10月28日、楽天証券で楽天ポイントを使って日本株が買えるサービスがスタート! 米国株はいつ?

オザワークスです。

2019年10月28日より、楽天証券で楽天スーパーポイントを日本株への投資に使えるようになります。

とうとう楽天ポイントで株が買えるようになるのです。

⇒楽天証券・ポイントで株投資はじまる!(10月28日から)

10月28日ってぼくの誕生日の翌日じゃん。

ま、それはいいとして、とうとうポイント投資が日本株解禁となってしまいました。

日本株はともかく、ぼくが気になるのはやっぱり米国株のほう。

将来の米国株のポイント投資……どうなるのかなあ?

その辺も含めて少し考えてみました。

10月28日、楽天ポイントで株投資、解禁

楽天証券の発表によると、2019年10月28日より、楽天スーパーポイントで日本株と国内ETFの買い付けが行えるようになるそうです。

⇒楽天証券・ポイントで株投資はじまる!(10月28日から)

これは画期的なサービスです。とうとうお金ではないポイントで株が買えるようになるからです。

こんな時代が来るなんて、おじさん思ってもみませんでした。

では、ポイントで株投資のサービスの詳細を少し見てみましょう。

ポイント投資の仕組みはちょいムズイ

楽天スーパーポイントを使って日本株と国内ETFに投資できるわけですが、ちょっと仕組みはわかりにくいです。

まず、ポイントの使い方を3つのコースから選ぶようですね。「すべて使う」「毎日上限◯◯ポイント」「毎月上限◯◯ポイント」の3つです。

3つのコースの中身は何やらぼくには難しくてよくわかりませんでした。テヘ。

まあわかったのは、今あるポイントを使いたいだけさっと使えるような簡単なものではないということです。ちょっと仕組みがややこしい。もっと簡単にすりゃあいいのに。

注意点。ポイントと同額の現金がないと株取引できない

株の購入代金+取引手数料をポイントだけですべて賄うことは可能です。

ですが、注意点として、保有するポイントとは別に注文時には購入代金+手数料分の現金が必要になります。

結局注文時にはそのまんま現金が要るのです。完全にポイントだけの投資にはなっていませんね。

ポイントで株の買い注文を出すと、ポイントと同時に同額の現金も拘束されます。

で、株の受け渡し日に拘束されていた現金だけが戻ってくる仕組みです。

これはつまり、現金が担保になっているわけですね。

なんかちょっとダルい仕組みになっていますね。現金を担保にせにゃならんとは、楽天ポイントってセキュリティーでも甘いんですかね? よく知らんけど。

ポイントという「身分」の限界を感じるなあ。

ちょっと使いにくいも、画期的なサービス

他には、ポイントの利用可能上限は1日50万ポイントで、月の上限も50万ポイントです。

NISA口座での買い付けにもポイントは利用可能。ただし、何故かジュニアNISA口座ではポイントは使えないそうです。

さて、いろいろ特徴を上げました。このサービス、ちょっと使いにくさを感じますが、やはり画期的なことだなとは思います。さすがは楽天といったところです。

だって、楽天ポイントで株を買っちゃうんですよ? すごいねえ。

お金ではない楽天ポイントで株が買える理由

ところで、楽天ポイントで一体どうして株が買えるんでしょうね?

いや、だって、ポイントって所詮はお金じゃないじゃないですか。

株取引のシステムってガチガチの真面目でまったく融通の利かない現金至上主義ですから、ポイントなんていうあやふやなものは絶対に認めるはずがないんです。

ていうか、認めちゃいけません。今も昔もこれからも株を買えるのは政府謹製の現金のみです。

もしも楽天が発行できる楽天ポイントで楽天の株をバカバカ買えたら、何かおかしいでしょ?

というわけで、楽天グループのどこかで楽天ポイントを現金に変換する仕事があるはずです。

それを楽天証券がしているのか、それはわかりません。ですが、広い楽天の必ずどこかで日夜ポイントを日本円に換えているはずです。そうじゃないと成り立たない。

ぼくたちがポイントで株を買ったり普通の買い物をしたりするたびに、楽天の金庫からお金が減っていきます。

まるで為替のようですね。ぼくたちは日々ポイントを使うことによって楽天に対して売りアタックを仕掛けているのです。

対して楽天は1ポイント=1円の為替レートを守るために、必死に外貨(この場合は日本円)を使って楽天ポイントを買い支えます。まさにどこかの為替操作国のよう。

1ポイント=1円のレートが食い破られるとき、つまり楽天ポイントの暴落が起こったときが楽天の終わりかも。

楽天を潰す方法思いついた

あ、楽天の潰し方思いついた。

日本全国の楽天ポイント保有者が、ある日ある時全員が一斉に手持ちの楽天ポイントをすべて使う。

そしたらきっと楽天の金庫は空っぽになり、楽天ポイントは暴落、次いで楽天政府は財政破綻して、楽天ポイントなるものは消える。

世界でたびたび起こっていることですね。紙くずになってしまった楽天ポイントを握りしめて、ぼくたちは何を思うのか。

そんな、楽しい、想像。

日本株解禁で米国株も十分可能であると確信

さてと、おふざけはここまでにして、ここからは米国株投資とポイントについて真面目に考えちゃうよ!

いやいや、考えてみたいと思います。

米国株投資をポイントでできる日が来るか、これは来ると思います。

今回日本株が解禁になったことで、確信しました。

むしろぼくはもっと時間がかかるんじゃないのかと思っていたんですけどね、意外と早く実現するかもしれませんね。

確か2017年の夏くらいですよね、楽天証券でポイントで投資信託が買えるようになったのは。

あれにも驚きましたけど、そこから2年で国内株までもって行くとはね。早い。

2021年、米国株のポイント投資解禁か!?

と、いうことは、ここから2年後、2021年夏ごろに米国株のポイント投資解禁!? なのかもしれません。

可能性はあります。証券会社はもちろん楽天証券ですね。

そのころには「ポイント投資といえば楽天証券」というイメージが確立しているかもしれません。

「ポイントでのみ投資する」への違和感

ただ、ぼくはポイントで投資することについて、そもそもちょっと違和感があります。

普段の買い物等で得たポイントで株式投資する。それはポイントの使い方の一つとしていいんですけど、選択肢があることはいいことなんですけど、何かが違う。

誰が言ったか「ポイント投資は現金を使わないから、損をしても気にならない」などという言葉も気に食わない。

そこの感覚が決定的に違う。

もとから身銭を切って投資している人が、ポイント投資もやってみよう。これならわかる。どうぞやってください。

だけど、損したくないからポイントでのみ投資します。これはどうだろう。

いや、別に何を使ってどういう投資をするかなんて人それぞれだと思います。

けど、ポイントだけで投資してます、ポイント投資しかしたことありません、なんていう投資家が増えたりしたら、ぼくは嫌だ。

ぼく「あ、投資されているんですか?」

投資家P「あ、そちらも? どのポイントで投資してるんですか?」

とか平気で聞かれる時代になってしまったらぼくは嫌だなあ。

投資=ポイント投資になってしまったら未来は暗い

ポイント投資みたいな選択肢が増えることは良いことだとは思いますが、その流れが進み過ぎて「投資=ポイント投資」になってほしくありません。

ポイント投資は誰でも手軽に気負いなく始められる半面、やっぱりどこか本物ではない感じがします。

はい、偏見です。

投資するためのポイントを得るために東奔西走するのもアホらしいし、それで余計な買い物をしていたら逆効果。

何よりポイント投資には、投資が持つ夢やスケール感を感じません。やっぱりどこまで行ってもみみっちい。

はい、偏見です。

やはり投資は、現金を使って損を気にしながら行うもの、のような気がします。

ポイントで米国株を買うそのとき、果たしてあのワクワク感があるだろうか。

初めて自分のお金で投資をする、自分の意志で投資家になったあのドキドキ。

含み損が-50%にもなったあの絶望、ヒリヒリしながらの損切り。

そんな中でも入金してきた配当に少しだけほっこり。

やっぱり自分が働いて得たお金をぶち込まないと投資じゃないよなあ。

おじさんは旧い人間なのです。

まとめ。結局人は夢では生きられない。ポイント投資、がんばろう

ポイント投資やらおつりで投資やらは、今後とも貧しくなるこの日本で間違いなく蔓延することでしょう。

米国株にポイントで投資できる日ももうすぐだ。

ただ、投資ってのは本来ポイントでするようなもんじゃない。

もしもポイント投資が主流になってしまうのなら、それはどこか歪んだ投資とは別物の「何か」という他ない。

さらに言えば、証券会社各社が開発コストをかけてポイント投資のシステムを競って作るような未来は、できれば辞めていただきたい。投資家のために、もっと別のことに力を入れてほしい。

そんなことを言っているぼくですが、楽天カードはすでに持っているし、きっと米国株投資がポイント解禁となった暁には、必死に楽天ポイントの勉強をしてしまうような気がします。

人って弱い生き物ですね。夢や希望じゃ生きられないんです。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

6件のコメント

こんばんは。

ときめきの日々。憧れです。

質問です。
すでにワンタップバイでプチ投資デビューしています。(その節はご指導ありがとうございました!)
そして今回、楽天証券で米国株を買ってみようと思います。

最初は、楽天ポイントで投資をし、色々と勉強してから本格的に!と思いましたが、ついつい買い物でポイントを使ってしまい、きりがないので正当な方法で買う事を決めました。

そして、こちらも以前、ご指導頂きました
VANGUARD SP 500 (VOO) を買おうと買いボタンをクリックしました。……が、その先何が何だか、さっぱりわかりません。
勉強不足です。

・数量 ?株
・価格 指値?
成行?
・執行条件 本日中?
期間指定?
・決済方法 円貨決済 ?
外貨決済 ?
・口座 特定 ?
一般 ?

どう、選択すればよいですか?

ワンタップバイでの買い方がとても簡単だったので、同じ感覚でいましたが、ど素人の私には楽天証券の方は???です。

そして、けっこう緊張します……株を買うとはこういうことかー!と。

長々とすみません。一応ググって色々なサイトをのぞいてはみたのですが、ほんとにこれでいいのかな?と……

もし、お時間あれば、ご指導よろしくお願いします。
ほんとにアホみたいな質問なので、そのままスルーしていただいてもかまいません
|*´ω`*)ゞ

どうもどうも、オザワークスです。

確かにワンタップバイは簡単シンプルですね。ただその分「普通の」証券会社と比べると注文時の機能は少ないのです。そこのところの差に面食らわれたのではないかと思います。

では説明しましょう!

VOOを買うと決まっているようで、これは正解です。取引の注文画面のどこかにVOOの現在の株価が「275ドル」と表示されていると思います。(ぼくはPCからしか取引をしたことがありません。mmaijoeさんがスマホで見ているとすれば、表示が違ってくる可能性があります)

現在VOOは1株275ドルです。で、投資家の側には株を買うための資金があります。その資金とにらめっこしてVOOを何株買うのか決めて、買う。これが株取引の基本的な流れです。普通のお買い物とそんなに変わりません。お財布の中身以上の株は買えないのです。

ワンタップバイとの違いは、「何株買う」という株数の概念があることです。楽天証券では1株単位での買い付けになり、それに対してワンタップバイでの買い付けは「量り売り」に近い感じですね。何株買うか、何円分買うか。この違い。

なので、VOOの株価とご予算を考えて、買い付ける株数を決めてください。

*****

次に「指値」とか「成行」ですが、これは株の注文の種類のこと。これもワンタップバイにはないものですね。

株取引は、投資家が証券会社に対して「これこれこういう風に株を買ってね」と注文(命令)を出すことによって実行されます。その「これこれこういう風」が注文の種類になります。

「指値」(さしね)は、株価が◯◯ドルになったら買ってね(売ってね)という株価を指定する注文方法です。なので、株価を入力する窓があります。

「成行」(なりゆき)は、もうとにかく今の株価で買っちゃってよ! という取引の成立を最優先にする注文です。

注文の種類に関しては、VOOを取引する限りもう「成行」一択でいいと思います。でも、指値も便利なので良かったら試して見てネ。

ちなみに、ワンタップバイはすべての取引が成行みたいなもんですね。

*****

次に行きましょう。注文の期間指定とは、指値で出した注文を今から何日間有効とさせるか、です。本日中から最大90日間有効だったと思います。

ある株が欲しいとします。その株がもう少し下がったら買おうと指値注文を出しておきます。そうしておけば投資家が見ていなくても、指定した値段になれば自動的に買い付けを行ってくれます。その自動的にやってくれる期間のことです。

ただ、成行で注文を出す場合は、この期間指定はありません。成行はその場で即決、今の値段で買うだけですから。

*****

次、決済方法。楽天証券では、米国株を日本円と米ドルのどちらでも買うことができます。どちらの通貨にしますか? という選択です。

これは、圧倒的に米ドル(外貨)決済がおすすめです。

何故なら、VOOの配当金は必ず米ドルで口座に入金するからです。もし日本円でVOOに投資しても、配当金は米ドルです。日本円と米ドルを混ぜ合わせて新たなVOOを買うことはできませんから、使い道のない米ドルの配当金が意味もなく貯まっていってしまうことになります。

そういうちぐはぐを起こさないためにも、米国株投資は米ドル決済に統一しましょう。円とドルの為替交換手数料的にもそのほうがお得です。

米ドル建てMMF(GS)については難しいのでまたいつか。今は空白で良いです。

ちなみにワンタップバイでは日本円決済一択です。実は為替手数料も楽天証券より多くとられてしまいます。

*****

最後は口座です。楽天証券の口座開設時に「特定口座を開きますか?」と聞かれたはずで、そこで特定口座を作ってあれば投資はすべて特定口座「だけ」で事足ります。一般口座なんて使うのは変態だけです。

投資をしていると利益が出てしまうときがあります。それは嬉しいんですけど、同時に利益には税金が課せられてしまうのです。もし一般口座しかない投資家は、自分で税金がいくらになるかを計算して、自分で納税する必要があります(確定申告)。クソめんどいです。

これが特定口座であれば、証券会社のほうで自動的に税金を計算してくれて、利益の中から自動的に納税までやってくれます。投資家は手間なことを何もする必要がありません。楽ちんです。

これから行う取引を特定か一般かどちらでするのかの選択では、絶対に特定を選びましょう。もしもあなたが一握りの変態であれば、ぼくもあえて止めはしませんが……。

特定口座を作っていないのであれば、今からでもいいので申し込みましょう。

ちなみに、ワンタップバイは特定口座しか開くことができません。一般口座がないんですね。

*****

はい、説明終わりです。

楽天証券に限らず、大体どこのネット証券でも取引き画面はこんな感じです。ワンタップバイを除く。

投資は知識やセンスや勉強量などではなく、経験と慣れです。緊張するのもわかりますけど、早く慣れてしまいましょう。

ユー投資しちゃいなよ。

オザワークスでした。

ありがとうございました!
大変わかりやすい解説で、よーく理解
できました!!

そんな中……ちょっとまた、つまづいて
しまいました( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
米ドルでなく、日本円で入金してしまった
ので米ドルに替えないといけないですよね?
ちなみに楽天銀行を利用しています。

お時間ある時でよいので、教えてください。
よろしくお願いします。

楽天銀行をお使いでしたら、まず銀行から楽天証券に日本円を移しましょう。「らくらく入金」か「マネーブリッジ」なら送金手数料ゼロで資金を移せます。

らくらく入金は、楽天銀行から楽天証券へ無料で即時に何度でも入金できるサービスです。楽天証券のトップ画面から⇒入出金・振替⇒リアルタイム入金、で行けます。らくらく入金は特に何もしなくても口座を持っていれば最初からできるはずです。

マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の両方の口座をトンネルで常時つなげてしまうようなサービスで、これをやっておくと銀行⇒証券への入金を行わなくてもいつでも自由に銀行預金を投資に使うことができるようになります。ただし、申し込みが必要のはずです。

さて、楽天証券で投資をしたければ、日本円を米ドルに換えるのは楽天証券内でになります。

やり方は、楽天証券トップから⇒債権その他の証券⇒外国為替(両替)と進み、定時取引のUSD/JPYで「買い」を選んでください。

買い方は2種類あります。何円分の米ドルを買うか、と何ドル買うか、です。これはお好きなほうで。

楽天証券は、為替取引の注文ができない時間帯があります。ご注意を。

さらに、為替取引は注文してすぐには換えたドルが手元に来ません。タイムラグがあります。午前中に注文すれば午後にはドルが使えるようになりますが、夕方とかに注文すると確か次の日まで待たされる感じだったと思います。土日も確か処理が止まっていたと思います。まあ、ちょっと時間がかかるってことです。

こんな感じで日本円を米ドルに換えて、米国株に投資してくださいねっ。

オザワークス

こんばんは。

勝手ではありますが、ご報告させていただきまーす。

VOO⇒1株⇒成行⇒外貨決済⇒特定口座⇒
先週末、マネーブリッジで円→米ドルに注文⇒本日、ドルが使えるようになりました!!

(オザワークスさんの説明が完璧すぎて感動しました★★★★★)

そして、いざ買い!!
と、思いきや、詰めが甘い私です。
1万円分しか注文していなかったので、買えませんでしたぁ…

そもそも予算が足りなかったデス。
そんな中、オザワークスさんの本日のブログで

毎月1万円を入金して貯まったら買う

との記事を目にし、おー!そうかー!と。
安心しました!私もコツコツ毎月入金して貯まったら買いたいと思います。

ありがとうございます!

VOO高いですもんね。3万円くらいは必要です。

どうか無理しすぎないくらいにご自分のペースでがんばってください。

ところでそのVOOですが、ほんの7~8年前までは1万円で1株買えていたようです。

それが今や3万円。

その意味するところは……投資家がお金持ちになっていく訳がわかります。早く始めたもん勝ちです。

でわ!

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。