オザワークスです。
スマホで簡単に米国株が買える、と話題のワンタップバイに口座開設申込をしました。また後ほど使用感などを記事にしたいと思います。
それでは、本日の配当。
2018年合計 $2303.29 今まで全部合計 $13796.96
2018年CFD配当 ¥4486 今まで全部CFD配当 ¥5813
ぼくは、いや、アタシはアルプスの少女でーすー!
銘柄ごとに個人的な略称ってありますよね?
もくじ
ETFのティッカーシンボルってどうやって決まるの?
ティッカーシンボルとは、米国株投資ではおなじみの「GE」とか「HSBC」などのアルファベット数文字で表記される符牒のことです。日本株で言うところの証券コードですね。
ティッカーシンボル(以下ティッカー)の多くは社名が由来になっています。単語の頭文字を取ったりGM=General Motors、社名を短縮したような感じAAPL=Apple、が大体のパターンです。
しかし、個別株はそうでも、ETFのティッカーはいったいどんな理屈で決まるのでしょうか。
ちょっと考えてみました。
ETFのティッカーも、やっぱり名前が由来らしい
ETFのティッカーもやっぱりETFの名前から作られている場合が多いようです。普段日本の証券会社ではETFも日本名で表記されていますから、なかなかイメージ湧きにくいんですよね。例えば、
【PFF】iシェアーズ米国優先株式 の本名は、
iShares S&P US Preferred Stock Fund となります。
「Preferred Stock」が優先株の意味です。PFFのPは優先株だったんですね。そこにファンドのFを付けてPFF。あれ、もう一つのFは何でしょう? まいっか、深く追求してはいけません。高配当ETFの代表格ですね。
【DIA】SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージ これはどうでしょう。
Dow Jones Industrial Average ETF これが本名です。
これなんかはモロに頭文字をつなげたタイプですね。ダウジョーンズのインダストリアルなアベレージだから、ダウ工業株平均、さらに略してダウ平均。通称「ダイア」。毎月配当で値上がりも狙える優れたETFです。次行きましょう。
【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond Fund
ハイイールド(高利回り)に謎のGを付け加えてHYG。ぼくは「ハイジ」と呼んでいます。名前の通りの高利回りなETFです。あと、「iBoxx」という単語も謎です。これは何なんでしょう?
【BND】バンガード・米国トータル債券市場
Vanguard Total Bond Market ETF
これなんかはETFの性質がティッカーになった例ですね。トータルなボンド(債券)、すべての債券よここへ集え! とばかりにティッカーもBoND(ボンド)そのものです。実に堂々たるものです。ETFとしても安定感は抜群です。
【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond Fund
おや、このETFは本名を見てもLQDのどの文字も見当たらない。というわけで、調べてみました。
このLQDが追随する指数が、
Markit iBoxx USD Liquid Investment Grade Index というものです。債券の指数ですね。
ここに答えがありました。長ったらしい指数名の中に「Liquid」の文字。そうです、LiQuiDですね。
しかし「Liquid」は液体の意。債券といったい何の関係が? ちょっとそこまではわかりません。
ETFとしてはなかなか利回りもよく安定していますね。ちょっと買い増ししようかな、なんて考えてます。略称は「リキッド」だったのですが、最近はそこからまたさらに縮めて単に「汁」と呼んでいます。良い汁です。じゅるり。
ゴミと呼ばれた子。【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券の栄光と苦悩
さあ、いよいよ真打ちの登場です。ETFのティッカーを語る上で、こいつは外せません。その名も、
【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券 です。
ティッカーはJNK。ジャンクと読みます。いわゆる、ひとつの、ゴミです。
非常に疑問なんですけど、このETFを作った人たち、まあSPDR(スパイダー)なんですけど、どうして自分たちが作り上げたETFにジャンク(ごみ)などという名前を与えたんでしょうかね? もうちょっとなんかなかったんでしょうか。ゴミて。
ちょっと、いや、大分前かな、自分の子供に「悪魔」という名前をつけようとして騒ぎになった事件がありました。なんかJNKをみると、それがオーバーラップするんですよね。不憫な子です。そりゃあいじめられますよ。
で、JNK=ジャンクの由来ですが、債券の中でも高利回り(ハイイールド)なものをしばしば「ジャンク債」などと呼びます。利回りの高い債券ということは、それだけ債務不履行に陥る可能性が高い、つまり紙くず(ゴミ)化する確率が高いという意味ですね。
そのジャンク債から取られたのでしょうね、ティッカーJNKは。
JNKの本名、SPDR Barclays Capital High Yield Bond ETF
HYGと同じく高利回りの債券ETFです。一方は「ハイジ」と呼ばれ、もう一方は「ゴミ」と呼ばれるんだから、投資の世界って厳しいです。あ、ETFとしてはいいと思いますよ。高利回りでまるで配当の泉です。ジャンク債だからリスクはあるけど。
まとめ。ティッカーの数だけドラマがある
今回は、普段なかなか気にしないETFのティッカーにスポットを当ててみました。いや、どのETFにもストーリーがありますね。自分自身、調べていて楽しかったです。
ティッカーシンボルも奥が深い。【HPQ】HPのように企業買収の歴史が、そのティッカーにまで影響を与えている場合もありますしね。またやりたい企画です。
ちなみに、「ETF」というティッカーの銘柄があるようです。
Aberdeen Emerging Markets Telecommunications and Infrastruct がそれです。
これが個別株なのか、それとも「ETF」と名乗るETFなのか、詳細は不明です。とりあえずマネックス証券では取り扱っていませんでした。ご興味の湧いた方は、ぜひ調べてみてください。
では本日ここまで、オザワークスでした。
【HSBC】HSBCホールディングス(マネックス・特定) $19.95
【EMB】iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券(SBI・NISA) $8.03
【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債(SBI・NISA) $6.86
【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券(SBI・NISA) $7.46
【AGG】iシェアーズ・コア米国総合債券市場(SBI・NISA) $4.13
【CIU】iシェアーズ米国クレジット債券1-10年(SBI・NISA) $4.84
【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債(SBI・NISA) $6.23
【TLT】iシェアーズ米国国債20年超(SBI・NISA) $4.95