オザワークスです。
2017年9月から始めたCFDでの米国株投資も早いもので丸2年が経過しました。
本来は短期投資向きであるCFDであえて長期の配当投資を敢行するというこの無謀な戦い。
2年経ってどうなったのかを今回まとめます。
もくじ
CFDで長期配当投資って?
ぼくのCFDでの投資は、毎月1万円の資金で2万円分の米国個別株を買って長期で配当をもらっていこう、というものです。
資金1万円で2万円分の買い付けなのでレバレッジは2倍。これを損切りなしで長期保有できるか、という実験です。
2017年9月からCFDでの投資を始めて、丸2年と少しが経ちました。まだまだこの投資も道半ばですけど、途中経過を見てみましょう。
CFDを開始して1年経ったときの記事がこちらです。
配当金は無事に受け取れている
まずは配当金から。
約2年間でCFDに投入した投資資金は28万円です。レバレッジ2倍の投資なので、買い付けた株の金額は倍の56万円になります。
そして、約2年間で受け取った配当金は、27175円でした。
しかしながら、CFDには「金利調整額」という株の保有コスト、配当金と対になる存在があります。これを計算に入れないといけません。
約2年間で支払った金利調整額は、7850円です。
受け取った配当金から支払った金利調整額を差し引く。残った19325円が本当の意味での配当収入となります。
CFD口座全体の配当利回りは6.9%
配当についてまとめると、約2年間で28万円を投資して、19325円の配当収入を得ています。
配当利回りを計算してみると、6.9%です。
ぼくの現物株の配当利回りが3%あるかないかなので……高い、ですね。思ったよりも。やっぱりレバレッジ2倍というのが効いているようです。
ただ、投資している本人からしてみると配当金の存在感はほぼないので、なんか意外な感じです。
6.9%の利回りがあれば長期になるほど報われるのでしょうかね?
投入資金 | 28万円 |
買い付け金額 | 56万円 |
56万円分の株から 受け取った配当金 |
27175円 |
56万円分の株の保有で 支払った金利調整額 |
7850円 |
受け取った配当金から 支払った金利調整額を 差し引いた額 |
19325円 |
現時点での配当利回り | 6.9% |
受け取る配当金は毎年増えている
次に受け取る配当金の推移ですが、これは増えています。
受け取った 配当金 |
支払った 金利調整額 |
実質の配当金 | |
2017年 | 1327円 | 194円 | 1133円 |
2018年 | 9441円 | 2964円 | 6477円 |
2019年 10月まで |
16407円 | 4692円 | 11715円 |
表の「実質の配当金」の額が毎年増えています。
しかしこれは当たり前で、理由は毎月株を買い足しているからです。だから自然と配当金も増える傾向なだけです。CFDにおいてぼくはまだ増配の力を実感したことはありません。
CFDへの資金投入を終了してからどうなるのか。実はそこからがCFDの力量が問われるのであって、配当利回りも含めてずべて「仮の」数値でしかないのです。まだ実験中の投資です。
CFD口座全体の評価損益はマイナス1万円。微妙
さて、配当金の次は保有銘柄の評価損益の話です。
まずは銘柄一覧の現状を。
ティッカー | 株数 | 評価損益 | 金利調整額 差し引き後の 配当額 |
最終損益 |
全体 | 204 | ¥-30,966 | ¥19,325 | ¥-11,641 |
T | 16 | ¥8,537 | ¥3,889 | ¥12,426 |
KO | 12 | ¥11,474 | ¥908 | ¥12,382 |
VZ | 9 | ¥6,921 | ¥1,794 | ¥8,715 |
F | 57 | ¥-917 | ¥5,393 | ¥4,476 |
HAL | 10 | ¥604 | ¥0 | ¥604 |
PFE | 20 | ¥-2,561 | ¥1,355 | ¥-1,206 |
GM | 14 | ¥-3,174 | ¥1,783 | ¥-1,391 |
HPQ | 36 | ¥-11,957 | ¥1,466 | ¥-10,491 |
GE | 1 | ¥-478 ¥-17851 |
¥900 | ¥-17,429 |
GPS | 29 | ¥-21,564 | ¥1,837 | ¥-19,727 |
まず、CFD口座全体では28万円の投資資金で204株保有していて、評価損益が30966円のマイナスです。
そこに金利調整額を差し引いた配当金19325円を足しても、口座全体としては11641円のマイナスでした。
2年間毎月毎月米国株を買い足していって、現状こんな感じです。
……にんともかんとも、儲かって儲かって仕方がないわけでも口座破綻寸前というわけでもなく、盛り上がりに欠ける展開です。
2年続けてみて、ほとんど動いてねーなーって感じです。これでは何も結論じみたことは言いようがありません。
個別の銘柄で泣き笑い
個々の銘柄に目を向けると、凸凹しています。
2019年の10月現在では【T】AT&Tと【KO】コカコーラと【VZ】ベライゾン・コミュニケーションの株価に元気があるようで上がっています。
現在の株価は微損ながら、持ち前の高い配当力で意地のプラス評価を出しているのが【F】フォード・モーター。CFDのエース、さすがです。
【PFE】ファイザーと【GM】ゼネラルモーターズはほとんど変わらず。
【HPQ】HPと【GPS】ギャップ、そして【GE】ゼネラル・エレクトリックが現状では大損こいてます。
特にギャップがひどいですね。かつてのGEを後追いするかのような-27%はさすがです。
そのGEですが、実はGEは2018年の秋ごろに一度ほとんどを売却しています。GEがほぼほぼ無配に転落したあの頃です。
21株持っていたGEを20株売却しました。GEの損益の¥-17851というのは、そのときに確定した損失額です。
そのGEの確定損がなければ口座全体としてはプラスになるのにな……。まあ、言っても仕方のないことです。
株価で儲けられないのはドルコスト平均法のせい?
さて、CFD口座全体でマイナスになってしまっているわけですが、これは今後もしばらく続きそうです。
何故なら、安くなってから株を買うということをせずに、毎月必ずどれかを買うことにしているからです。
投資法としては、ドルコスト平均法の亜種ですね。株が高かろうが安かろうが関係なく同じタイミングと金額で株を買う。それがドルコスト平均法です。
配当の項でも言いましたが、自己資金を使った株の買い付け期間が終了した後、そこから先株価がどうなっていくかです。さらに、蓄積されていくであろう配当金との絡みもあります。
時間が経つほどにゆっくりとでも事態が好転していってくれればいいのですけどね。まあ、ちょっとわかんないですね。
ああ~、上がる株と下がる株が前もってわかればなあ~。
わからないから、継続と忍耐が投資には求められるのだと思います。
株価は寄せては返す波のよう
「上がる株がわからない」に関連して。
今現在は株価的にAT&Tとコカコーラとベライゾンの調子が良いようですが、この程度のことで浮かれていてはいけません。
こんなもの(株価)はどうせすぐに崩れます。そういう気持ちでいたほうが賢明です。
株価は浮き沈みします。調子の良いものは落ちてゆく運命です。
逆に言えば、ただいま絶不調のギャップだって未来では爆上げしているかもしれないのです。いや、わかんないけど。
なので、株価の変動には一喜一憂せずに、優しく、そっと、見守りましょう。
ああ~、それにしても上がる株と下がる株(以下略)
まとめ。2年じゃ何もわからん。これからこれから
まとめです。
CFDでの米国個別株投資を2年続けてみました。
配当金は、割と順調にもらえています。この2年の配当利回りは6.9%でした。
一方、株価のほうは微損と何とも言えない感じです。ただ、こちらも長期で考えれば最初の2年なんてスタート地点からほとんど動いていないに等しい。すべて想定の範囲内です。
つまりは、まだまだこれからってことです。この調子で毎月コツコツ株を買っていこうと思います。配当金をもらいながらね。
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とりあえず2年は無事に続いている。配当金ももらえてる。これは紛れもない事実です。
オザワークスでした。
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