オザワークスです。
うちの近所にリアルガチで金持ちの人が住んでいることが判明しました。
なんでもその人はそこら中に土地を持っていて、ぼくがいつもガソリンを入れてるスタンドも、今度できる新しいコンビニも、うちの裏の太陽光発電施設までも、その人が土地を貸しているそうです。
これぞガチの金持ちです。当然「億」は行っているでしょう。お金持ちはこうやって資産でお金をどんどん増やしていきます。
しかし案ずることはありません。庶民であっても投資によってお金を増やすことが可能になったのが21世紀です。インターネットによって投資コストは、かつてないまでに下がりました。
さあ皆さん、絶対的な投資額はもちろん違いますけど、本物のお金持ちと同じことをして庶民もお金を増やしましょう。
手始めに今週の配当です。
【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債(SBI・NISA) $3.83 国外税還付金
【AGG】iシェアーズ・コア米国総合債券市場(SBI・NISA) $1.81 国外税還付金
【TLT】iシェアーズ米国国債20年超(SBI・NISA) $4.13 国外税還付金
【SAN】サンタンデール銀行(マネックス・特定) $8.12
【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債(SBI・NISA) $5.11 国外税還付金
【VCIT】バンガード・米国中期社債(SBI・NISA) $3.95 国外税還付金
2018年合計 $3873.95 2017年合計 $3996.81
今まで全部合計 $15367.62
2018年CFD配当 ¥8318 今まで全部CFD配当 ¥9645
ワンタップバイ米国株配当 ¥12
国外税還付金の嵐が来た!
まずはこれを見てほしい。
ゴチャゴチャしていて申し訳ないですが、ある日仕事から帰ってSBI証券の自分の口座を開き、外貨入金履歴を「配当金入ったかなあ~♪」と鼻歌交じりに見たらこれでした。
確かに何か入金はしているんですが、その数たるや! どぅうらぁ~! みたいな剣幕で細か~い1ドルにも満たないような小銭が何十件と入ってきています。
しかも、1ページでは収まらず、この下もまだまだ続いていました。
何なんこれ?
そう、これが国外税の還付金というやつなんです。
国外税の還付金とは?
まず国外税について少し説明します。米国株や海外ETFから配当金が出ると、まず海外で税金を一定程度取られ、それから日本国内でも課税されてしまいます。国外税というのは、この最初に日本国外で取られる税金のことですね。外国税とも言うようです。
で、その国外税が還付される。一度払った税金が返ってくる、ということです。
この国外税の還付は、海外ETFでのみ起こります。それも債券が組み込まれたETFだけですね。【DIA】SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージや【SPY】SPDR S&P500などの100%株式ETFでは、この還付はありません。
というのも、還付される理由が米国の金利と関係があるからです。
国外税還付の仕組み
米国には、金利(利息)に対して課税しない、という税制上のルールがあります。米国の銀行預金の利息は非課税ということですね。こうしている理由は、非課税にすることで世界中から米国に対して投資したくなるように、ということです。
で、債券ETFの運用益の何割かは金利による稼ぎであるので、その分から税金は取れないから、一度国外税として徴収しておいて、あとで還付する、という具合です。
なんで還付が後になるのかは、ETFの運用益の何割が金利によるものなのかを調べて計算して確定するのに時間がかかるからです。なので、今週返ってきた還付金は、実は去年支払った国外税だったりします。
11月に入ってから還付ですから、ほとんど丸々一年間掛かっているわけですね。
ちなみに、還付の対象になるのは、米国で発行された債券のみです。米ドル建てであっても、新興国で発行されたりとかってのは対象外です。
ですからぼくが保有する債券ETFでも、【EMB】iシェアーズJ.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券なんかは、還付金はないですね。
国外税還付金の謎
国外税還付は、こちらが何もしなくても払った税金を返してくれるので、まあ、いいんですけど、いくつか謎があります。
まず、この還付という現象は、ぼくの知る限りSBI証券のNISA口座でしか起こっていません。マネックス証券の特定口座でも同じETFを保有していますが、今まで一度もこんなイベントには遭遇していません。
まあ、マネックスですからね。仕方がないところでしょう。楽天証券に関しては、完全に不明です。
次に還付されるスケジュールですけど、これがまったく何の法則性もありません。完全にフリーダムです。
例えば、【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債の還付金は、2017年は4月ですが、2018年は11月でした。【LQD】iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債は、2017年は8月で2018年は11月です。どういう法則?
また、【PFF】iシェアーズ米国優先株式は2017年は8月に還付がありましたが、2018年は11月に入ってもまだ返ってくる様子がありません。まあ、まだ2018年は終わっていませんけども。
逆に、【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券などは、2017年は還付がなかったのに、2018年は4月に還付してきました。保有は2016年の1月からしているので、2017年に還付があってもいいはずなのに。
このように謎だらけです。
まとめ。還付してくれるのはいいけれども、もう少しやりようがないかい?
まとめです。
債券タイプのETFは、国外税が還付される。それはいいんですけど、もう少し入金の仕方はなんとかならんものか。
ずらぁ~っ! と何十と並んだ小銭を電卓で足し算していくのは、ちょっとうんざり。足しても数百円だし。
銘柄ごとにまとめてくれればそれでいいと思いました。
最後に、国外税が還付されるETFの一覧を置いておきます。
オザワークスでした。
国外税還付の経験があるETF一覧
ティッカー | 銘柄 |
HYG | iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債 |
JNK | SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券 |
PFF | iシェアーズ米国優先株式 |
BND | バンガード・米国トータル債券市場 |
AGG | iシェアーズ・コア米国総合債券市場 |
LQD | iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債 |
VCIT | バンガード・米国中期社債 |
TLT | iシェアーズ米国国債20年超 |