オザワークスです。
今日もCFDは元気に真っ赤っか。ということで、無謀にもCFDの米国株で配当狙いの長期投資に挑戦しています。
最近の株安で、ぼくのCFDポートフォリオも真っ赤に燃えて溶け出しております。はっはっは……。
いや~、さすがはCFD。ひとたび下落が始まると甘くないですなあ。アチチっ、溶け出しだ溶岩が襲ってくる。
え~、このように、CFDはひとつ間違うと命に関わります。火傷じゃ済みませんので皆さんも気をつけて。
でも、株価が下がって良いこともあるのですよ。株価が下がるなんて最悪なだけなんじゃ? いえいえ、これがCFDだとある意味都合が良かったりするのです。今回は、CFDで株価が下がる恩恵をご紹介します。
もくじ
CFDでの株価下落は、金利調整額も下がって実はお得!?
CFDで米国株に配当狙いの投資をしています。CFDでも現物株と同じように、株を買って持っていると定期的に配当金がもらえます。
現物と違う点は、CFDの場合、株を保有するための株の預かり料のようなものを証券会社に毎日取られます。これを金利調整額といいまして、これがなかなか厄介なものなんですね。
実質的に、入金した配当が金利調整額によってガリガリ削られるイメージです。もちろんこの金利調整額は、できればないほうが良い。CFDで投資するすべての配当投資家の願いです。
金利調整額は、銘柄ごとにその株価によって決まります。株価が高かったり上がっていけば金利調整額も高くなり、逆は低くなります。
CFDにおいては株価が下がると、株を保有するコストが安くなったり、銘柄によってはゼロになったりする。これが株価下落のメリットです。
「どうせ配当狙いなんだから株価なんていくら下がっても気にしない理論」を当てはめるなら、株価下落によって金利調整額消滅の流れは、十分にアリなんですね。
ただ、まあ、株価が下がっていると気分的にはアレなんですけれどね……。
株価の下落によって高配当銘柄に返り咲く者もいる
株価の下落によって金利調整額が発生しなくなり、再び高配当銘柄として脚光を浴びつつある銘柄があります。米国のPC・プリンターメーカー【HPQ】HPです。
HPにぼくが投資を始めた頃(2017年12月)、HPは金利調整額が1円も発生しない配当丸儲け銘柄でした。1万円で2万円分の株を買う、つまりレバレッジ2倍で投資した場合、その配当利回りは確か4~5%の水準だったと思います(現物だと2%台前半)。
それはつまりHPの株価が低かったことを意味します。ぼくが買ってからHPの株価は上昇していきました。
やがて株価は金利調整額が発生し始めてしまうラインを突破。そこからHPの金利調整額を差し引いた「本当の配当利回り」は、年率0.3%ほどと配当狙いで保有するにはあまりにアレなものとなってしまいました。
株価は上昇したので含み益はあるものの、肝心の配当金がそっくり蒸発してしまう現状に、ぼくも頭を抱えたものです。金利調整額が配当金をこれほどまでに食ってしまうとは、正直思っていませんでした。
金利調整額が発生する、または増加する株価のラインが大体以下の表の通りです。ただし、為替の影響を受けて上下します。また、株価が63ドル以上の銘柄は、金利調整額が配当金を上回る、いわゆる「配当の逆ざや」現象が起こりやすいです。配当投資には向きません。
株価 | 1年間に発生する 1株あたりの 金利調整額 |
0~20ドル前後 | 0円 |
21~41ドル前後 | 52円 |
42~62ドル前後 | 104円 |
ぼくはGMOクリック証券のCFDで配当投資をしていまして、証券会社のサイトでは銘柄ごとの金利調整額が見られます。HPの最近の金利調整額はこんな感じです。
12/28(金)の-0.93円が金利調整額です。金利調整額は1円未満は切り捨てられるため、ゼロとなります。
同じ数字の2週間前がこうです。
12/14(金)の-1.05円です。これだと1円をしっかりともぎ取られます。
0.93と1.05、このわずかな差が、配当利回りにして実に4%もの差を生み出すとは、一体誰が考えようか。
で、高配当に戻ったHPをどうするべきか
HPが再び高配当銘柄になったのはわかりました。では、今後HPをどう扱ったら良いのでしょう?
現状を整理すると、ぼくはすでにHPを16株持っています。これは高配当だと思って買い、株価が上がって金利調整額でほとんど配当が消えていたものが、また高配当に戻ったものです。
このまま持っていれば、高い配当がもらえます(株価が変わらなければ)。反面、株価が下がったので含み益は泡と消えました。
また、株価が高かった時期に支払った金利調整額は、返金等もされません。ここは明確に損しています。
さらに、株価は金利調整額が発生するラインを下回ったものの、-0.93円とギリギリです。少しでも株価が上昇すれば、またすぐに利回り0.3%時代に逆戻りです。
うーん、難しい……。
何を悩むかって、買い増しをするかどうかなんですよ。今この瞬間は高配当でも、ぼくが買ったら瞬時に株価が上がって配当は帳消しに、という未来が見えるなあ。
株価がもっと下がれば買い増ししやすいんですけどね。買ったあと株価が上がっても、買値が安い分含み益も分厚くなりやすいですから。
うーん、その辺の上手いバランスがどこかにあるような気がするんですけどね。今のぼくにはまだそれが見えませんね。
よって、性急な買い増しはせずに、態度保留とする。一応買い増しメンバーに入れておくけれど、優先順位は一番下ね、ってことで。HP以外のもっと確実に配当金をゲットできる銘柄に先に追加投資します。
まとめ。CFDの米国株は、配当と金利調整額でギッタンバッコン
まとめです。
CFDで米国株に投資していると、配当金と金利調整額がシーソーの関係だと痛感します。株価が上がれば金利調整額が増えて配当が消え、下がれば配当が勢いを盛り返す。本当に面白い。
HPと、実は【PFE】ファイザーも株価がキワキワまで来ておりまして、2銘柄ともタイミングが上手く合えば今後とも買っていこうと思います。基本的にどちらも消えてなくなるような会社じゃないですから。
オザワークスは、GMOクリック証券のCFDで米国株に長期配当投資しています。良ければぼくと一緒に金利調整額支払ってみませんか?
詳しくはこちらまで。
しっかし、株価が下がっても悩み、上がっても悩むなんてなあ。
オザワークスでした。
コメントを残す