オザワークスです。
GMOクリック証券のCFDでも投資できる米国株。SBIやマネックス、楽天証券だけじゃないぞ!
ということで、CFDで投資する米国株の配当利回りランキング2019年5月号です。
もくじ
CFDで米国株、配当利回りランキング5月号
銘柄 | 大体2万円で 買える株数 |
税引き後の 年間配当額 A |
年間の 金利調整額 B |
手取りの 配当額 A-B |
レバレッジ 2倍 配当利回り |
|
1 | F・フォード | 18株 | 1008円 | 0円 | 1008円 | 10.08% |
2 | T・AT&T | 6株 | 1224円 | 312円 | 912円 | 9.12% |
3 | HPQ・HP | 10株 | 600円 | 0円 | 600円 | 6.00% |
4 | GM・GM | 5株 | 760円 | 260円 | 500円 | 5.00% |
5 | VZ・ベライゾン | 3株 | 732円 | 312円 | 420円 | 4.20% |
6 | GPS・ギャップ | 8株 | 800円 | 416円 | 384円 | 3.84% |
7 | PFE・ファイザー | 4株 | 560円 | 208円 | 352円 | 3.52% |
8 | KO・コカコーラ | 4株 | 640円 | 416円 | 224円 | 2.24% |
レバレッジ2倍の配当利回りとは?
上のランキングの配当利回りは、1万円の自己資金で2万円分の株を買う投資をした場合の配当利回りです。自己資金以上の額の取引をする投資、そういうのをレバレッジと言います。
さらに、このランキングでは金利調整額を計算に入れています。金利調整額は、CFDで株を保有するときに掛かってしまうコストです。これを差し引いてこその本当の配当利回りです。
故に、PGやXOMやIBMなど、高配当銘柄の代表格が軒並みランク外となります。あれらは皆金利調整額が高く、差し引くと配当金がなくなってしまうからです。
米国株の現物には金利調整額などという概念はありませんから、ここ注意です。
ランキング1位、ついに交代か?
さて、真面目にランキングを見ていくと、配当利回り1位の【F】フォード・モーターと2位の【T】AT&Tが、それぞれ10.08%と9.12%と利回りが接近しています。
これは今までなかった現象で、もしかしたらAT&Tが1位の座を奪う日が来るのかもしれません。
このようになっている理由は、フォードの株価がここのところ上昇して相対的に配当利回りが落ちていること。もう一方のAT&Tは逆で、株価が落ちて利回りは上がっています。
ではそうなった原因は?
知りません。株価なんて勝手に動くものです。気にしたら負けです。
どっちも高配当なんだからいいじゃありませんか。
HPの配当利回りが6%。強い
ランキングを下に行くと、3位に【HPQ】HPがいます。配当利回りは6%とこれも強力。HPも最近株価が下がって利回りが上昇した銘柄のひとつです。
しかし、株価が下がることで得られるメリットは、単純な配当利回りの高まりだけではありません。
金利調整額です。実は金利調整額の数字は銘柄の株価によって決まっているので、株価が一定の水準以下になるとそもそも金利調整額が発生しなくなります。
これが大きい。
水準というのが大体21ドル近辺なんですが、HPの株価がそれ以下になったことで金利調整額の存在が消えて、実質的な配当利回りが6%と跳ね上がりました。
金利調整額があった頃は、2%台半ばだったものが、です。
ファイザーは高配当に戻ったけど……
同じように株価が下がると同時に金利調整額も下がる恩恵を受けたのが、ランク外から今回7位に復帰した【PFE】ファイザーです。
ファイザーは、21ドル以上で発生した金利調整額が増えてしまう、41ドルの「第2の水準」を下回りました。そのため配当利回りが3.52%となんとか高配当を名乗れるようになりました。
よくぞこの高配当クラブへと帰ってきた、と言いたいです。
ただ、注意が必要なのが、株価が41ドルをちょっと超えたら金利調整額がズンと増えるのに、現在の株価は40ドルであるという点です。
そうです。ギリギリなんですよ。ギリギリなので、ああ高配当いいじゃん、て買った直後に株価が上がり、金利調整額によって利回り1.5%に逆戻り、ということがあります。
そうなると単なる低配当銘柄になってしまうので、購入検討の方は注意です。
ぼくはつい先日、39ドルでファイザーを買い増ししてしまい、内心やっちまったかなあ、と思っていたりします。
今後のギャップの「下げ」に期待
金利調整額のカラミで言えば、利回りランキング6位の【GPS】ギャップも面白い存在です。
コイツは先のHPの後を追うように株価を下げており、現在22ドル。今はまだ金利調整額が発生してしまう水準ですが、これが21ドルを割り込むと金利調整額ナシに。スターを取ったマリオ状態になります。
金利調整額アリでの配当利回り3.84%が、金利調整額ナシで8%とバケモノ級に変貌を遂げます。
下がってから買いたいですね。
ちなみに、株価は下げているので、以前からのホルダーは泣いております。ぼくも30ドルでギャップに投資し始めているので、22ドルと約3分の1が溶けてしまっている現状は……。
ギャップだけに、すごいギャップだ!
はい。見なかったことにしてください。
金利調整額が消えればもらえる配当はぐんと増えるので、まあ、長期でお付き合いしましょう。そのうちいいこともあるさ。
CFDでの米国株投資の現状
CFDでの米国株投資の現状をまとめると、様々な要因で相場がギクシャクし始めており、その中で株価の下がった銘柄は配当利回りが上昇している。
もらえる配当金が増えるのは良いことだが、同時に株価も落ちているのだから、ロスカットレートには手厚い注意が必要。
高い利回りを追い求めすぎず、バランス感覚重視、末永く配当をもらっていける手堅い投資を心がけたいですね。
この記事で挙げた銘柄は、高配当だとか低配当だとかゴチャゴチャ言ってますけど、どれも簡単には潰れそうもない巨大な会社です。この点、重要ですよ。
CFDなんてものは、所詮は現在の株価とロスカットレートの間をフラフラと彷徨う、ウスバカゲロウのようなものなのですから。
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薄莫迦下郎のオザワークスは、GMOクリック証券のCFDで米国株に配当目当ての長期投資をしています。
力まず焦らず、のんびり米国株投資しましょ。
GMOクリック証券のCFDの詳細はこちら↓から。
しっかし、GMOクリック証券の配当利回りの表示はホント不正確。ヒドイもんだ。
オザワークスでした。
ぼくのCFDでの運用状態です。
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