オザワークスです。
GMOクリック証券のCFDで米国株に投資しています。短期売買向きのCFDのくせに、毎月コツコツ株を買いながら長期で配当をもらう投資です。なんとかやれてます。
2017年9月から始めたCFDで米国株の配当投資ですが、おかげさまで2018年12月に配当金の受け取り累計が1万円を突破しました。
ぼくの株の買い方は、大体毎月1万円の投資資金で2万円分の配当の出る米国株を買う、という地味なものです。
ただこの投資法だと、毎月何かしらの株が増えてしまうので、自分のポートフォリオ全体の配当利回りや、配当額が投資元本に見合ったものなのかどうかもよくわかりません。
受け取った配当金の累計が1万円を超えたのはいいですが、それに浮かれることなく、ここは自分のCFD投資を今一度振り返ってみたいと思います。
もくじ
オザワークスのCFDのポートフォリオ
まずは、ぼくの現在のポートフォリオをご覧ください。現在こんな感じで株を買って持っています。
2018/12/12 | 数量 | 配当累計 | 金利累計 | 差し引き後 | ||
ティッカー | 外国株CFD・全体 | 121 | ¥10,767 | ¥-2,782 | ¥7,985 | |
1 | F | フォード・モーター | 35 | ¥2,201 | ¥0 | ¥2,201 |
2 | T | AT&T | 16 | ¥2,020 | ¥-531 | ¥1,489 |
3 | GM | ゼネラルモーターズ | 14 | ¥1,348 | ¥-377 | ¥971 |
4 | GE | ゼネラル・エレクトリック | 1 | ¥904 | ¥-8 | ¥896 |
5 | PFE | ファイザー | 10 | ¥1,380 | ¥-600 | ¥780 |
6 | KO | コカコーラ | 8 | ¥936 | ¥-388 | ¥548 |
7 | VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 9 | ¥900 | ¥-366 | ¥534 |
8 | HPQ | HP | 16 | ¥928 | ¥-416 | ¥512 |
9 | GPS | ギャップ | 12 | ¥150 | ¥-96 | ¥54 |
少し説明を入れますと、まずCFDというものでは、「金利調整額」という株の保有コストが掛かります。上の表の赤字です。
入ってくる配当金と出ていく金利調整額。両者はかち合う性質のものなので、受け取った配当金から金利調整額差し引いた額が、「本当の配当金」であるとぼくは考えています。そういう意味では、まだ7900円しか本当の配当金は得ていないんですね。
1年3ヶ月でCFDに投じた資金19万円。買い付けた米国株38万円!
ぼくがCFDに1年3ヶ月で投じた投資資金は、延べ19万円です。1万円で2万円分の株を買えるのがCFDのいいところですから、その19万円で買うことのできた米国株は、倍の38万円分です。
このような元本以上の取引をレバレッジと言います。CFDの特徴の1つです。19万円で38万円分の株を買う。配当をもらえるのは「38万円分の株」からですから、配当利回りは上昇します。
コツコツは、配当投資の基本です。
2018年CFD口座の配当利回りは、3.6%だった。正直、ビミョー……
ぼくは2017年の9月からCFDでの米国株投資を始めました。2018年12月現在、受け取った配当金の累計は10767円、支払った金利調整額の累計は2782円、差し引きした「本当の配当額」は7985円です。
ここから2018年単年の数字を抜き出すと、配当金は9440円、金利調整額は2588円、差し引き6852円でした。
2017年 | 2018年 | |
配当額 | 1327円 | 9440円 |
金利調整額 | 194円 | 2588円 |
本当の配当額 | 1133円 | 6852円 |
投資総額 | 7万円 | 19万円 |
投資に費やしている金額が19万円ということなので、2018年のCFDの配当利回りを計算すると、
6852÷190000×100=3.6063……
およそ3.6%という結果になりました。
……ビミョー。超ビミョーな数字。なんかもっと10%とか超えて、CFDめっちゃイカツイじゃん! とか言いたい気持ちもありますが、実はこれはまあ、想定内。
CFDで買っている銘柄の中には、配当利回りが10%を超えているものもありますが、レバレッジ2倍でがんばっても2%台な銘柄もあります。それらが全部混ざっての全体の配当利回りです。
それに、毎月追加投資をしているので、年の後半に買った高配当銘柄の貢献度が少ない、など時差的な問題もあります。なので、実は全体の配当利回りは非常に把握しにくい状況です。
そこで、もしこれ以上の追加投資をせずに、来る2019年を放ったらかしにしたら配当利回りはどうなるのか、これを計算します。これこそが、CFD口座の純粋な利回りだと思います。
2019年の利回り予想
2019年の配当利回りを求めるため、配当額と金利調整額を予想します。これはあくまで予想なので、こうなるとは限りません。
保有銘柄は、増配も減配もしないものとします。金利調整額を割り出すため、株価も現在の水準から大きく変化しないものと考えます。【GE】ゼネラル・エレクトリックはゴミなので、そもそも計算から除外します。
2019年の各銘柄予想配当利回り
銘柄 | 投資総額 | 配当額 | 金利調整額 | 本当の 配当額 |
配当利回り |
F フォード |
2万円 | 2415円 | 0円 | 2415円 | 12.07% |
T・AT&T | 3万円 | 3200円 | 832円 | 2368円 | 7.89% |
GM・GM | 3万円 | 2184円 | 728円 | 1456円 | 4.85% |
VZ ベライゾン |
3万円 | 2232円 | 936円 | 1296円 | 4.32% |
GPS ギャップ |
2万円 | 1200円 | 624円 | 576円 | 2.88% |
KO コカコーラ |
2万円 | 1280円 | 832円 | 448円 | 2.24% |
PFE ファイザー |
2万円 | 1400円 | 1040円 | 360円 | 1.80% |
HPQ・HP | 2万円 | 1024円 | 832円 | 192円 | 0.96% |
全体 | 19万円 | 14935円 | 5824円 | 9111円 | 4.79% |
計算してみると、このまま追加投資せずに2019年の1年間を放っておくと、金利調整額を引いた本当の配当金は9111円もらえて、CFD口座全体の配当利回りは4.79%であることがわかりました。
ちょこっとでも利回りが上がってくれてホッとしました。まあそれでも4.8%、大したことはないですなあ。やはり足を引っ張る銘柄がちらほらいるのがどうもね。
この4.8%という数字は、予想の数字ではありますが、今現在ぼくのCFD口座全体の配当状況を表しています。これを受けて、2019年の運用方針が決まります。
2019年は、買い付ける銘柄を絞って投資継続
2019年のCFDは、買い付ける銘柄を絞って追加投資していきます。レバレッジ2倍で配当利回り2%以上の銘柄ですね。上の表のピンクで塗った銘柄です。
- 【F】フォード・モーター 12%
- 【T】AT&T 7.8%
- 【GM】ゼネラルモーターズ 4.8%
- 【VZ】ベライゾン・コミュニケーション 4.3%
- 【GPS】ギャップ 2.8%
- 【KO】コカコーラ 2.2%
この6銘柄です。何故配当利回り4%以上の上位4銘柄に絞らないのかというと、そうすると業種が自動車と通信だけになってしまうからです。少しでもセクターを分散させるために配当利回りの劣る銘柄もあえて入れてあります。
本当のことを言えば、もうちょっと分散させたいです。10銘柄くらいにできればなあ、と思いますが、主に金利調整額の縛りによって、配当投資できそうな銘柄はかなり限られるのが現状です。上の6銘柄以外は、どうやっても配当利回り2%以下ですから。
CFDはクセがある。けれども低コストで少額から投資できる魅力もある
まあ、とにかく継続継続です。コツコツ投資して配当もらい、コツコツ投資してCFDのデータ取り。
ポートフォリオ全体の配当利回りが4.8%、ないし3.6%というのは、ぼくとしては悪くない数字だと思っています。取引手数料も為替手数料もかからず、少額から始められる米国株投資としては、CFDはアリです。
確かに金利調整額やロスカットなど、CFD固有の問題点や面倒なこともありますが、何より低コストで少額から投資できるという魅力があります。
すべてに優れた欠点のない万能の投資なんて、きっとこの世にありません。それぞれ長所と短所があって、それを使う側が理解して使いこなせるかどうかが問題です。投資家の側がどうするのか、ですね。
ああっ、でも! 願わくばGMOクリック証券様におかれましては、できることなら米国株の取扱銘柄数を今少し増やしていただければ。もっといろいろ買いたい銘柄があるんだよぉ。
オザワークスは、GMOクリック証券のCFDで日々身悶えしながら米国株に投資しています。配当利回り12%、金利調整額なしのフォードに全力疾走するも良し、あれこれバランスよく投資するも良し。
ちょっと興味ある、という方はこちらまで。
CFDって、眠かったりするとCDFって打っちゃうことない?
オザワークスでした。
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