オザワークスです。
年が明けると、ひたひたとあいつの足音が聞こえてきます。
そうです。確定申告です。
もうそんな時期になりましたか。めんどくせえなあ。
ぼくも確定申告で特に何かすごく難しい手続きをするわけではないんですが、ああ、考えるだけでめんどくせえ。下準備を1月からコツコツやっておかないと、さあやるぞってなったときに多段階でめんどくせえことになるってわかったのが、去年です。
だから、嫌でもやらないと。
とりあえず、今週の配当でも見て渇いた心を慰めよう。
(マネックス・特定) $16.08
【PPL】パシフィック・パワー・アンド・ライト・コーポレーション
(マネックス・特定) $17.66
【BAX】バクスター・インターナショナル
(マネックス・特定) $5.47
【SJR】ショー・コミュニケーションズ
(マネックス・特定) $3.91
【WMB】ウィリアムズ・カンパニーズ
(マネックス・特定) $17.09
【HPQ】HP
(マネックス・特定) $9.21
【T】AT&T
(GMOクリック・CFD) ¥800
【VZ】ベライゾン・コミュニケーション
(GMOクリック・CFD) ¥531
(マネックス・特定) $12.70
(SBI・NISA) $1.04
2018年1月合計 $249.41
2017年1月合計 $233.54
2016年1月合計 $161.96
2019年合計 $166.55
2018年合計 $4576.96
2017年合計 $3996.81
2016年合計 $3408.96
今まで全部合計 $16237.18
2019年CFD配当合計 ¥1619
2018年CFD配当合計 ¥9441
2017年CFD配当合計 ¥1327
今まで全部CFD配当合計 ¥12387
2019年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥0
2018年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥12
今まで全部ワンタップバイ米国株配当合計 ¥12
(マネックス・特定) 買い 30株(買い増し)
【BTI】ブリティッシュアメリカンタバコ
(マネックス・特定) 買い 50株(新規)
【SAN】サンタンデール銀行
(マネックス・特定) 買い 350株(新規)
【PM】フィリップ・モリス・インターナショナル
(マネックス・特定) 売り 20株(全部)
【PM】フィリップ・モリス・インターナショナル
(マネックス・特定) 買い 30株(新規)
【XLE】エネルギー・セレクト・セクターSPDRファンド
(SBI・NISA) 買い 17株(新規)
【RIO】リオ・ティント
(楽天・特定) 買い 10株(買い増し)
【NGG】ナショナル・グリッド
(楽天・特定) 売り 30株(全部)
【NGG】ナショナル・グリッド
(楽天・特定) 買い 30株(全部)
【SPY】SPDR S&P500
(ワンタップバイ・特定) 買い 0.04株(1000円分買い増し)
【F】フォード・モーター
(GMOクリック・CFD) 買い 22株(買い増し)
もくじ
特定口座を利用していれば確定申告は必要ない。けれど……
年が明けて確定申告が近付いてまいりました。確定申告本編のことは別途記事にするとして(申告自体がまだできないし)、今回は下準備を紹介します。
ぼくの米国株投資は、そのほとんどが特定口座で行われています。特定口座とは、投資家の代わりに証券会社が、税金の計算から納税まで全自動でやってくれる大変便利な制度のことです。
特定口座で運用する分に関しては、基本的に確定申告は必要ありません。必要ないというだけでやればできるんですが、面倒な人は「やらない」というのも、それはひとつの考え方でしょう。
ただ、やる意味はあります。
外国税額控除は、やったほうがいい
これはあまり知られていないことですが、米国株を含む外国株に投資していると、その配当金には2種類の税金がかかってきます。外国株の現地(海外)で徴収される「外国税」と、日本国内で徴収される「国内税」です。
1回配当金を受け取るたびに、2回税金を取られているということです。
実はこの「2重課税」の状態は、本来的にはあってはならないことのようで、故に海外で取られる分に関しては、「外国税額控除」という税金の減免制度があります。つまり、外国税額控除を利用すれば、海外で払った分の税金は還ってきます。
ただこれ、自分で確定申告をして自分で控除の申請もしないと、税金は還してもらえません。特定口座でそのまま知らずに放ったらかしにしてると、ずっと2重課税のままということです。
なので、特定口座でも確定申告をする意味はあるのですね。米国株投資家であれば、外国税額控除は是非とも抑えておきたいポイントです。
外国税額控除の下準備。配当額と支払った税額を国ごとにまとめる
外国税額控除の下準備として、受け取った配当額と支払った税額を国ごとにまとめておく、という作業が必要です。ぼくはこれを去年サボっていたせいで、あとで大変な目に会いました。
使うのは、証券会社が年明けすぐに作成してくれる「特定口座年間取引報告書」です。これは、1年間いくら儲けていくら損していくら配当をもらったのかが、細かく書いてあるものです。
これを見ながら世の投資家たちは、今年も確定申告に勤しむわけですね。
で、その下準備なんですが、この特定口座年間取引報告書には、どの銘柄からいくら配当をもらっていくら税金を払ったかが、なんと配当入金の1回1回ずつ詳細に記載されています。
問題なのは、記載が細かいのは良いんですけど、「外国株」という大雑把な括りで一覧にしてくれていることなんです。
外国税額控除の申請には、受け取った配当額と支払った税額の合計が、国ごとにそれぞれ必要になります。外国株といってもいろいろありますからね。米国株、英国株、カナダ、スペイン……それぞれでまとめなければいけない。
一方、特定口座報告書のほうは、どの国籍の銘柄の配当もごちゃ混ぜの一覧表でしかありません。
ここの仕分けまとめ作業がまず地獄なんですよね。
過度に分散投資したツケが
もし米国籍の企業のみか、もしくはETFのみに投資している方がいらっしゃるとすれば(そういう方が大多数だと思うけど)、なんにも計算する必要はありません。報告書にある「全体の」数字を丸写しすればいいだけです。
それができないのが、あちこち世界各国をつまみ食いしてしまっている、愚かな投資家たちです。それも保有銘柄が80銘柄とかに達している輩は、まずここで死にます。
ぼくが2018年に配当金を受け取った回数は、のべ496回に及びます。そのすべてで税金の支払いが発生しています。
ぼくが保有する銘柄の国籍は、
- 米国
- 英国
- オランダ
- カナダ
- アイルランド
- ブラジル
- スペイン
- スイス
- 南アフリカ
以上、9カ国に渡ります。
つまり、496回の税の支払いを9カ国の国ごとにまとめて計算し直す、という無間地獄とも思える作業が待っているわけですね。楽しいな!
まとめ。分散投資も程々にしよう!
まとめです。
外国株投資は、配当金に2重課税されています。確定申告の際に外国税額控除の制度を利用すれば、海外で払った分の税金は還ってきます。国内税についても、適度に損出しを行うことで回避できます。
ちなみに、NISA口座で保有する分については、元から国内税のほうは非課税になっているので2重課税には該当せず、外国税額控除は利用できません。NISAでは、外国税は払いっぱなしです。
ああ、外国税のまとめ作業が楽しみだ。楽しみすぎて今年も後回しにしてしまいそうだ。
皆様も分散投資のしすぎにはご注意を。オザワークスでした。
(マネックス・特定) $12.12
【GPS】ギャップ
(GMOクリック・CFD) ¥288