どの国の株価が上がるか、上がらないかは簡単にわかる。金融緩和の有無だ

オザワークスです。

世界中のどの国の株価が上がってどの国の株価が上がらないのかは、実は金融政策と大変大きな関係があります。

これ知っておくといいですよ。

株価は金融緩和次第

突然ですが、世界に今200ぐらいの国と地域がある中で、どの国の株価がよく上がるのかわかりますか?

これ、実は簡単にわかります。

金融緩和に積極的な国の株式市場は上がって、消極的な国の株価はいまいちです。

いやこれ株価だけじゃなくて、経済の成長そのものにも言えることです。

金融緩和に積極的な国は株価が上がって経済も成長する。

そうでなければ株価は下がるとは言わないけれど、横ばいで経済も成長できずに停滞する。

実はそれだけのことなんですよ。

つまり、株式投資を成功させたければ、金融緩和に積極的な国の企業に投資すれば良いということですね。

金融緩和とは?

待って、まず金融緩和がわからない。

金融緩和っていうのは、要するに政府がお金をたくさん刷って国民に配るってことです。

お金をただでいっぱいもらえたら嬉しいですよね?

いっぱいもらったら使いますよね?

そうすると、その商品を生産する人や運ぶ人や売る人たちが忙しくなります。

そうなると新たに従業員を雇わなくちゃいけなくなるし、生産力を上げるために新しい工場も必要です。

新しい店舗も建設しきゃだし、運ぶためのトラックも必要だ。

でそれらの工場や店舗を建設する人たちや、トラックを作ったり売ったりする人たちも同時に忙しくなってくる。

そうなると今度は、建設用の資材を作る人たち、トラックの部品の材料を作る人たち、またはそれらを運ぶ人たちもどんどん忙しくなってくる。

つまり、世の中をお金がぐるぐる回るようになるんですよ。

でお金がぐるぐる回ると、経済は発展します。

上で書いたようにみんな忙しく働いて儲かっていますからね。

そして忙しくて儲かっているそれらの企業の株価も上がるんです。

金融引き締めとは?

逆に金融緩和をしなかったら?

それを、金融引き締めと言います。

金融引き締めは金融緩和の逆ですから、国はお金を刷らなくなって国民はお金がもらえません。

余計にお金がもらえなかったということで、じゃあ贅沢や買い物はやめておこうかとなります。

そうすると物やサービスが売れなくなるわけですから、世の中にお金が回っていかなくなります。

これが不景気です。

不景気では経済は成長しませんし、株価も伸び悩みます。

金融緩和に積極的な国、米国

はい、金融緩和を説明するところで、ほとんどこの記事の重要な部分は言ってしまいました。

金融緩和、つまりはお金を積極的に刷る国の経済と株価は成長して、お金を出し渋る国の経済と株価が伸び悩むのはこういうわけです。

で、具体的に金融緩和に積極的な国はどこなの?

という話になれば、それは米国ということになります。

米国って、刷るときはめっちゃお金刷ります。躊躇なしです。

限界まで刷って、それを国民にばらまきます。

そのせいで今インフレで苦しんでいるんですけど、米国は刷る能力がある限りはお金を刷ります。

だからこそ、米国経済はここまで発展を遂げたのだとぼくは思いますね。

当然、米国の株式はめっちゃ株価が伸びています。

これからも伸びてゆくことでしょう。

意外と中国も金融緩和よくするが……

あと意外とお金を積極的に刷っているのが中国です。

ああいう独裁国家は、国民が政府に対して不満を募らせている状態が続くと、それは政府からするとかなり危険なので、景気が悪くなりそうな気配が出ると中国なんかは結構すぐに金融緩和を始めます。

お金刷るだけでクーデターや革命の芽を摘めるんなら、政府としては安いものなのでしょう。

そうやって比較的に高頻度で金融緩和を行った結果、中国経済は発展しました。株価も上がったです。

ただ、中国はお金を刷りまくった結果、通貨の人民元の価値が危うくなっており、これ以上の金融緩和は厳しい状態にあります。

この状態で中国国内の景気が下降していくと……政治体制の維持に困難が生じることでしょう。

現に中国の不動産バブルが崩壊しつつあるのだなあ。

いやいや、そのピンチを打破するために台湾への武力侵攻ですよ。

完全にロシアのプーチンと同じパターン。

独裁国家の末路はいつも同じ。ゴミですね。

金融緩和に消極的な日本はやはり悲惨

ちょっと脱線しました。

反対に金融緩和に消極的なのは、ヨーロッパ各国や我が日本ですね。

こういうところは常にケチケチしているので経済は停滞、株価も停滞。

特にひどいのは日本です。

失われた30年とか言ってますけど、30年間金融緩和をさぼってきた結果ですよ。

だから成長しない。給料も株価も上がらない。景気も良くならない。

少子高齢化とか人口減少も少しは影響あるとは思うけど、主な要因はお金を刷らないせいです。

日本はいくらでも刷れる能力あるんですよ。

EUとかになってしまって自由に金融政策を打てないヨーロッパ諸国とは違うんですよ。

でも、刷らない。

財政破綻がー! とか、国の借金がー! とかバカげたことを言っている頭のおかしい連中が幅を利かせているせいでお金を刷らないのです。

まあこういう連中も政治、官僚、経済界、マスコミ、学者とどの世界にもうようよ居て、ちょっと簡単には掃除できないですから、この状況を変えるのは大変だと思います。

簡単にできることは、金融緩和に消極的な日本の株は買わない、ということですね。

本質的な話は意外とシンプル

以上、どこの国の株価が上がるのかは金融緩和に対する姿勢でわかる、でした。

やっぱ米国よ。

そんな簡単な話が、って思うかもしれませんが、これホントにそうなのよ。

ホントに金融緩和してるかしてないかなの。

まあそういうザックリとした話でした。

以上、オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。