼくもCFDのすべてを網羅しているわけではありませんが、くりっく株365以外の株価指数CFDでは、配当金は受け取れない、と考えておいたほうが良さそうです。

CFDで個別株&ETFに投資できる証券会社はたった3社だけ

CFD投資の世界で配当金かそれに似た何かを受け取るには、どうやら個別株かETFへの投資以外に道はなさそうです。

となると、国内ではほぼ3つの証券会社に絞られます。

  • GMOクリック証券
  • IG証券
  • サクソバンク証券

この3社です。もしかしたら他にもあるかもしれませんが、ちょっと知名度的に(検索的に)出てきません。

ここは、この3社で比較する、ということでご納得ください。

大本命GMOクリック証券の外国株CFD投資、の基本

まずは、トップバッターのGMOクリック証券から。この証券会社は他の記事等で散々書いているのでここでは基本だけ。

GMOクリック証券のCFDの特徴は、取引手数料無料で米国株を買える、というところにあります。取引コストがとにかく安いんですね。毎月コツコツ株を買っていくにはもってこいです。

さらに、嬉しいことに米国株に投資するのに為替手数料もありません。

ただし、取り扱う銘柄の数は少ないです。米国株59銘柄、中国株22銘柄、ETFが33銘柄だけです。

取引コストは安いんですが、株の保有コスト(金利調整額)は毎日少しずつ徴収されていきます。とはいえこれはCFDの宿命みたいなものですから、おそらく他のCFD業者も何らかの保有コストを求めてくるでしょう。あとは、それが高いか安いかです。

IG証券は驚きの取扱銘柄数、8000!

IG証券は、英国はロンドンに本部を構えるIGグループの日本法人です。要するに外資。

英国はCFD発祥の地ですからね、その実力はどんなもんか、と見てみると、取扱銘柄数は8000銘柄! 日本株を含む世界中の株式、債券、ETFなど、取引できないものはない、状態です。

日本の米国株投資家が知っているような米国銘柄はほとんど網羅。英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、と日本で現物ではなかなか拝めない銘柄を持てるのは嬉しいです。ドイツのBMWやフランスのミシュランなど。

しかし少々やりすぎの面もあって、ポーランドやルーマニアなど、誰得? っていう国の株式にも手が出せます。

IG証券は驚きの最低手数料、16.2ドル!

というふうに銘柄数がぶっ飛んでるのはいいんですが、肝心の投資コストはどうでしょう?

取引手数料は米国株では1株あたり0.0216ドルと無料ではありませんが、これは安い!

と思ったのもつかの間、次の欄を見てぼくは麦茶を吹き出しました。

最低手数料、16.2ドル。

16ドルって、現物よりたけーじゃねーか! ふざけんな!

米国株現物の取引手数料は税込みで最低5.4ドル。これではリスク張ってCFDで取引する意味がない。

加えてファンディングコストという、GMOクリック証券でいうところの金利調整額もしっかりと取られます。手抜かりなしです。

さらにIG証券では、口座に現金だけ入れて株を保有していない状態が6ヶ月続くと、月額540円の口座管理手数料まで発生し始めます。いったいどこまで金をむしり取ろうというんだ?

いくら取扱銘柄数が多くても、これではちょっと……実用には耐えられません。米国個別株の取引に関しては、スプレッド制ではなく市場価格で取引できるなど、いいところもあるのですが……。

こちらがやりたいのは、少額での配当投資。毎月毎月1万円とかでコツコツ配当株を買っていく地味な投資です。1万から2万円の株を買うのに1600円手数料を払っていてはいけません、しかも毎月です。これは無理。

16.2ドルのIG証券、ねーな!

サクソバンク証券。また外資? 嫌な予感

さあ、最後に登場するのはサクソバンク証券です。デンマークはコペンハーゲンを本拠地にするこの証券会社、言うまでもなく外資です。

もう嫌な予感しかしない。

取扱銘柄は充実の6000銘柄。だから、そんなに要るんかな、って話でさ。

この会社、投資家の熟練度によって取引コースが2つに分かれています。ベーシックコースとアドバンスコース。取引できる銘柄の数などが違います。

が、取引コースは違っても取引手数料は一緒でした。

1株あたり0.025ドルと言っておいてからの、最低手数料10ドル!

やっぱり高い!

少額から取引できるとか書いてあるけど、

嘘や!

もちろんオーバーナイト金利(金利調整額)もばっちりです。ただ、最強のIG証券と違って口座管理手数料は無料のようです。良かった良かった。

CFD業者サービス比較一覧表

この記事で名前の上がったCFD業者やサービスを一覧表にしてみました。くりっく株365はいくつかの証券会社で取り扱いがあります。ここでは代表してマネックス証券で投資した場合にしました。

GMO
クリック証券
くりっく株365
(マネックス証券)
DMM IG証券 サクソバンク証券
個別株 あり なし なし あり あり
ETF あり なし なし あり あり
株式指数 あり あり あり あり あり
レバレッジ あり あり あり あり あり
配当 あり あり なし あり あり
取引手数料 無料 1枚あたり
141円
無料 1株あたり
0.0216ドル
最低手数料
16.2ドル
1株あたり
0.025ドル
最低手数料
10ドル
1万円で
取引できる?
楽勝 不可能 不可能 実質無理 実質無理
保有コスト 金利調整額 金利相当額 スワップ金利 ファンディングコスト オーバーナイト金利

 

結論。少額でコツコツ配当投資ができるのは、GMOクリック証券だけ

最低手数料って、なんなんすかね? IG証券とサクソバンク証券を見る限り、とにかく高いレバレッジを掛けて、どんどん取引して、どんどん損してくださいね、という意図しか見えません。

いや、CFDというものがそもそも短期売買向けの仕様なんですけどね。

しかし、繰り返しますけどぼくのやりたい投資は、少額からコツコツ株を買っていってのんびり配当をもらってゆくものです。「少額」も「コツコツ買う」も「配当」も、どの要素も落とすことができません。

くりっく株365では配当はもらえますが、少額からの投資が無理でした。

DMMなどでは、株式指数CFDを取引手数料無料で買えますが、配当がありません。配当のもらえる個別株ないしETFの取扱がありません。

IG証券とサクソバンク証券は、取扱銘柄数が多くて優良な高配当銘柄も多数ありますが、残念ながら取引手数料が明らかに高いです。100万円分の株を1回だけ買うとかならまだしも、受け取る配当金より高い手数料を毎月払うことにいったい何の意味が?

そして残ったのは、そう、GMOクリック証券です。ここだけが唯一「少額」から「コツコツ買って」「配当」をもらえるCFDを提供してくれているのです。

ぼくがどうして口を酸っぱくして「少額投資ならGMOクリック証券の外国株CFDだよ!」と言っているのか、おわかりいただけたでしょう。ちゃんと理由があったんです。

ここでまた、改めて言いましょう。少額投資で配当もらうなら、GMOクリック証券の外国株CFDがおすすめです。

1000円や1万円という少額で高配当な米国株に投資できて、しかも取引手数料が無料。しかもレバレッジで配当利回りをさらに強化できる。

おまけにぼくも使ってます。

ご興味持たれた方は、こちら(↓)から詳細な解説へ進めます。

⇒GMOクリック証券公式「はじめてのCFD」

少しずつでもいいから、粘り強く投資を続けよう。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

2件のコメント

いろいろ探してやっと知りたかった記事に出合えました
そうなんです、少額コツコツ配当という目的で、
どの業者どの銘柄が残るのかというのが一番知りたかった事なんです
本当ににありがとうございました
一抹の不安としては、CFDの条件は結局一業者の胸三寸で決まるんですね
長期コツコツの結果、いきなりルール変更しますが一番こわい
そう考えると本当の安心ポジは普通株か正規ETFにしかないのかなと迷うところです

そうなんですよね。結局は相対取引。主導権は常に向う側にあるのが、CFDです。

証券会社のルール変更によって投資の見通しが崩れてしまうリスクありです。

なので、CFDはメインではなくあくまでサブとして使うのがベターでしょうね。

じゃあ、現物株は絶対に安心か、と言われれば、ぼくはそれも違うと思います。

株価の値下がりもそうですけど、意外なところで「資産課税」の恐れがあります。

資産を持っているだけで、その資産に対して課税される。最悪の税金です。

もう投資そのものすらさせてくれない。お金持ちになろうとすることすら許されない。

それで日本経済が終わろうとも、あの財務省ならやりかねません。

そうなったら、海外にでも逃げますか。

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。