オザワークスです。
2020年分の確定申告についてのまとめです。
1年前、2019年分の確定申告でぼくは初めて「ID・パスワード方式」という方式でe-Taxをやってみて、1年後。
2020年分のe-Taxでは、1年前にID・パスワード方式導入時に色々面倒だった様々なダウンロードやインストールなどがなにもなく、利用者識別番号と暗証番号のみでログインしてすぐに申告の作業を始められたことに愕然としました。
圧倒的楽過ぎる。
その後のデータ送信終了まで、結局マイナンバーカードの出番はありませんでした。(マイナンバー自体は1度だけ手で入力する必要あり)
皆さん、ID・パスワード方式の真価は、2年目から現れますよ。
なるべく早くID・パスワード方式にするべきです。
絶対に!
ID・パスワード方式て何ですか?
まず、ID・パスワード方式って何よ? って人がいると思います。
e-Taxで確定申告をする前に税務署への提出方法を選ぶ画面があります。
これです。
この中にID・パスワード方式というものがあります。
つまり、ID・パスワード方式とは税務署への提出方法の1つなんですね。
じゃあ隣のマイナンバーカード方式となにが違うの? と言われると、ごめんなさい、専門的なことはぼくにもよくわかりません。
ただどちらもやったことのある身から言わせてもらうと、マイナンバーカード方式は、申告データを作り始めるときや税務署とデータをやり取りするときなどに一々マイナンバーカードをカードリーダーに読み取らせて本人確認をする感じ。
対してID・パスワード方式は、最初に税務署のほうにマイナンバーやら何やらをすべて登録して(IDを作って)、その後はIDさえ確認できれば自由にしていい感じです。
マイナンバーカード方式だと何かするたびに「マイナンバーカードをカードリーダに差し込んで接続してください」みたいなことを何度も何度も言われてうんざりしますけど、ID・パスワード方式なら1度ID登録してしまえば、あとはもうカードは要りません。
だからID・パスワード方式のほうが良いっすよって話です。
ID・パスワード方式は2年目からガチで楽になる
で、そのID・パスワード方式が真価を発揮してくるのが2年目の確定申告からなんですよ。
1年目、初めてID・パスワード方式を導入してみると、ID登録するための手続きがかな~り面倒で煩雑です。
導入完了してしまえば、楽なんですけどね。
ID・パスワード方式の導入方法はこの記事でみっちり紹介しています。
そして1年後、確定申告の時期が近づいてきてぼくは憂鬱でしたよ。またあの面倒な手続きを今年もせにゃならんのかと。
で、とりあえず国税庁のサイトを開いて確定申告書の作成等に進んでID・パスワード方式に入ってみると、初めに16桁の利用者識別番号と暗証番号を入力させられます。
でも、そこを潜り抜けたら、あら不思議。
もう作成可能になっていました。
なんと、1年前に苦労して作ったIDが生きているんですよ。
これは驚きました。まったく全然期待していなかったので。
このログインをするにあたって、ぼくはマイナンバーカードやカードリーダーは用意していません。
マイナンバーカード方式だとブラウザもIE(Internet Explorer)で指定されますが、ID・パスワード方式なら愛用のFirefoxで最後までやれます。(その他Google Chrome とMicrosoft Edgeでも可)
てことはつまりですよ、来年も再来年も何も準備しなくても簡単にログインして確定申告できるってことですよ。
もう、スゲー楽。
初めてe-Taxに利便性を感じました。
ID・パスワード方式をもってe-Taxは完成したね。
その後は普通にそのまま作業を進めて、その日のうちにデータ送信ポンッ! ハイ終了。お疲れさまでした。
まあ、簡単なもんです。
最後のデータ送信のときにマイナンバーを手で入力するのは必要ですけどね。(ぼくもそのときはマイナンバーカードを出してきてナンバーを確認した)
でも、カードリーダーにカードを読ませたりとかはしていませんよ。そういう面倒なのは本当にないです。
ID・パスワード方式は2年目からがガチで楽なんで、完全におすすめです。
損失の繰り越しもがんばった
あと、2020年分の確定申告関係では、損失の繰り越しというものを現物株とCFDでそれぞれやってみました。
損失を次の年に繰り越しておけば、次の年に利益を出しても繰り越した損失と相殺できて、利益が利益とみなされず、結果として支払う税金が減ります。上手くすれば納税額をゼロにできるかもしれません。
ただ損をしてそのままにしてしまっては、それは本当にただの損でしかありませんから。
損を利用して次の年の節税を成し遂げる。
損失の繰り越しもそれぞれ記事にしています。よろしければ参考にしてくださいな。
確定申告関係リンク集2021年版
ID・パスワード方式やった、外国税額控除もやった、損失の繰り越しもやった。
はい、これにてぼくの2020年分の確定申告終了でーす!
あとは関係する記事のリンクをドカドカ置いておきます。
オザワークスでした!
これがリアルお役所仕事
そうそう、オチがありました。
ID・パスワード方式でスムーズに確定申告のデータを送信した後、ちゃんとデータ送信ができているか確認するじゃないですか。
ちゃんとできていれば税務署から「データ来てるよ」ってメールが、e-Tax専用のメッセージボックスに着信しているから。
でも、その専用メッセージボックスを開くのにはブラウザがIEじゃないとダメで、初回ログインにはマイナンバーカードをカードリーダーに読み込ませないといけない。
……はぁ! まったく役人のやりそうなことだぜ!
でわ。
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