CFDのエース銘柄、フォードが減配!? フォードの配当の特殊性について





オザワークスです。

GMOクリック証券のCFDで米国株に長期配当投資中です。まあ、つまりはCFDでも現物株と同じように、コツコツ株を買い続けて配当金をもらっていくだけの単純な投資です。

そんな中、CFD米国株銘柄のエースナンバー【F】フォード・モーターに異変発生です。2019年1/29に入金したフォードの配当金は、前年2018年1月のそれよりも明らかに額が減っていました。

1株あたりの配当額は、2018年1月が0.28ドル、対して2019年1月は0.15ドルと大幅減です。

減配じゃん!

まあ、減配と言えば、これは減配です。ただ、もともとフォードの配当の払い方というのは、少々特殊なパターンでして、もしかしたらこれはよくある単純な減配とは呼べないかもしれません。

今回は、フォード・モーターの配当金を、解説します。

実はフォードの配当は年5回!?

主だった米国企業の配当頻度は、3ヶ月毎の年4回が基本です。ところが、我らがフォードは実のところ年5回でした。

上の画像はフォードの公式サイトからのもので、フォードの2018年の配当支払い実績です。

画像が見にくいかもしれないので表にまとめると、

配当権利確定日 現地配当支払日 配当額
2018年1/30 3/1 $0.13
2018年1/30 3/1 $0.15
2018年4/20 6/1 $0.15
2018年7/23 9/4 $0.15
2018年10/23 12/3 $0.15

となります。

フォードの2018年の配当は、こんな感じで支払われました。確かに年5回の配当ですね。ただ、3/1に2回配当が支払われているのが気になります。配当の額もここだけが他と違います。

0.15ドルの配当がフォードの普通の配当として、0.13ドルの配当が異質です。この0.13ドルの配当は一体何なのでしょう?

5回目の配当の正体は、特別配当

答えは、特別配当というものです。英語で言うと、Special Divided。そのまんま。

フォードは米国企業なので年4回配当が基本ですが、プラスアルファで5回目の配当である、特別配当というものを支払う銘柄なのですね。

では、この特別配当とは何か?

特別配当は、企業が特別に儲かっているときに特別に出す配当です。そのまんま。

特別配当は、ボーナスに似ている

特別配当に似ているものがあります。サラリーマンの強い味方、ボーナスです。

特別配当は、通常の配当に加えて別にもう1回配当を支払うことです。我々サラリーマンも、通常の月給に加えて年2回のボーナスをもらいますね。それとおんなじです。

通常もらっているものにプラスしてさらに別口でもらえる。特別配当もボーナスも嬉しいものですよね。

……まあ、ぼくはボーナスなんてもらったことないんですけどね。

通常配当を増配するのではなく、あえて特別配当を出す意味

ボーナスをもらっている人たちが憎いからじゃないんですが、ここからは穿った見方です。

特別配当は嬉しいんですが、そんなものをわざわざ別に出すなら、通常の配当を増配すればいいんじゃないの? という疑問が当然出てきます。

天下の米国株、天下のフォード・モーターですからね。そこはやはり毎年の増配にも期待してしまいます。

が、実はフォードは2015年1月以来、かれこれ4年も通常配当は0.15ドルのまま増配をしていません。

あれれ、という感じです。そして、特別配当は2016年の1月から始まります。

この4年間、フォードは通常配当は一切増配せずに、毎年特別配当を出し続けました。

これ、何かに似ていませんか?

ベースアップと増配の関係

企業は基本給の上昇(ベースアップ)を渋り、その代りボーナスの増額でバランス調整する。なんて話を毎年春闘の時期によく聞きます。

企業にとって、基本給は一度上げるとなかなか下げ辛いものです。対してボーナスは企業の業績に応じて調整が効かせやすいものです。

配当も一緒です。

通常の配当は、これまで歴代の経営者が少しずつ増配を重ねてきた重みがあり、簡単には減らせないものです。経営者の能力どうなの? という見方をされてしまいます。故に、向こう見ずな増配もまた、やりにくいのです。

しかし、投資家の配当に対する期待は大きい。なので、ボーナスじゃないですが、そのときに出せるだけ特別配当というカタチで出す。これをやるわけです。

特別配当の「特別」とは?

特別配当は、「特別」な配当です。普通の配当ではないです。企業が普通に儲かっていて、経営者がこれからもその儲けが順調に増えていきそうだと思えば、普通の配当を増配します。

そうしないのは、未来に自信がないからです。例えば、今は確かに儲かってはいるが来年以降はわからない、とか。

特別配当には、そういう意味合いもあります。

2019年、フォードの置かれた状況

話は戻りまして、2019年、今年のフォードの配当です。2016年から毎年1月に特別配当を出してきたフォードくんですが、2019年1月は0.15ドルの通常配当のみの発表となりました。特別配当はなしです。

これによって、3月支払いの配当は、2018年の0.28ドルから0.15ドルへと大きく減らしました。この先通常配当の増配がない限り、年間の配当額も0.73ドルから0.6ドルへと後退です。投資家から見たら減配ですね。

こうなった原因は簡単で、フォードが儲かっていないからです。2018年の10月~12月期の決算でフォードは赤字に転落しました。主に中国の景気減速です。

これを受けて年が明けた2019年の1月、フォードは3年続いた特別配当をやめました。株価も下がっています。

減配しても、配当利回りは11%!

CFDでフォードにレバレッジ2倍で投資した場合の配当利回りも見てみましょう。

銘柄 大体2万円で
買える株数
税引き後の
年間配当額
A
年間
金利調整額
B
手取りの
配当額
A-B
レバレジ2倍
配当利回り
F・フォード 21株 1176円 0円 1176円 11.76%

毎度おなじみの、1万円の元手で2万円分のフォード21株を買ったら配当額はどうなるのか、の表です。

1万円で年間1176円の配当がもらえます。配当利回りは、減配したとはいえ11.76%と依然として超強力です。CFDにおけるエースの座は揺らぎません。

去年までのように特別配当が出ていたら、配当額は1449円で配当利回りは14%超えですから、まあ、下がったのは確かですね。

今後、フォードはどうなるのか。そして投資家はどうするべきか

今後フォードの業績がどうなるのかは、正直わかりません。中国リスクは続くでしょうし、電気自動車や自動運転への投資も欠かせません。順風満帆とは言えないでしょう。これはフォードだけでなく、自動車業界全体に言えることです。

経営が傾けば、特別配当がなくなるだけでなく、通常配当の減配すらありえます。フォードは大きな会社ですが、そもそも一度は潰れた会社でもあります。

反面、10-12月期では赤字に沈んだものの、通年で赤字だったわけでもありません。それに北米ではしっかりと儲けを出しています。

フォードに投資する投資家は、バタバタせずにじっと見守り応援すべきかと思います。ぼくはそうします。

ただ、これは何の投資でもそうですけど、フォードのみに集中投資をするのは避けたほうがいいと思います。

雑多な銘柄、雑多なセクター、ゴチャゴチャしているのが、現実の世界です。投資家のポートフォリオも、ある程度はゴチャついていていいのではないでしょうか。

さて、フォードの減配(経営陣は減配と言いたくないだろうけど)でちょっとしんみりしてしまいましたが、空気を読まずにアフィリエイトタイムです。

おとなしく口座を作ってください。
外国株訴求A

ぼくと一緒にフォードが減配するその日まで見届けましょう。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある


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ABOUTこの記事をかいた人

なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。