SBIハイブリッド預金 vs 楽天銀行マネーブリッジ どっちがお得か?

オザワークスです。

住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と楽天銀行のマネーブリッジ、どちらも証券口座と銀行口座を連携させるサービスですが、どちらが優れているのでしょうか。考えてみました。

証券・銀行連携サービスとはどういうもの?

住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と楽天銀行のマネーブリッジは、ほとんど同じようなサービスです。

⇒住信SBIネット銀行公式「SBIハイブリッド預金」

⇒楽天銀行公式「マネーブリッジ(銀行口座・証券口座連携サービス)」

ネット証券に証券口座があり、ネット銀行に銀行口座がある。

同じ企業グループ内でネット証券とネット銀行を両方とも運営していれば、ネット銀行からネット証券へいちいち資金を振り込んだりするのは手間だし無駄が多い。

そうだ。証券口座と銀行口座を連結しておけば、自動的に残高が共有されて無駄がなくなるし便利。

これが、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と楽天銀行のマネーブリッジの大枠です。

住信SBIネット銀行は同じSBIグループのSBI証券とくっついてSBIハイブリッド預金を名乗り、楽天銀行は楽天証券との間でマネーブリッジというサービスを展開しています。

証券・銀行連携サービスの使い方と特徴

2つの証券・銀行連結サービスの使い方はこうです。

まず、それぞれの証券口座と銀行口座を開いておく必要があります。

その上で連結サービスの申し込みをして、楽天のマネーブリッジの場合は申し込みをした時点で楽天銀行の預金残高が楽天証券での投資資金として反映されます。

SBIハイブリッド預金の場合は、サービスの申し込みをすると、住信SBIネット銀行の普通預金口座とは別にSBIハイブリッド預金口座が住信SBIネット銀行内に作られます。

そのSBIハイブリッド預金口座にお金を移してあげると、SBI証券での買い付け余力にSBIハイブリッド預金口座の残高が反映される仕組みです。

イメージとしては、楽天のマネーブリッジは証券と銀行の2つの口座が直にくっついた感じ。

SBIのほうは、証券と銀行の間にもう1つハイブリッド口座を作って、ハイブリッド口座を接点にして3つの口座がつながっている感じです。

当然ながら、マネーブリッジもハイブリッド口座もそれぞれでお金を何度動かしても手数料等はかかりません。

また、対応している通貨は日本円のみです。外貨は未対応です。

預金金利なら楽天マネーブリッジに軍配

2つとも同じような機能のサービスなので比べる点はただ1つ。

預金金利です。

ハイブリッド預金もマネーブリッジも、どちらも通常の預金金利よりも高い金利が設定されています。

マネーブリッジは申し込みをした時点で楽天銀行普通預金の金利が通常よりも上がり、ハイブリッド預金はハイブリッド口座の金利が住信SBIネット銀行の普通預金の金利よりも高いです。

では比べてみましょう。SBIハイブリッド預金と楽天マネーブリッジ、どちらの預金金利が高いのか。

どん!

  預金金利(年)
SBIハイブリッド預金 0.01%
楽天マネーブリッジ 0.10%
住信SBIネット銀行
普通預金
0.001%
楽天銀行普通預金 0.02%

はい、マネーブリッジの勝ち~!

それも10倍の差をつけてでした。

預金金利のデータは2021年4月の時点です。

どっちにしろ預金金利なんかに期待するようなサービスではない

金利対決は楽天マネーブリッジの勝ちで決まりました。

では、SBIのハイブリッド預金よりもマネーブリッジのほうが優れているのでしょうか。

ぼくはそうは思いません。

そりゃあ、金利では確かにマネーブリッジが勝っていますよ。

ただ、0.1とか、0.01とか、どちらにしたってそもそもあってないようなものです。たとえ10倍の差があっても。

1億円預けているとかだったら多少は違ってきますよ。

ただ、そんなやつはほとんどいない。

100万円預けたって、0.01%で100円。0.1%で1000円の利息です。1年間でです。

体感的にはほぼ一緒。利息はないに等しい。

SBIハイブリッドも楽天マネーブリッジも証券口座と銀行口座をスムーズにつなげるという機能はぼくも一定程度評価しますが、預金金利を期待するようなサービスではありません。どちらもほぼゼロです。

つまり、証券・銀行連携サービスはどちらにしても資産の運用にはなりえません。

確実に、米国株投資 > 銀行預金

では、何なら資産の運用にぴったりなの? と問われれば、そりゃあ米国株投資ですよ、と答えなければいけませんね。

安定した経済成長が今後とも長く続くであろう米国経済に広く分散的に投資する。

具体的には米国の有力な企業に幅広く投資できる米国株ETFですね。これをコツコツ買う。

そうすれば、0.01だの0.01だのそんなあってないような利回りではなく、本当のリターンが得られます。

そりゃあ株ですから、ときには下がることもありますよ。

しかし、人類と資本主義が終わらない限り経済は結局成長して、株価も成長します。

ヒトは、より豊かに便利に暮らしたい生き物なのです。

銀行預金なんかよりも米国株投資のが筋がいいと、ぼくはそう思います。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。