オザワークスです。
連日米国株は乱高下し、ていうか主に下がっているような気がする今日この頃。
辛いのはCFDの米国株です。
現物株なんてあんなものはどこまで下がったとしても所詮はぬるま湯。
この厳しい下落をも耐え忍ばなければならないのが、紳士の嗜み、CFDなのです。
もくじ
CFDってこんなもん
まずは現状のご報告から。
ぼくが使っているのは、GMOクリック証券のCFDでする米国株投資です。
その手法は、毎月1万円の投資資金を用意して、その1万円で毎月2万円分の米国個別株を買い続ける。それだけの投資です。
投資する銘柄は、配当を出す大企業ですね。
CFDのメリットは、手持ちの資金以上に株を買える、というところにあります。レバレッジです。多く株を買えるので、もちろんその分多く配当をもらえます。
さて、そんなCFDでの米国株投資を2017年9月から早2年半続けた結果、今米国株の急落に見舞われてどうなってるの!
買い付け余力がマイナスになる
めっちゃマイナスになっています!
上の画像は、ぼくのCFD口座の買い付け余力の数字です。買い付け余力とは、あとこれくらい株を買えるだけのお金がありますよ、という数字です。
それが、マイナスになっています。
現物株では余力のマイナス化はあり得ませんが、CFDで株が下がるとこういう面白い数字を目にすることができます。
具体的には、CFDで株を買った金額よりも現在のCFDの評価額が低くなると、余力がマイナスに転じます。評価損が余力に直結しているのがCFDの特徴の一つです。
で、もちろん買い付け余力がマイナスになっているので、ここから新たに株を買える状況ではありません。
マイナスを解消してやるのが先になります。
してその方法は3種類。
- 株価を上げる。
- 口座にお金を入れる。
- ロスカットレートを上げる。
ふはは、どれも簡単には行かねえぜえ。順番に説明します。
余力のマイナスを解消する方法
まず、「株価を上げる」
CFDでは株価が下がると下がった分だけ余力からお金が吸い取られていきます。
そのせいでマイナスになってしまうので、だったら株価が上がればいいわけですが、残念ですが株価は自分で上げることができません。却下です。
次、「口座にお金を入れる」
ぼくは毎月1万円をCFD用に用意しています。当然3月の分も1万円用意はしてあります。
では試しに、現在ー64325円と燃えたぎっているぼくのCFD口座に新たに1万円を投じに見ましょう。
ひらひらひらひら……ジュッ!
はい、ー54325円とマイナス分が1万円分消えました。
……だからどーした、としか言いようのない状況です。マイナ6万がマイナ5万になっただけ。
株を買えるようになるには、6万円以上の現金が必要です。しかも、それは口座に入れた瞬間にほとんど消えてしまいます。それだけの金額をCFDに突っ込む勇気がぼくにはありません。
ロスカットレートは上げたくないのが本音
最後に残ったのが、「ロスカットレートを上げる」ですが、これもまた諸刃の剣です。あんまりやりたくありません。
CFDは1万円の投資資金で2万円分の株を買えると先に説明しました。
自分で出していないもう片方の1万円。そっちは実は証券会社に借りている1万円です。
お金を借りて投資するのがCFDなので、株価が下がりすぎると証券会社からの圧がきついのです。
CFDで買った株にそれぞれ設定される「ロスカットレート」。このロスカットレートに株価が接した瞬間、それまで笑顔だった証券会社が鬼の形相に変わり、株を勝手に売ってしまいます。
仕方がないんです。ぼくは証券会社様からお金を借りている弱い立場なのですから。逆らうことはできません。
このロスカットレートは、投資家のほうである程度は数値を動かすことが可能です。ただ、ロスカットレートを上げるということは、それだけ証券会社に勝手に株を売られやすくなる、ということも意味しています。
上げたくないのが本音です。あと、株価の下落ダメージが大きいと、そもそもロスカットレートを上げることができなくなってきます。
ロスカットレートは非常に奥深いので、以下の記事なども参考にしてみてください。
保有株がロスカットの危機に瀕している件
買い付け余力がマイナスで新しい株が買えない、どころかそもそもロスカットレートを操作することすらままならない。そんなCFD抱えていませんか? ぼくは抱えています。
というわけで、ここからはぼくのCFDの追い詰められっぷりを各銘柄のロスカットレートに注目して見てみてくださいね。
まず、比較的まだ安全なやつら。【T】AT&T、【KO】コカコーラ、【GE】ゼネラル・エレクトリック、【VZ】ベライゾン・コミュニケーション、【HPQ】HP。
コイツらは現在の株価とロスカットレートが遠く、放っておいても強制決済までは行かなそう。
見方は、画像右側の「39.19」が買値。その下の「35.14」が現在値。その右の「23.27」がロスカットレートで、現在値がその値になったら「さよ~なら~」ということ。
買値はともかく、現在値とロスカットレートの「距離」が離れていればいるほどに、CFD的には安全な状態と言えましょう。
次に、現在の株価とロスカットレートがやや近いやつら。【PFE】ファイザー、【GM】ゼネラルモーターズ、と他にもあるような気がしたけど、この2つしかなかった。
こいつらは安全とは言い難いが、それでもまだましなムーブである。耐えればいいのだ、耐えれば。
最後に、ヤバいのがこの4つだ。CFDにおけるエースの【F】フォード・モーター、【GPS】ギャップ、【HAL】ハリバートン、【XOM】エクソン・モービル。
コイツらがちょっと動くだけでドピュドピュとCFD口座から出血する。お願いだから、じっとしていて、ね!
食い破られるとしたら、この4銘柄のどれかになりそうです。特にフォードとエクソン・モービルが厳しいですね。
株が下がると何をするにもお金が足りない
ロスカットレートすれすれ銘柄は、すれすれなので当然ロスカットレートを上げることなどできません。逆に下げたいくらいです。
でも、ロスカットレートを下げるには、買い付け余力がプラスでなければなりません。
嗚呼、でもぼくのCFD口座の余力はー64325円。
お金が、お金が足りない。
買い付け余力をプラスにするのにも、新しい株を買うのにも、ロスカットレートを下げて安全圏を保つにも、とにもかくにもお金が足りないのです。
そしてお金はない!
結論、一生懸命株価が上がるように祈る!
なので、米国株がこれ以上下がらないように祈るのが、ぼくの目下の仕事となっています。投資家というのは、実は祈祷師(シャーマン)だったのですよ。
さあ、皆さんにもGMOクリック証券のCFD口座を開いてもらって、そしてみんなで祈りましょう。
オザワークスでした。
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