オザワークスです。
リアルで投資をしたこともないような人からいきなり株の話とかを振られるとあたふたしてしまいますよね。
投資家あるあるです。
そして投資に興味もないような人が株の話をし始めるということは、それはある種のサインかもしれません。
とりあえずは今週も配当から行きましょう。
(SBI・NISA) $4.50
【C】シティグループ
(GMOクリック・CFD) ¥312
(マネックス・特定) $1.74
【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券ETF
(SBI・NISA) $7.99
2020年10月合計 $294.83
2019年10月合計 $461.83
2018年10月合計 $356.17
2017年10月合計 $282.53
2016年10月合計 $283.46
2021年合計 $4657.99
2020年合計 $5689.33
2019年合計 $6118.90
2018年合計 $4576.96
2017年合計 $3996.81
2016年合計 $3408.96
今まで全部合計 $32536.85
2020年PayPay証券配当合計 ¥1086
2019年PayPay証券配当合計 ¥147
2018年PayPay証券配当合計 ¥12
今まで全部PayPay証券配当合計 ¥4388
2020年CFD配当合計 ¥18020
2019年CFD配当合計 ¥19182
2018年CFD配当合計 ¥9441
2017年CFD配当合計 ¥1327
今まで全部CFD配当合計 ¥67304
(GMOクリック・CFD) 買い 4株 新規投資
投資無縁おじさん、テスラを語る
リアルの世界で投資家はいつだって少数派です。世の中は圧倒的に投資をしたこともなく興味もない人が大多数。
昨日はその大多数の投資をしたことのない人と珍しく米国株の話をしました。
その「彼」は、42歳。貧乏です。あまりアタマはよくないと職場でも評判の男です。投資とは一生涯無縁の男です。
そんな彼が突然ぼくに、「アメリカのテスラって会社がなんかすごいってな? お前株持ってるか?」と話しかけてきました。
彼の言うテスラとは、言うまでもなく米国の電気自動車メーカー【TSLA】テスラのことです。
ぼくはテスラのような無配銘柄は保有していません。
そう彼に話すと、「何だ、大したことないな」と吐き捨てられました。
そりゃどーも。
テレビでテスラを知ったと予想
彼がテスラのことを知っているなんて意外だったので考えてみると、ああそうか、数日前にテレビでテスラの時価総額が大台の1兆ドルを初めて超えた、なんてやっていたのを思い出しました。
きっと彼もその報道を見たのでしょう。
そうでなけりゃ、テスラなんて単語は絶対に死ぬまで知ることのないような男ですから。
ちなみに時価総額1兆ドルを超えた(ことのある)銘柄は以下の6銘柄です。
- 【AAPL】アップル
- 【MSFT】マイクロソフト
- 【GOOG】【GOOGL】アルファベット(グーグル)
- 【AMZN】アマゾン
- 【FB】フェイスブック
- 【TSLA】テスラ
いずれも超イケイケの企業ですが、ぼくはどれ1つとして保有していません。
大したことなくてすいませんね。
靴磨きの少年の話
知的なゲームである株式投資と縁遠い彼が、米国株のことを口にする違和感でぼくが連想した2つ目が、靴磨きの少年の話です。
これは結構有名な話で、1920年代の終わり、当時の熱狂的な株高と株投資ブームに沸く米国でとある投資家が靴磨きの少年に靴を磨いてもらいました。
すると靴を磨きながら少年が言うのです。
「株は儲かるよ。おじさんも株に投資するといいよ」と。
それを聞いた投資家は、保有していた株式を売却したそうです。
しばらくして株は大暴落して、そこから世界恐慌が始まりました。
上手いタイミングで保有株を売って暴落を回避した投資家の名はジョセフ・P・ケネディ。
後の米国大統領、ジョン・F・ケネディの父親です。
投資家は何故株を売ったのか?
作り話ではないかとも言われるこの靴磨きの少年のエピソードで重要なことは、投資家ケネディ氏が何故靴磨きの少年に株式投資を勧められて逆に保有株を売却したのかです。
ケネディ氏は、学のない靴磨きで生計を立てる少年までもが「株は儲かる」などと言っている現状を見て、これ以上株価が上がることはなくあとは下がるだけだと判断し、自分の持つ株を売却しました。
株価は株を買う人が多ければ多いほどに上がります。
最初は投資情報に精通したプロの投資家が株を買い、次に耳ざとい一般投資家が参入します。
それから「株は儲かる」と聞きつけたお金を持つ一般人がこぞって株を買い、そのうち学もない大した資金もないビンボー人が株式市場に群がります。
その後は?
ありません。
新たに株を買う人、新規参入が続く限り株価が上がり続けますが、それが底のビンボー人まで行ってしまって新規参入が途切れると株価は途端に下がりだします。
ケネディ氏はそのサイクルを知っていたので、株式投資に縁があるようには見えない靴磨きの少年までもが株を話をする光景に株高の終わりを感じ取ったのですね。
現代の靴磨きのおじさんが示す株価大暴落のサイン
そして話は現代に戻ります。
現代の投資家であるぼくは、現代の靴磨きのおじさんが唐突に米国株の話をする様に言い知れぬ不安を感じています。
これは、終わりの始まりではないのかと。
何といっても彼はアホです。
この期に及んでワクチン接種の予約方法がわからない、などと世迷い事を言うほどの阿呆です。
そんな彼が米国株を……。
危険な匂いがします。
2021年10月現在、米国株は最高値更新チャレンジを続け何の不安もないように見えますが、3年前2018年のクリスマスのように地獄の釜は突然開きます。
現代の靴磨きのおじさんは、株高に浮かれる我々に警鐘を鳴らしているのかもしれません。
オザワークスでした。
(マネックス・特定) $0.59
【MS】モルガン・スタンレー
(GMOクリック・CFD) ¥144