オザワークスです。
GMOクリック証券でできるCFDの米国個別株投資の配当利回りランキングです。
2020年5月現在です。
もくじ
CFDで米国株、配当利回りランキング2020年5月
5月 | シンボル | 銘柄 | 5月レバ2倍 配当利回り |
4月レバ2倍 配当利回り |
1 | T | AT&T | 12.24% | 12.24% |
2 | XOM | エクソン・モービル | 11.36% | 11.68% |
3 | HAL | ハリバートン | 10.88% | 14.28% |
4 | CVX | シェブロン | 7.84% | 8.12% |
5 | HPQ | HP | 7.68% | 7.68% |
6 | PFE | ファイザー | 7.20% | 7.40% |
7 | MS | モルガン・スタンレー | 6.60% | 4.00% |
8 | CAT | キャタピラー | 5.84% | 2.72% |
9 | C | シティグループ | 5.76% | 5.76% |
10 | VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 5.64% | 5.64% |
11 | BAC | バンク・オブ・アメリカ | 5.44% | 5.44% |
12 | AFL | アフラック | 5.20% | 5.50% |
12 | IBM | IBM | 5.20% | 2.77% |
14 | JPM | JPモルガン・チェース | 4.80% | 4.80% |
15 | KO | コカコーラ | 4.00% | 4.00% |
16 | RTX | レイセオン・テクノロジーズ | 3.84% | |
17 | CSCO | シスコシステムズ | 3.36% | 3.36% |
18 | MRK | メルク | 2.56% | 2.74% |
19 | DD | デュポン | 2.40% | 2.56% |
20 | INTC | インテル | 2.16% | 2.16% |
21 | MMM | 3M | 2.00% | 2.00% |
この配当利回りランキングは、CFDでレバレッジ2倍で投資した場合のランキングです。支払う金利調整額の予想額を差し引いた上での利回りとなっています。
投資条件と詳しい配当利回りの計算方法はこちらの記事から。
米国株はまだまだセール中
配当利回りが2%以上で買える銘柄が先月(4月)に続いて21銘柄と、まだまだ米国株はお買い得期間であると思われます。
コロナショックの起こる直前、株価の高かった1月だと利回り2%以上の銘柄は9銘柄しかありませんでした。
今後は株価が戻ると予想できるため、相対的に配当利回りが低下してこの銘柄数は減っていくと思います。
とはいえ、いつまた暴落するとも限らないのが株式相場です。ペースを変えずにコツコツ投資していくのが吉でしょう。
【CAT】キャタピラーの利回りが1ヶ月で2倍強になる
今月のピックアップは、8位の【CAT】キャタピラーです。
皆さんご存じの世界的建機メーカー・キャタピラーですが、4月の配当利回りが2.72%だったのに5月は倍以上の5.84%まで跳ね上がっています。
これにはどういう事情があるのか?
増配したから? それとも株価が暴落したから? いいえ、違います。
4月⇒5月のキャタピラーの利回りの大幅な変動は、ズバリ金利調整額の変化によるものです。
CFDの金利調整額がLIBORに依存していることは以前に記事にしました。
そして今回、キャタピラーの株価が4月に比べて5月はほんの少し下がっていました。
このほんの少しの株価の下げが、大幅な金利調整額の低下を招き、結果として配当利回りが激増した真相です。
キャタピラーが高配当~低配当を移ろう理由
CFDで株を買って保有していると、金利調整額といういわば株の保管料を定期的に取られます。
せっかく配当金が入って来ても金利調整額が出ていくので、「実質的な配当額」は目減りします。
その金利調整額は、銘柄ごとの株価に依存します。
一覧表にすると以下の通りです。
株価 | 金利調整額 (年間) |
~38ドル | 0円 |
38ドル~74ドル | 52円 |
74ドル~112ドル | 104円 |
112ドル~ | 364円~ |
株価が38ドル以下の銘柄は、保有していても金利調整額が発生しないため、入金した配当金はまるまる自分のものです。
ところが、それ以上に株価が上がると金利調整額を投資家の側が支払わなければならなくなり、配当金の手取りが減ります。
特に顕著なのが株価が112ドル近辺以上になってからです。金利調整額がそれまでと比べて一気に3倍強へと跳ね上がります。
高配当で有名な【PG】プロクター・アンド・ギャンブルや【PEP】ペプシコなどが配当利回りランキングに入れないのは、配当金が金利調整額でほとんど帳消しにされてしまうからです。
そしてキャタピラーですが、この4月から5月の1ヶ月ほどは、株価が120ドル~110ドルの間を行ったり来たりしています。
株価が120ドルだと金利調整額が猛烈に高くなり低配当に、株価が110ドル台前半だと金利調整額が下がって途端に高配当に。
キャタピラーは株価的にちょうど狭間に位置してしまっている銘柄なのです。
なので、あるときは低配当でも、その翌日にはいきなり配当利回りが2倍になったりする。株価としてはほんの数%しか動いていないのに。
「配当利回り」は友だちじゃない!
キャタピラーのように高配当~低配当を移ろう銘柄が表れてしまうことは、配当利回りを独自に計算するぼくのようなものにとっては、それなりに頭を悩ませることです。
ただ、他にやりようがない。
現在の株価がこうだからこの銘柄が1年間に支払う金利調整額はこうだ、その結果実質的な配当利回りはこうだ、と仮定の上で計算するしかないのが現実です。
絶対に株価というものは動いてしまうのだから、それに伴って金利調整額も変わってしまうのに、です。
それが、(予想)配当利回りというものです。
視点を変えてみると、CFDだけでなく現物株の配当利回りも同じ理屈の上に作られた「虚像」とまでは言いませんが、あくまで予想の数字でしかないことがわかります。
証券会社で表示される「配当利回り3%」という数字を見た瞬間にぼくのような単純な人間は、100万円投資してもう3万円の配当金をもらったかのように錯覚してしまいます。
が、表示された「配当利回り3%」という数字は、あくまて「今この株を買ったら3%」というだけです。
毎月10万円ずつこの株を買っても、「配当利回り3%」には絶対になりません。
何故なら、株価は日々動いてその時々の配当利回りは変わってしまうからです。
「配当利回り」という魔法の言葉に早とちりしないように気を付けましょう。
さて、いつもの宣伝です。
今回はシンプルに、CFDで米国株投資するならGMOクリック証券!
GMOさん、バナーのデザインにもう少しバリエーションが欲しいのです。
オザワークスでした。
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