オザワークスです。
毎月恒例のPayPay証券で投資できる米国株の配当利回りランキングです。
2020年5月……じゃなかった、2020年6月号!
おじさんになると、6月も半ばになってもまだ「5月」と打ってしまう。困ったものだ。
もくじ
PayPay証券で米国株、配当利回りランキング2020年6月
PayPay証券で投資できる米国個別株、海外ETFの配当利回りランキングです。ちょっと銘柄数が多いので、配当利回りが2%以上のものをチョイスしています。
1番下のSPYとQQQはオマケ。
6月 | シンボル | 銘柄 | 6月 配当利回り |
5月 配当利回り |
1 | ARCC | エイリスキャピタル | 10.82% | 11.96% |
2 | MO | アルトリア・グループ | 8.59% | 9.18% |
3 | MAIN | メインストリート | 7.43% | 8.57% |
4 | XOM | エクソンモービル | 7.38% | 8.29% |
5 | T | AT&T | 6.82% | 7.35% |
6 | DOW | ダウ・ケミカル | 6.79% | 8.34% |
7 | XRX | ゼロックス | 5.82% | 6.72% |
8 | CVX | シェブロン | 5.59% | 5.79% |
9 | IBM | IBM | 5.35% | 5.57% |
10 | PFF | iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF | 5.27% | 5.88% |
11 | HYG | iシェアーズiBoxxドル建ハイイールド社債ETF | 5.23% | 5.56% |
12 | ABBV | アッヴィ | 5.10% | 5.20% |
13 | EMB | iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券ETF | 4.59% | 4.84% |
14 | PFE | ファイザー | 4.50% | 4.03% |
15 | VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ | 4.35% | 4.50% |
16 | HPQ | HP | 4.33% | 4.74% |
17 | EWZ | iシェアーズMSCIブラジルETF | 3.97% | 5.42% |
18 | MMM | スリーエム | 3.80% | 4.24% |
19 | JPM | JPモルガン・チェース | 3.60% | 4.19% |
20 | KO | コカコーラ | 3.60% | 3.79% |
21 | CAT | キャタピラー | 3.35% | 3.82% |
22 | CSCO | シスコシステムズ | 3.20% | 3.25% |
22 | MRK | メルク | 3.20% | 3.06% |
22 | BMY | ブリストル・マイヤーズ・スクイブ | 3.20% | 2.81% |
25 | PEP | ペプシコ | 3.17% | 3.01% |
26 | TRV | トラベラーズ | 3.00% | 3.76% |
26 | USIG | iシェアーズブロード米ドル建投資適格社債ETF | 3.00% | 3.07% |
28 | FXI | iシェアーズ 中国大型株ETF | 2.96% | 3.15% |
29 | RTX | レイセオン・テクノロジーズ | 2.91% | 3.60% |
30 | JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.84% | 2.69% |
31 | PG | P&G | 2.74% | 2.76% |
32 | MCD | マクドナルド | 2.64% | 2.88% |
33 | GS | ゴールドマン・サックス | 2.48% | 2.91% |
34 | HD | ホームデポ | 2.47% | 2.51% |
35 | EEM | iシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF | 2.44% | 2.70% |
36 | MDLZ | モンデリーズ・インターナショナル | 2.25% | 2.28% |
37 | INTC | インテル | 2.22% | 2.26% |
38 | SBUX | スターバックス | 2.15% | 2.21% |
SPY | SPDR S&P500 ETF | 1.90% | 2.02% | |
QQQ | インベスコQQQ信託シリーズ1 | 0.69% | 0.73% |
ときどき急落しながら、それでも米国株は少しずつ上がっていく
5月の終わりから6月の初めにかけて、米国株は株価が急上昇しました。しかし6月11日、ダウ平均は突如として1800ドルもの急落。まったくやってくれました。
そんなこんなで、米国株相場はいつもの通りです。
上がったり、下がったり。
そんな中でも結局は5月から株価は全体的に上昇傾向なのかな? 配当利回りは全体的に若干低下しています。
コロナ前と比べればまだ株価は安くて株を買いやすい状況が続いていると思いますが、だんだん、せり上がってきている印象です。
だからといって急いで買っては、つい先日の1800ドル急降下です。コツコツとペースを変えずに行きましょう。
毎月同じことを言っている気がする……。
配当利回りランキングを作っておいて、高配当投資は推奨しない
さて、ぼくは毎月頼まれもしないのにPayPay証券の配当利回りランキングを作成して発表しています。
ですが、別に高配当銘柄を推奨しているわけではありません。
ランキングのトップは、【ARCC】エイリスキャピタルという投資会社で配当利回りは10.82%もありますが、特に投資の初心者さんにはこんな銘柄には投資してほしくないです。
ランキング2位のたばこメーカー、【MO】アルトリア・グループにしてもそうです。配当利回り8.59%に釣られてはいけません。
配当利回りが異常に高い銘柄は、基本的に何か裏があります。株価が低下傾向であったり、減配寸前の業績であったり……。
「何か」があるから配当利回りが高まっているのです。
世の中には配当利回り「しか」取り柄のない銘柄もあります。そういう銘柄への投資は、こんなランキングを作っておいてナンですが、オススメはしません。
「わかっている」投資家は好きに投資すればいい
しかし、そういったことをわかっている、わかった上で高配当銘柄に投資するんだ、という投資家さんの考えは、それはそれでアリだと思います。尊重されるべきものです。
逆に、配当なんて要らねえぜ、オレは無配銘柄に懸ける、という考えも大いにアリだとぼくは思います。それも、その投資家さんが経験と知識をもとに考え出した哲学です。アリです。
つまり、正しい投資法や間違った投資法などは存在しないということです。
自分が正しいと思う投資をできているのならば、それがその投資家にとって正しい投資法です。誰が否定できるものでもありません。どうぞ、お好きにやればいい。
投資初心者は、保有銘柄をむやみに増やしてしまうポジポジ病に気を付けろ!
ただし、投資の初心者さんは別です。
投資を始めたばかりの人は、まるでスポンジのように周囲の投資情報を吸収していきます。それが良くも悪くもある。
ネットで投資情報を見つけてきては「こんな銘柄がある」、有名な◯◯投資家は「あんな良い銘柄を保有している」などなど……。投資初心者は世にあふれる投資情報に左右されまくります。
そうするとよくあるのが、あの株も欲しいこの株も欲しいというポジポジ病です。
みんな良い銘柄に見えてしまうんですね。もしくは、訳も分からないままとにかく株式投資の世界がすべてキラキラ輝いて見えてしまう。
まだ事情をよく分かりもしない時期に上級者向けの銘柄などを間違って買ってしまうと、後々大変なことになったりします。
投資のベテラン勢がそういう銘柄で火遊びしてやけどするなら、それは笑い話です。
ですが、まっさらな初心者さんがそんなことをしてしまうと、想定外のデカいダメージを負うことにもなりかねません。
投資活動の継続にも影響を与えかねないので、初心者さんはむやみやたらな銘柄への投資は控えましょう。
ポジポジ病をこじらせた果てに……
ポジポジ病をこじらせた悪い例がこのぼくです。
株式投資を始めてからこれまで、興味の向くままどんどんポートフォリオに新しい銘柄を追加していって、気が付けば90銘柄近く。
その90銘柄をまた5つの証券会社にバラバラに保有しているので、何がどうなっているのか自分でもときどきわからなくなることがあります。
保有銘柄が多すぎてひとつひとつの銘柄の業績等を確認することもできず、無配に転落していたのを気付かず半年もそのまま保有しているような体たらくです。
ぼくのように特殊な訓練を受けた珍獣ならばこのような状態でも平気ですが、皆さんにこれはおすすめしません。
保有銘柄は少なくシンプルが吉!
やはりETFが便利。SPYとQQQに投資しよう!
じゃあ、何に投資すんだよぉ? と聞かれれば答えは簡単。ETFへの投資です。
PayPay証券でなら【SPY】SPDR S&P500ETFと【QQQ】インベスコQQQ信託シリーズ1だけでオッケーです。
この2つのETFなら、1つ買うだけでそれぞれ100社単位の米国株に分散投資したのと同じ効果を得られます。
2つのETFの詳細はこちらの記事で。
投資初心者さんは、まず初めから分散されているSPYやQQQに投資してまとまった資産を作り、その後で気になる個別株に「遊び」で投資しましょう。
多分、個別株での投資はしばしば損をします。そのとき、SPYやQQQで作った資産がたんまりあるから、遊びの個別株で少しくらい損をしたってへっちゃらだい! となるのです。
それで良いとぼくは思います。
オザワークスでした。
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