オザワークスです。
今年の夏も暑すぎです。
自分は暑さに強いからって油断していると、ほら、アリジゴクの巣を見て頭の中がぐーるぐる。
今週も配当から行きましょう。
(GMOクリック・CFD) ¥246
(マネックス・特定) $25.41
【OKE】ワンオーク
(マネックス・特定) $20.14
【DIA】SPDRダウ工業株平均ETF
(SBI・NISA) $1.90
(マネックス・特定) $22.61
【DIA】SPDRダウ工業株平均ETF
(マネックス・特定) $1.53
(マネックス・特定) $23.18
(楽天・特定) $47.66
2019年8月合計 $364.65
2018年8月合計 $332.05
2017年8月合計 $350.19
2016年8月合計 $221.20
2020年合計 $3586.35
2019年合計 $6118.90
2018年合計 $4576.96
2017年合計 $3996.81
2016年合計 $3408.96
今まで全部合計 $25775.88
2019年CFD米国株配当合計 ¥19182
2018年CFD米国株配当合計 ¥9441
2017年CFD米国株配当合計 ¥1327
今まで全部CFD米国株配当合計 ¥42546
2020年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥433
2019年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥147
2018年ワンタップバイ米国株配当合計 ¥12
今まで全部ワンタップバイ米国株配当合計 ¥592
真夏のバイクとアリジゴク
真夏のバイクは暑い。
意外に思われるかもしれませんが、真夏のバイクは暑さとの戦いです。ヘルメットを被っているので、頭部だけ以上に暑くなるのです。
快適とは程遠い。むしろ熱中症が近い。
暑い……、早く降りたい……。
そう思いながらバイクに乗って家に帰ってくると、玄関先でアリジゴクの巣を複数見つけました。
アリジゴク……ご存じですか?
ウスバカゲロウという昆虫の幼虫で、すり鉢状の巣を作ってその中で待ち伏せ、落ちてきた獲物を捕食してしまう怖いやつです。
これが、アリジゴクの巣。
これに小さなアリとかが落ちると、出ようともがけばもがくほど周りの砂が崩れて出られない。
そのうち巣の中心部に隠れているアリジゴクに捕まって食われてしまうんです。
まさにアリにとってジゴク。アリジゴクとはよく言ったもんです。
ウスバカゲロウという名前も大概だと思うけど。
アリジゴクの消極的な生き方マジいかん
でね、熱中症気味のアタマで玄関先のアリジゴクの巣をぼぉ~っと眺めていて思いました。
これではイカン、と。
アリジゴクの巣は、一匹のアリジゴクがえっさほいさと巣を掘って、掘り終わったらその中で獲物が落ちてくるまでじいっと待っているだけです。
これ、完全に受け身の商売です。
もしも、アリが全然まったく落ちてこなかったら、どうなるのでしょう?
そりゃ当然、アリジゴク屋は廃業です。いくらアリジゴクが持久戦に強いと言ったって限度というものがあります。
しかも、砂の中はきっとめっちゃ熱いはずです。そんな中でじっと待つだけ? ぼくなら絶対に嫌です。
そういうリスクがあるのに、今日もアリジゴクは巣の中でじっとYouTubeかなんか観ています。
これではいけない。
こういうビジネスでは、勝てない。
ぼくがアリジゴクビジネスを、変えます。
勝つためのアリジゴクビジネス
ぼくが一匹のアリジゴクであったならば、まず、アリジゴクの巣をがんばって五つ作ります。
本来であれば、アリジゴク一匹に対して巣は一つだけ。それを五つも作るのが大変なのはわかっています。
しかし、勝つためにはここはがんばらないといけないところです。五つ作ります。
で、巣を作り終えたら、その辺を歩いている若いフリーのアリジゴクに声をかけます。野良のアリジゴクですね。
「ヘイ、ユー、アリジゴクの巣を作るとかマジだるくねえ? 暑いし、良かったらこの新品の巣、お前に貸してやるよ」
フリーのアリジゴクは目を丸くします。
「マジで! 神じゃん!」
そこでぼくはこう言います。
「その代わりだ、その巣で五匹アリを捕ったら、一匹はオレのもんな?」
「ウィーッス!」
「交渉成立っつーことで。んじゃ、ヨロ~」
ぼくはこんな感じで若いアリジゴクたちに話を持ち掛け、自分で掘った五つの巣を彼らに貸し与えていきます。
こうしておけば、巣を持っていなかった若いアリジゴクは、きちんとしたアリジゴクらしい生活を送ることができるし、ぼくは特に何もしなくても餌に困ることはありません。
暑いのが嫌いなぼくは、今日も木の上で涼しい風を感じながら、冷えたカルピスソーダを片手にYouTubeを観ます。
みんな笑顔、みんな幸せ。
全国のアリジゴクたち、見ているか?
これが本当のアリジゴクビジネスだ!
そして、アリジゴクの巣メーカー同士の戦いへ
しかしながら、普遍のビジネスなどというものはありません。どんなビジネスもいずれ、変化を求められます。
ぼくの雇った若いアリジゴクの中にも賢いやつはいて、そいつはぼくに獲物のアリを献上しながら、自分はアリを食いたいのをぐっとこらえて、残りのアリを貯めていたんです。
そうして十分アリを蓄えたのちに、そいつは独立していきました。
どうもそいつは、ぼくが作った巣が気に入らなかったようで、独立してからはぼくのとは違う方式の巣を「アリジゴクの巣・改」と銘打って売り出し始めました。
ほぉ~、やるもんだね。腹が立つよりぼくは感心しました。
雇われ店長だったアイツが、立派になったもんだ。
ただ、こちらも感心しているばかりではありません。
ぼくは直ちに技術部門にアリジゴクの巣の改良を命じ、製造部門にはコストカットを命じました。
アリジゴクの巣の大量生産で、アリのアタマもう一つ分くらいは安く作れる算段です。
品質に加え、価格でも勝負! これでぽっと出の新興アリジゴクメーカーを潰します。
と思いきや、敵もさるもの。
アリジゴクの巣に付加価値というものを付けてきた。
メスのアリジゴクが好きそうなカワイイ巣に、高い居住性、みんなが集まるオープンスペースに、プライベート空間もしっかりと。
なんで、アリジゴクの巣を水色に塗らにゃあいかん?
おじさんにはわからんセンスだ。
アリジゴクにまで資本主義を学ぶ
……と、いうところまで考えて、はっと気が付く。
炎天下、玄関先、ヘルメットを被ったままでぼくは何をしているんだ?
汗はだらだら、目の前くらくら。
ぼくはその場でメットを取って家に入ると、まず真っ先にバスルームを目指しました。
危うく熱中症でアリジゴクに落ちるところでした。
どんなところにも資本主義はある。それがたとえアリジゴクの世界でも。
オザワークスでした。
(マネックス・特定) $6.06
【HYG】iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF
(マネックス・特定) $5.34