オザワークスです。
10月4日の株式市場で、PC・プリンターメーカー大手の【HPQ】HPが前日比で9%以上下落しました。
なかなかの下げ幅。一体ぼくのHPに何が起きたのでしょうか。
その原因を探っていくと、恐ろしいまでの資本主義の残酷さが口を開けて待っていました。
アブラ汗たら~り。資本主義怖い。ナメたらアカン。
本編へ行く前に、今週も労働者たちの血と汗と涙の結晶、配当です。
(マネックス・特定) $0.38
【HSBC】HSBCホールディングス
(マネックス・特定) $19.94
【IYR】iシェアーズ米国不動産
(SBI・NISA) $11.96
【HDV】iシェアーズ・コア米国高配当株
(SBI・NISA) $15.44
【DVY】iシェアーズ米国好配当株式
(SBI・NISA) $17.21
【BHP】BHPグループ(ビリトン)
(楽天・特定) $12.45
(マネックス・特定) $14.54
【WMB】ウィリアムズ・カンパニーズ
(マネックス・特定) $19.11
【SJR】ショー・コミュニケーションズ
(マネックス・特定) $4.02
(マネックス・特定) $3.18
【PPL】パシフィック・パワー・アンド・ライト・コーポレーション
(マネックス・特定) $17.76
【GRMN】ガーミン
(マネックス・特定) $13.65
(マネックス・特定) $9.21
2018年9月合計 $502.09
2017年9月合計 $444.91
2016年9月合計 $376.10
2018年10月合計 $356.17
2017年10月合計 $282.53
2016年10月合計 $283.46
2019年合計 $4699.49
2018年合計 $4576.96
2017年合計 $3996.81
2016年合計 $3408.96
今まで全部合計 $20770.12
2018年CFD米国株配当合計 ¥9441
2017年CFD米国株配当合計 ¥1327
今まで全部CFD米国株配当合計 ¥23357
2019年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥95
2018年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥12
今まで全部ワンタップバイ米国株配当合計 ¥107
(マネックス・特定) 買い 10株 買い増し
【SPY】SPDR S&P500ETF
(ワンタップバイ・特定) 買い 0.03株(1000円分) 買い増し
【HAL】ハリバートン
(GMOクリック・CFD) 買い 10株 新規買い付け
【HPQ】HPがたった1日で9%下落
我がポートフォリオの健康優良児【HPQ】HPが、10月4日の株式市場で前日比9%を超える大幅な下落に見舞われました。株価が激下がったのです。
HP……旧名の「ヒューレットパッカード」と言った方が馴染みがあるでしょうか。世界を代表するPC・プリンターのメーカーです。
普段HPは健気な子で、そんな急落するとか暴れだすような銘柄ではありません。不良になってしまったのでしょうか。
急落の原因を探ってみました。
下落の原因は大規模なリストラの発表
マネックス証券と楽天証券では、米国株の個別株に関して何かニュースがあれば読めるようになっています。無料で、もちろん日本語です。
SBI証券にはそういう気の利いたサービスはないので、SBIをお使いの皆さんごめんなさいね。
で、そのニュース記事によれば、HPは2020年度の事業再編計画を10月3日に発表しました。
その中身は、約5万5000人いる従業員のうち7000~9000人を解雇するそうです。
どうも株価急落の原因はこれですね。人件費というコストをカットして、より儲かる事業に力を入れて行くのでしょう。
で、リストラの人数がまた多いものだから、投資家たちが「えっ、そんなに首切らないといけないほどHPってヤバいの!?」とビックリして株が売られたのだとぼくは予想します。あくまで予想ね。
なるほどね~、今回の下落はそういうことだったんだ。
リストラと増配が同時進行。ナニそれ?
でもぼくがより驚いたのは、同じニュース記事の結びの部分でした。
そこには、HPは今後四半期配当を10%引き上げる計画であることも併せて発表された、とありました。
HPは配当を増やす、増配をするそうです。
こらこら~、配当金が増えるからって無邪気に喜んでいるんじゃない、そこの投資家!
従業員の首を切って株主に支払う配当金を増やすんだぞ。
こんなエグい話があるか。残業代カットどころじゃないわいな。
皆さん、これが米国企業です。凄まじいでしょ?
特に投資初心者の方はよく見ておいてください。これが米国型の資本主義です。これでこの資本主義の世の中は回っているのです。
ぼくも投資家の端くれ。この仕組みを冷酷と非難するつもりはありません。ただ、圧倒されます。
こういった資本主義の本質を知ることができたのも、株式投資を始めたからでした。
資本主義の残酷さを知る者、知らぬ者
本質に触れているかいないか、意識の格差はこれまた凄まじい。
今中東が再びキナ臭くなっています。あの辺りで何か事が起こると恐らく原油価格は跳ね上がります。
そこまではいい。
問題は、ぼくの同僚はガソリン価格が上がったら消費増税分と合わせて困るよねえ、で終わってしまっていることです。
あんまり人の悪口は言いたかないが、アホかと。
石油株の株主は、中東で戦争でも起こって原油価格が跳ね上がれば大儲けできます。原油が上がると石油株も上がるからです。
それもまた資本主義の冷酷な、冷徹な一面です。いいとか悪いとかじゃない。世の中はそういうものなんです。
それを知らずに、そんなことも知らずに、ガソリン値上がりする前に入れておかなきゃ~、ですよ。
これではいけない。
資本主義のあちらとこちら側
まあ、投資家になればだれでも賢くなれるってもんでもないけど、日常生活で人とかかわるたびに何か、見えているものが違うという感覚はありますね。
投資家であり、同時に労働者でもあるぼく。
職場で同じ仕事をして同じような給料をもらっているのに、ときどき苦しさを感じます。
ぼくもいつか選ばざるを得なくなるのでしょうか。資本主義のあちら側とこちら側、自分がどちら側で生きて行くのかを。
プリキュアを観ながら、そんなことを考えた日曜の午後でした。
オザワークスより愛をこめて。
(マネックス・特定) $0.32
【LVS】ラスベガス・サンズ
(マネックス・特定) $16.59
【VYM】バンガード・米国高配当株式
(SBI・NISA) $21.14
【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパ
(SBI・NISA) $11.59
【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)
(SBI・NISA) $8.43