オザワークスです。
【NVDA】エヌビディアから初めての配当金を受け取りました。
はっきり言って少ないです。
しかし、配当金がごく少ないからこそ膨らむ想像もあるのです。
【NVDA】エヌビディアは意外と配当を出している
米国の画像処理用半導体開発大手で今をときめくイケイケ銘柄の【NVDA】エヌビディアから初めての配当金を受け取りました。
意外なことにエヌビディアみたいなイケイケ成長銘柄でも地味に配当を出していたりするんですよね。
額は少ないです。
そしてまったく増配もしません。
だったら何で成長銘柄が配当なんぞ出しているのか意味わからんのですが、まあそれは横に置いておきます。
$0.01の配当額からどう税金を取る?
エヌビディアの1株当たりの1回の配当額は、$0.01。
1セントです。
日本円で、大体1.5円。
ぼくはそのエヌビディアを2株保有しています。
だから、今回もらう配当金は$0.02になります。
いや、なりません。
配当金を受け取るときにいくらか税金を持ってかれるので最終的にちょっと減ります。
でも、約3円の配当金からどうやってどういう計算で税金を取るのか。
取れるのか?
その答えがわかりました。
先手必勝の米国
配当金を受け取った証券会社で見られる「配当金支払通知書」という書類を見ると、受け取った配当金の税金やらがわかります。
米国株の配当金は、米国企業が配当金を支払う⇒米国で10%の外国税を取られる⇒日本で約20%の国内税を取られる⇒残りが投資家の元へ、という流れになっています。
で、どうなっているのかというと、まず税引き前配当額が$0.02で、これはいいですね。
そこから、米国が外国税を$0.01取っていきました。
米国の外国税率は10%で、本来なら$0.02の10%で$0.002が正しい税額になるはずなんですが、そうすると米国通貨の最小単位である$0.01を下回る計算をしなければならなくなります。
日本の感覚で言うと0.2円だけ税金を払わなければならなくなったような状況です。
そこで困った米国政府は、だったら多めに持って行ってもいいよね? と配当額の50%である$0.01を取って行ったのでした。
ズルいぞ! 米国!
残り物に福はない日本
さて、それで困ったのは今度は日本政府です。
日本国内でも約20%の税金を取らねばなりません。
しかし、外国税を引かれて残った配当金はたったの$0.01。
どう引き算しても$0.01から税金を引いてしまったらぼくの証券口座へ入金する金額がなくなってしまいます。
さあ困った日本政府。
結果は、国内源泉徴収額0円。
日本国内での税徴収はありませんでした。
これは日本が太っ腹というか、もうどうやっても税金を取れないくらい小さな単位だったのでしょうね。
それで仕方なく諦めたのでしょう。
ドンマイ、日本。
課税されない場合もあるぞ!
今回、ぼくはエヌビディアを2株持っていたので配当額が$0.02で外国税を辛うじて$0.01取られましたが、これがもし保有1株で支払われた元々の配当額が$0.01しかなかった場合、どうなるのか?
多分、外国税も取るのを諦めて$0.01がそのまんまぼくの懐に入っていたんじゃないかな、と思います。
企業が株主に配当金を支払ったよ、っていうのに何も入金しないことはさすがに許されないのでしょうね。
それでも何とかして税金をふんだくりたい!
そんな日米両国の本音が見えるようです。
配当入金ひとつ取ってもなかなか想像が膨らみますね。
オザワークスでした。
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