オザワークスです。
12月は日本株の配当の月。最近はやりの日産自動車の配当も12月なのかなあ? そしてゴーンさんは、檻の中に居てもぼくの年収以上の配当をもらうのかなあ? ん、待てよ。もしかすっと、ぼくの生涯年収以上の配当をたった1度でもらうんじゃ?
……資本主義の残酷な側面。何万分の1の今週の配当がこちら。
【KO】コカコーラ(GMOクリック・CFD) ¥320
【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債(SBI・NISA) $1.35 国外税還付金
【JNK】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券(SBI・NISA) $1.18 国外税還付金
【TLT】iシェアーズ米国国債20年超(SBI・NISA) $1.06 国外税還付金
2018年合計 $4004.65 2017年合計 $3996.81
今まで全部合計 $15498.32
2018年CFD配当 ¥8638 今まで全部CFD配当 ¥9965
ワンタップバイ米国株配当 ¥12
もくじ
11月末にして昨年受け取った配当額に到達した。やったあ、嬉しい!
まずは自慢です。11月末の時点で、今年受け取った配当額が去年受け取った額を超えました。この先12月は完全な伸びしろです。ぼくの場合は毎年そんな感じで、毎年配当金が1ヶ月分くらいずつ増えていってます。
やっぱり受け取る配当金が増えると嬉しいですね。自分の投資が間違っていないんだ、という自信に繋がり、よしもっと投資してやろう、という前向きな気持になれます。
そうするとまた次の年も配当金が増えて……という良いサイクルになってゆくわけです。
これが、配当投資の効力を肌で知っている投資家の感じ方考え方です。
投資を始めて数ヶ月の初心者は、まず配当というものをわかっていない
ところが投資を始めて数ヶ月くらいの初心者は、そういった心境にはなかなか至れません。
色々なブログ等を読んで、「よし、配当狙いの長期投資に挑戦だ!」と意気込んで株を買って、2~3回配当をもらいましたが、どうも少ない。勇気を振り絞って10万円も株を買ったのに、1回でもらえる配当金は1000円とかそんなもん。なんか少ない。
なんだ、配当投資って、全然儲かんねえじゃん!
配当投資初心者あるある。配当投資第1の壁ですね。
投資した額に対して、リターンである配当金が期待以下。こんな投資に意味があるのかわからなくなる。辛い。辞めちゃおっかな?
で、そのまま辞めてしまう人が過半です。期待と実際のギャップが生まれる原因は、投資初心者が配当投資の現実を知らないからに他なりません。当たり前ですね。「初心者」なんですもの。
10万円も投資して、1回たった1000円の配当を年4回もらうだけ。これが配当投資の現実です。
この現実を見て投資初心者は、少ね、と思います。しかし、配当投資の現実を知る投資家は、全然イケてる配当銘柄じゃん! 配当ありがとございまあ! とテンション跳ね上がりです。
配当利回り4%で少ないなんて、そんなこと言っていたらバチが当たる。ぼくのようなゴミ投資家には3%でももったいないくらいです。
これが、配当を知るものと知らぬ者の違いです。投資初心者は例外なく、配当投資の期待と現実の落差に苦しむのです。
唯一の対処法は、耐えろ!
ではその苦しみの対処法はあるのでしょうか。
あります。簡単です。耐えること、それのみです。
もっとはっきり言ったりましょう。
なにい、配当が期待したより少ないだあ? おまけに株価まで下がってマイナスだあ?
そんなもん、耐えろ!
堪えろ!
ガ、マ、ン、しろ!
以上です。これ以外の方法は、実はないんですよ。どの配当投資家も、最初の我慢の時期をただ耐えて凌いでいます。耐えて耐えて、それでも配当をもらい続けて、株も買い続けて、あるときふっと、あれそういえば配当金増えたなあ。この瞬間が来る。
その瞬間から、その人はようやく本当の配当投資家になります。けれど、それまでは耐えるしかありません。
投資初心者の不安を取り除くために、長期的なパフォーマンスの話をする無意味
よく見かける話ですけど、投資初心者の不安を解消するために、配当投資の長期的な効果とかをグラフとか使って説明するパターン。
投資開始から何十年も経つと、受け取る配当金は当初の何倍にもなりますよ、とか、株価も基本的には上向きですよ、とか。で結論は、だから長期目線で投資を続けましょうね。これで決まりです。
自分も含めて、こういった話をする先輩投資家ブロガーさんの言うことは、大体妥当です。そんなめちゃくちゃ儲かる! みたいなデタラメなことを言う人はほとんどいません。
大体みんな、善人です。なんとかこの悩める初心者さんに投資を続けてほしいと思っているはずです。続ければ効果が出ることを知っているから。
ただ、配当投資の長期的な利点の話が投資初心者の不安を解消できる、とはぼくは思いません。
何故なら、初心者の皆さんは結構耳年増で、配当の長期的なパフォーマンスがなんたら~、なんて話は高確率で知っているのです。これだけブログやら何やらありますから。「勉強」だけは非常に彼ら、よくしています。
だから、パイセンに長期的な話をされても、そんなことは百も承知で投資を始めたんだよ! 遠い将来の話よりも、今不安なんだよ! 今この不安をかき消してくれよ!
と、これが投資初心者の本音であると思います。
先輩投資家ができることは、見守ること
対する先輩は、そんなことまで知らねーよ! って話です。
単なる投資ブロガーであって、カウンセラーではないです。投資を始めたばかりの人特有の不安に効く薬を持っているわけではありません。あるのは投資の経験だけです。
でも基本的に善人なので、なんとかしてあげようと長期的にはあーだこーだ、と説明してしまうんですね。
あれです。自転車に乗れる乗れないって話に似ています。
自転車に乗れる人と乗れない人。
乗れない人「自転車に乗れるっていーな!」
乗れる人「じゃあ、練習しなよ」
乗れない人「うう……。転んだら痛いでしょ? 怖いなあ」
乗れる人「知らねーよ! じゃあ乗らなきゃいいだろう」
まったく一緒です。投資も自転車と一緒で、結局自分で体験して学習していくしかありません。本だけ読んで、自転車に乗れるようになった人がいないと同じです。結局は、やるのもやらぬのも自己責任の世界です。
自転車に乗れる人が自分の自転車を、はいこれ練習に使いなよ、とは差し出せません。けれども、乗れない人が自分で買った自転車を傷だらけにしながら必死に練習するのに、付き合ってあげるくらいはできますよね。
耐えろ! と檄を飛ばしながら。
ほら、世界は自己責任だけれども、ちょっとだけあったかい。オザワークスでした。
【BIV】バンガード・米国中期債券(SBI・NISA) $0.48 国外税還付金