オザワークスです。
2020年春、新型コロナで業績が急降下、無配に転落した米国自動車大手の【GM】ゼネラル・モーターズが、2021年半ばでの配当再開を検討中だそうです。
業績が回復しつつあるんですかね。
ぼくが保有したことのある銘柄で、無配転落からの配当再開した銘柄はこれまで一つもなかったので、さてどうしましょうか。
早い! 【GM】ゼネラル・モーターズが復配を検討中
はい。冒頭でも書いたように、米国自動車大手の【GM】ゼネラル・モーターズが復配を検討しているそうです。
新型コロナの影響で工場停止、販売店閉鎖、自動車業界はどこも苦境に立たされていたはずです。GMのみならず、【F】フォード・モーターも無配になっています。
それが、2020年の7-9月期にGMは40億ドルの利益を計上して、アナリストの予想を上回る早期回復をしています。本当に早期ですね。
で、十分な利益が出ているならば、ボチボチ配当のほうも再開していきましょうかね、ということなんですね。
やはり米国企業の配当金に対する積極性は日本企業とはなんか違いますね。
配当を再開するGMに投資するかどうか
一方で、ぼくの投資のルールだと、無配になった銘柄は保有してはいけないことになっています。売らなきゃいけないんです。
GMが無配に転落したときも泣きながら全部売りました。
今回、その無配のGMが配当を再開させる気らしいことがわかりました。
自分の関わった銘柄で無配から復配した銘柄は今まで一つもなかったので、自分の中でこの場合どうするのか実はルールがありません。
これはルールを作らないといけませんね。
うーん、どうしよう。
うん、決めた。
買いましょう。縁もあるし。
ただし、ちょこっとだけね。
ぼくは今、個別株の買い付けは後回しにして、光り輝く黄金の米国株ETFにのみ投資資金を投入している最中です。
言わば、修業中の身。
個別株などという軟派なものは本来触ってはいけない身分です。
でも、嫌いな銘柄じゃないし、ちょっとだけ買いますね。
それも、ちゃんと配当を再開するって決まった後にね。
病み上がり企業への投資は慎重に
皆さんはこんなに軽々しく投資してはいけませんよ。
業績が悪化して無配になり、ちょっと良くなったから復配するGMは、例えるなら病み上がりのようなものです。
ちょっと前まで寝たきりだったんですよ? また何かあったら、すぐ入院です。
この復配も、周りが「無理すんな」って言ってるのに青い顔して出勤して、それで稼いで飲み屋のお姉ちゃんに貢いでいるようなものです。
飲み屋の姉ちゃん側からすると、まあ嬉しいんだけど、やっぱりちょっと危ない。
もっと健康状態が安定して顔色が良くなってから遊びに来てね、という感です。
どういう感じ?
つまり、病み上がり企業に急いで投資する必要なんてないよってこと。
米国株なら、他にもいっぱい良い投資先があるから。
ぼくがGMを「ちょっとだけ」買うと言っているのも、そもそもお金が余ってないということもあるんだけど、またどうなるかわからん銘柄にそんな大金は出せんわ、という意味もあります。
これでもちょっとは考えてるんです。
米国株はやっぱりエネルギッシュだ!
今回もう一つ思うのは、米国企業のフットワークの軽さと経営の前のめり感です。
業績がヤバいと減配・無配、これはまあ普通です。
でもそこから、ちょっとでも上向いてくるとすぐに配当再開。
これがね、このスピード感が日本企業にはない。
これが日本企業だったら、もっともっと現金を利益をため込んで、ため込んでため込んで金庫がいっぱいになってから配当再開でしょう。
ザ・ノロマって感じ。
配当だけじゃなく、企業が行う事業への投資もそうでしょう。
米国企業は現金を金庫に遊ばしておかない。ガンガン投資に使う。徹底的に攻めの、前のめりの経営。
日本企業は……もういいか。
まあ、全部の米国企業日本企業がそうだってわけじゃないだろうけどね。
印象ですよ、印象。
今回みたいなGMの小さいニュースでもそれを感じるというだけ。
ぼく自身も米国の自動車メーカーは今後数年は無配が続くだろうと思っていたから、その早さと力強さに驚きました。
そういうエネルギッシュな企業が好きだから米国株が好きなのかな。
オザワークスでした。
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