オザワークスです。
GMOクリック証券のCFDで米国株に長期配当投資をしています。短期売買向きのCFDでも、意外といい感じでやっています。
今回は、CFDで定期的に米国株を買うときの投資資金のうまいやりくり、これをやっていきます。CFDは株を買ったあとにリスクが顕在化したりするので、もっている資金を持っているだけ全部使ってしまうと……てーへんなことになってしまうかもしれません。
基本はちびちび、節約しながら投資資金を使ってゆきます。背水の陣はダメです。常に余裕もたせた資金管理をしましょう。
もくじ
CFD取引における資金の動きを実際に行った取引に沿って解説
ぼくのCFDでの米国株取引は、基本的に毎月1回、投資資金1万円で2万円分の米国株を買う、というものです。これを毎月毎月繰り返していくだけです。もちろん、配当金ももらいながら。
ただ12月はちょっとイレギュラーでして、1月分の買い付けも同時にしてしまいました。つまり、2万円で4万円分の米国株を買ったわけですね。お小遣いの前借りです。
CFDで米国株を買うときの投資資金の実際的な使い方、残し方、これを12月に行った取引に沿って解説します。
ただ、これはあくまでぼく流の考え方なので、その辺りはご承知ください。
ステップ1、取引の前にロスカットレートを調整
さあ、いまからCFDで米国株を買います。投資資金の1万円は、すでにGMOクリック証券の総合証券口座か、GMOあおぞらネット銀行の証券コネクト口座にあるものとしてください。
例えばこれから株を買うというのに取引余力がこんな風にマイナスだと、きちんと1万円で2万円分の株を買えません。このマイナス分は、すでにもっている銘柄のロスカットレートを上げることによって、1度ゼロ近辺までもっていきましょう。
買付余力がプラスでも、ロスカットレートの調整は行います。上がっている株下がっている株がありますから、それぞれを適正なロスカットレートにしてあげて、とりあえず口座全体でなるべく凸凹がないようにします。
適正なロスカットレートとは、私見ですが、現在の株価から2~3割下げた地点かな、と思います。
ロスカットレートの適正値についてはこちら。
ステップ2、株を買い付ける
事前のロスカットレートの調節が終わったら、1万円をCFD口座へ移し、株を買います。事前に調整したので入金後は買付余力が1万円くらいかそれ以上になっているはずです。
もし、買付余力が5000円未満でしたら、ちょっと余力が少ないです。今月は入金だけにして、来月また1万円を用意して買い付けに臨みましょう。今月入金した1万円は決して無駄にはなりません。それはCFD口座の安定化に大きく寄与します。
株は大体2万円分くらい買います。買いたい銘柄が1株いくらで、何株買えば大体2万円くらいなのかは前もって調べておきます。その株数を、1株ずつ買います。金利調整額を低く抑えるための「1株買い」ですね。
CFDでの株の買い付けと1株買いについてはこちらを。
ステップ3、株を買ったらまずはロスカットレートの引き下げ
CFDで株を買うとロスカットレートの初期値が自動で設定され、買付余力がその分減ります。1万円の買付余力で2万円分の米国株を買ったあとは、大体6000円くらい買付余力が残るのがパターンです。
10000ー20000=6000???
なんだかアタマがこんがらがりそうになりますが、CFDとはこういうものです。1万円の資金で2万円も株を買ったのに、資金は6000円も残る。実質4000円で2万円分の株を買ったことに。
こんな風になってしまうのは、株を買い付けたときに自動で設定される初期ロスカットレートのせいです。初期設定のロスカットレートは、とても買値(現在の株価)に近い値で設定されています。つまり、高レバレッジなんですね。
これを放置すると、下手をすると株価の動きによっては、買ったその日にロスカットされる場合もあります。たまったもんじゃないので、株を買ったらまずは、この初期設定のロスカットレートの引き下げが必須です。
ロスカットレートを下げるのには、あるものが消費されます。買付余力です。まだ6000円ほど買付余力が残っているはずですから、ロスカットレートの引き下げとバーターします。
余力は全部使いましょう。とりあえず買付余力は1度ゼロまで減らしてOKです。
その上で他の銘柄を更に買う場合は、また新たに1万円を入金して、2万円分の株を買い、買付余力を全部使ってロスカットレートを引き下げます。これの繰り返し。
ステップ4、最後の最後にもう一度ロスカットレートの調整
本日の取引はもう終わり、となったら最後のロスカットレートの調整に入ります。もういい加減しつこいですが、もう一度だけ最後の最後に口座全体のバランス、個々の銘柄の安全度、これを確かめます。
ロスカットレートは現在の株価に対して低ければそれでいい、というものでもありません。低すぎるロスカットレートは、投資資金のダブつきを意味します。もったいないです。
しかし、逆にロスカットレートが現在の株価に近ければ、それは高レバレッジであり、ロスカットと隣合わせであることを意味します。危険です。
安全すぎる銘柄の余力をちょっと危険な銘柄に分けて、どの銘柄もほどほどな状態にしてあげる。そういう作業が最後に必要です。
ロスカットレート調整後の余った買付余力は、CFD口座から抜いておくべし!
すべての保有銘柄のロスカットレートを調整し、とりあえずの安全を確保した段階でもまた買付余力が余る場合があります。保有銘柄の株価が伸びていたり、そもそも買い付け時の段階で買付余力が1万円以上あったりした場合に、その様になりやすいです。
その場合、余った買付余力はCFD口座の外に抜いておきましょう。CFD口座は、CFD口座内にあるお金(買付余力)をすべて証拠金とみなします。簡単に言えば、CFDで株を保有するための担保にされているということです。
CFD口座内では、何事も証券会社のほうが主導権を握っています。そんな場所へ余った資金を置いておくのは危険です。余った買付余力は、GMOクリック証券の総合証券口座か、証券コネクト口座へと移しましょう。
余った資金をプールしておくことで、いざ何かあったときの安心につながる
余った買付余力は、たとえ少額であってもCFD口座から抜き、プールしておく。少しであれ貯めておくことで、相場などに何か問題が起こった場合でも、すぐさまCFD口座へ戻して手当に使うことができます。保険ですね。
それとは別に、毎月投資資金を新たに1万円投入することも続けていく。いざとなったらすばやく使いますが、普段はプールしてあるお金には手を付けません。これも重要。
という感じで、可愛い保有銘柄たちを守るために、何重にも防衛線を引いています。そもそも無理をせず低レバレッジの買い付け、ロスカットレートは低めに保ち、毎月新規に資金を投入&買い付け、さらに余った資金は「CFD救済基金」として貯めておく。
自分で言うのもなんですが、かなり手厚いと思います。
まとめ。CFDを続けるためには資金管理が超重要!
まとめです。
今回はCFDの買い付けや運用を「資金管理」の側面から見てみました。CFDではロスカットレートの調整も、実は資金管理だったりします。
株を買う前に各銘柄のロスカットレートを調整して安定させ、株を買ってからもまた調整を繰り返し、余った資金はCFDとは関係のない場所に貯めておく。
すべては、CFDでの米国株投資を続けるためです。儲けるためというよりも、継続するための行動を続けましょう。続けていけば、配当金が降り積もってゆくのだから。
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オザワークスでした。
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