オザワークスです。
配当と株価の値上がり益の間で悩む日々、経済が成長すれば株価など勝手に上がると真理を知っても、悩みは尽きません。
と、真面目に話を始めてみましたが……。
ぶっちゃけ、配当狙いでも値上がり狙いでも、どんどん株を買っていくと、つまり資産の総額が大きくなっていくと、自然と受け取る配当金は増えていくものだと思うんですよね。
かなり意図的に配当を避けるような投資行動を取らない限り。
株式投資を続けて資産が増えていけば、自然と受け取る配当金も増えていく。それは全然変なことじゃなくて、当たり前のことなんですよね。
いいとか悪いとか、そういう話じゃないような気がします。
もくじ
配当 vs 値上がり益 対立の中で悟ったこと
配当金というものが、様々な面から考えて己の投資パフォーマンスを押し下げている、という内容の記事をこのブログではいくつか書きました。
配当金は税金面で損、高配当銘柄の株価は上がらない、実際株価が暴落したら配当なんて役に立たない、など配当金のマイナス面をあげつらう内容です。
アンチ配当投資記事。
しかし、ぼくは配当金というものが好きです。大好きです。配当金なしでの株式投資など考えられません。
感情的には配当金は大好きなのに、理論的には配当投資は愚行。それがわかるので、ぼくは激しい板挟みに苦しみました。
配当投資を捨てて株価の上がる銘柄を探すけど、そんなものわかんねーよ! 悲痛な叫びです。
どんな株でも時間さえ経てば上がっていくものであるならば、投資する銘柄選びで悩む必要もなくなります。
今のぼくは、どの株を買っても上がる、どの株に投資しても正解、という悟りの境地に達しています。
そんなぼくからすれば、配当狙いの投資は愚行だとか、含み益を最優先で狙っていけだとか、そんな話は正直どっちでもいいことです。
何買っても上がるし、何買ってもいいんですから。
とにかく株を買い続けること。これこそが最も重要な投資家の行動です。理屈なんざ要りません。
配当が嫌いでも、資産が増えれば自然と配当も増える
そう悟ったぼくが今思うのは、ずっと株を買い続けて資産が増えていったら、配当金なんて自然と増えちゃうもんじゃん、という素朴な感想です。
米国株投資にもやり方は色々ありますが、何かの拍子に手に入れたたった1株が千倍万倍にその価値が膨らむ、というようなドリームはさすがにありません。
この広い世界のどこかにはあるのかもしれないけれど、少なくとも狙ってできることじゃない。
とすると、大抵の投資家の米国株投資は、何回も何回も良いと思われる銘柄を買う、という投資に大なり小なりなるはずです。
買い続けた株が、上がったり下がったりってのはあるでしょう。でもそうやって何回も株を買っていくことで、結局は資産の額は大きくなっていきます。ゆっくりと、じっくりと。
これが、米国株投資の普通の誰でもできるスタイルだと思います。
そして、この米国株を買い続ける普通の投資スタイルで投資していくと、銘柄選びにもよりますけど、ほとんどの場合資産額が大きくなるにつれて受け取る配当金も増えていく、とぼくは思います。
その投資家さんが、配当を好きがどうか関係なくね。
配当狙い、値上がり益狙い、行きつくところは一緒
配当金が好きな投資家さんが、配当金のためだけに株を買い続ける。これはもちろん配当金は増えますよね。
そして、すべての株は上がっていく運命ですから、資産額のほうもそれなりに増えていくはずです。投資のやり方としては全然ありです。配当狙い万歳ですよ。
一方、配当金が嫌いな投資家、あるいは嫌いまでは行かなくても配当金のデメリットを理解している投資家さんは、もちろん受け取る配当金が増えても喜んだりはしません。逆にげんなりするはずです。
彼らが目指しているのは、一にも二にも株の値上がり益です。配当金なんかには目もくれない。
もちろんこちらの投資も全然正解です。すべての株価は上がりますからね。値上がり益万歳です。
で、両者の時計の針を進めると、どちらも時間が経つほどに保有する株数が増えて、資産も増えてきます。
そして、両者ともに受け取る配当金も結局増えちゃうんですね。株を買い続けていますから。
結局変わんないんですよ。行きつくところは、
徹底的に配当の受け取りを避ける投資法もある
まあ、徹底的に配当金を受け取ることを避けていく投資のやり方もありますけどね。
例えば、無配の銘柄しか買わないとか。【AMZN】アマゾンとか【FB】フェイスブックとか【GOOGL】アルファベットみたいな、ハイテク成長株にのみ投資するやり方ですね。
あとは、米国株の投資信託のうち、分配金を投資信託側で自動再投資するタイプの投資信託に投資する、というのも手ですね。あれも投資家は配当金を受け取りません。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とかがそうですね。
米国株の投資信託の記事です。
けれど、それはかなり意図的というか、確信的にそうしない限りそうはならない投資法だと思います。
やっぱり、基本的には何年も投資を続けてある程度資産が育ってくると、配当金も増えてくる感じ。
お金持ちも普通に配当金を受け取っている。配当ムダ論争が、ムダ
世の中の本物のお金持ちたちも、恐らくはある程度の配当金はもらっていると思います。
彼らお金持ちは、配当金狙いで投資したりしませんし、値上がり益狙いでもないでしょう。
それどころか、米国株すら資産のごく一部でしかなくて、他にも債券とか不動産とか色々組み合わせているはずです。
そんな彼らお金持ちも、普通に配当金をもらっています。配当金を嫌うとか、喜ぶとかそういう次元ではなく、資産がある程度あればある程度の配当金が入ってくるのは普通。意識することじゃないんです。
配当金を好きな投資家、配当金を嫌う投資家、それぞれがネット上で論争したりしていますが、重要なのはそういうことじゃないとぼくは思います。
配当金なんてものは、投資家として年月が過ぎて気が付いたら勝手に増えているものです。
それだけのものです。
ま、ぼくはそれでも配当好きですけどね。
矛盾の塊、オザワークスでした。
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