オザワークスです。
今朝は7月4日に生まれてなので市場はお休み。
けれど配当は入る。
2018年合計 $2205.53 今まで全部合計 $13699.20
2018年CFD配当 ¥3809 今まで全部CFD配当 ¥5136
旧コーチの時代から微動だにしない配当額。もう5年ですよ。
儲かってるのに何故か増配しない企業がある
米国株は基本的にどれも配当に熱心です。儲かっているときはもちろんのこと、中には赤字でも根性で配当を出し続ける、さらには増配までやってのけるド根性企業もあります。正直、そこまでしなくても、と心配になるほどです。
しかし、そんな米国株界隈にあって、そこそこ儲かっているのに何故か増配しない企業も存在するのです。
鉄壁の「非」増配力【TPR】タペストリー
本日配当を受け取った【TPR】タペストリー(旧名コーチ)がそれです。タペストリー(長いので、以下タペ)は、革製品でおなじみのブランド「コーチ」を傘下に持つ会社です。
ぼくのような朴念仁はよく知りませんが、コーチったら日本でもよく売れているブランドと聞きます。実際業績も波はあるものの毎年そこそこ儲かっているようです。
んでも、2013年7月以来、一切1セントたりとも増配していません。配当は水平線のごとく真っ平ら、鉄壁です。
タペの利益と配当額(単位は米ドル)
2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
EPS | 3.66 | 2.81 | 1.46 | 1.66 | 2.11 |
配当 | 1.24 | 1.35 | 1.35 | 1.35 | 1.35 |
増配しない理由は不明、だけど気をつけろ
例えば、一時期のエネルギー企業などは、タペよりもずっと厳しい経営環境にあったのに増配をするものまでいます。
それと比べるとタペ。増配できそうなのに何故しない。
タペ(腹立たしいので以下タ)が、ナニユエ増配に踏み切らないのか、それはわかりません。ただ、頑として増配しない米国企業もあるんだということが言いたかったのです。そして、そういう企業にはどうぞ、気をつけて欲しい。
ほんとに1ミリたりとも増やしてくれないから。
その他の「非」増配銘柄
タ以外でここのところ増配できていない企業と言えば、【GM】ゼネラルモーターズですね。みんな大好き新生GMですが、ここ2年ほど、配当は動きが見えません。
GMはタと比べても明らかに絶好調な業績なのですが、何故か増配だけはしてくれません。ついでに言えば、株価も低迷気味です。謎です。
自動車業界はこれから「電気自動車」と「自動運転」という大変革が待っているので、それに対する備えなのかもしれないなあ、と今ちょっと考えました。
GMの利益と配当額(単位は米ドル)
2015年 | 2016年 | 2017年 | |
EPS | 6.09 | 6.12 | 5.21 |
配当 | 1.38 | 1.52 | 1.52 |
やはり、増配>非増配の現実
タペストリーやGM、買ったときは確かに高配当でした。しかしやはり、増配という成長要素がないと、他の増配している銘柄と比べてどうしても見劣りします。10年とかのスパンでなく、ほんの2~3年を眺め見ても、確実に差をつけられていくのがわかるのです。
ぼくは決して増配至上主義者ではありません。ですから、無理にでも増やせ、などと言うつもりは毛頭ありません。
しかし、増やせるのに増やさないのはそれはどうか、と思うのです。ほんのわずかでもいい。1%増でもいいから去年と違う今年を見せて欲しい。
ちょっとでも増やせば株主の印象が大きく変わるのに、とそう思います。現にAT&Tなんかはそういう「ちょびっと増配」戦略でやっていますね。あちらは30年以上の「連続増配銘柄」なんて言われていますよ。増配内容は「ほんのちょびっと」なのに。
まあ、そういう印象ですね。
オザワークスでした。
【BAX】バクスター・インターナショナル(マネックス・特定) $5.47
【GRMN】ガーミン(マネックス・特定) $12.69
【PPL】パシフィック・パワー・アンド・ライト・コーポレーション(マネックス・特定) $17.66
【TPR】タペストリー(マネックス・特定) $12.12