投資家の人格を完全に否定する投資法、「ドルコスト平均法」とは何か?





オザワークスです。

株や通貨などの投資商品の買い付け手法の一つに「ドルコスト平均法」というものがあります。

毎週や毎月など、一定の間隔で一定の金額を投資し続ける投資の手法です。

今回は、「ドルコスト平均法」を解説します。

ドルコスト平均法ってどんなもの?

ドルコスト平均法は上で書いたように、定期的に一定額の株や通貨などの投資商品を買う投資法です。

「株や通貨などの投資商品」と書くのが面倒なので、以後は話を米国株の買い付けに限定します。

株価は日々上がったり下がったりしますが、そんなものはすべて無視して、定期的に株を買うのがドルコスト平均法です。株が高くても安くても買うのです。

さらに、たまたま株が安かったとしてもいつもより多く買ってはいけません。株を買う金額も、株が高くても安くても同じです。

一定の周期で一定の金額を米国株に投じる。まるで機械のように投資していくのがドルコスト平均法です。

なんで「ドルコスト平均法」などという名前なのかは知りません。もっとシンプルな名前にしてほしいです。連呼するので……。

株が下がってもビビらず買えるメリット

ドルコスト平均法の効果はいくつかあります。

まず、定期的に機械的に買い付けるので、株が下がったときでもビビらずに買うことができます。

株価が下落すると人間はビビって、下がった理由やらをアレやコレやと見つけ出し、結局更なる下落を怖がって株を買えなかったりします。

ドルコスト平均法では、定期的機械的に株を買うことは絶対のルールであるため、下落時の買い逃しがありません。

さらに、株が下がったときでもビビって買い付ける金額を減らすことができないため、株が下がったときはそれだけ多くの株を買えることになります。お得ですね。

ただし、株価がどんどん下がり続けていく場合でも定期的に買っていかなければいけないので、本当にお得かどうかは後の歴史家が判断してくれるでしょう。

株が高くても買わなければならないジレンマ

ドルコスト平均法の弱点というか、ちょっとな~と思うのが、株が上がったときでもきっちり同じ金額分買わなければならない点です。

下がろうが上がろうが、定期的に同じ金額だけ株を買う。ドルコスト平均法は絶対です。

こちらも、もし株が下がらずに上がり続けたら、定期的に高い株をちょっとずつ買うことになってしまいます。高いものを高い時にわざわざ買う。これはどうなのか。

ドルコスト平均法のリターンは「平均的」

ドルコスト平均法は、名前の通り「平均的」な結果しかもたらしません。

株が安い時も高い時も同じ額しか投資しないので、大損もしなければ大儲けもありません。平均です。

ただ結果が平均であっても、そもそも投資をしないのと比べたらもちろん雲泥の差になります。

ドルコスト平均法は、誰にでもできます。ただ定期的に株を買うだけなので、まったくテクニックのいらない投資法です。考える必要も悩む必要もありません。

あーだこーだと悩むことがないので、投資初心者向けです。投資を続けやすいのもドルコスト平均法の大きなメリットです。

ドルコスト平均法は、当然短期投資には向きません。長期投資でこそ意味のあるものとなります。

ドルコスト平均法が生まれた背景は、投資家の脆弱な精神

ドルコスト平均法が生まれた背景をぼくは知りませんが、恐らく株価の上下に投資行動を左右されてしまう人間の脆弱な精神を否定する形で発生したのだと思います。

人間は弱い生き物です。ブログですら毎日更新しようと決めても3日も続きません。お金が絡む投資ならなおさらのこと。

投資家は、自分で決めた投資の予定をほとんどの場合実行できません。

株価が下がったら自分は喜んで株を買い増しするぞ、と思っていても実際そうなるとビビって手が動きません。もっともっと下がるかもしれないと思ってしまうからです。

株価が上がったときは、ここで買ったらもったいないんじゃないか? よし次に下がったときに必ず買おう。

で、結局買わなかったりします。投資家はすぐに自分を裏切ります。

もしかしたら投資の一番の敵は、弱っちい自分なのかもしれません。

投資家の人格を否定するドルコスト平均法

ドルコスト平均法は違います。機械的にプログラム的にただただ株を買って行く。行かざるを得ない。

投資家の弱い弱い心を補ってくれるのがドルコスト平均法なのです。ありがたいものです。

しかし見方を変えれば、投資家はドルコスト平均法という名のベルトコンベアーに組み込まれた工作機械にすぎません。

ドルコスト平均法は、投資家の人格を完全に否定しています。投資家に考える頭や感じる心など要らない、と言っています。

そこまで投資にとって投資家は不必要なんですね。

初心者はまずドルコスト平均法で

なーんて、怖いことを言いましたけど、実際ドルコスト平均法は使えます。というより、他に良い手がないのです。

だって、株が下がったとして、その銘柄が本当に割安か正しく判断できますか?

逆に、今株が高いなあ、と感じたとしてそれは本当に高いのか?

結局人間には未来の株価がどうなるのかなんてわかりません。その場その場に応じた正しい行動なんてとれないんです。

だったら考えるのを辞めて機械的に投資する、というのはぼくには一定の合理性があるように思えます。

良い手がないから、というより良い手が人間ごときには見えないから、消去法でドルコスト平均法になる。

正直、大損することが少なくなるので、投資を続けやすい、というのもかなりデカいです。

初心者はまずやってみるべき投資法であると思われるのが、ドルコスト平均法です。

以上、オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある


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ABOUTこの記事をかいた人

なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。