配当入金日は2週類ある。配当の「約定日」と「受渡日」の違いって?

オザワークスです。

米国株の配当金が入金したことを確認したい。でもネット証券各社の表示方法や操作方法は意外とバラバラで決まりがありません。

そんなに難しい話でもないですが、配当入金確認のぼくなりのやり方を簡単に紹介します。

それと、配当金の入金に関しても「約定日」と「受渡日」があります。

その違いについても書きました。

米国株の配当金は一体いつ、どこに入金しているのか?

SBI証券は「外貨入出金明細」で配当入金を確認

配当金が入金したことを各ネット証券でどう確認するか? 意外と統一されたフォーマットはなく、ネット証券ごとにバラバラです。

順に見ていきましょう。

まず、業界最大手のSBI証券から。

SBI証券では、ログインして「入出金・振替」~米国株ですから「外貨入出金明細」でぼくはよく確認します。

するとこんな感じに外貨での入出金履歴が表示されます。

この履歴に何か変化があると、ああ配当金が入ったのね、と思うのがぼくの日常です。

その後で入金後の買い付け余力を確認したり、ポートフォリオで株価を見たりするのがいつもの流れです。

この履歴は入出金の履歴ですので、配当金だけでなく自分のお財布から入金した分も記載されます。

楽天証券での確認方法

次に楽天証券。

楽天証券では、ログインするとまずトップ画面の「米国株式買付可能額」が目につきます。

ここの数字に変化があると、おっなんか入ったな、となり、詳細を見に行きます。

「口座管理」の中にある「配当・分配金」を見ると、詳細が表示されます。

画像を見ると9/23と9/24に配当金が入金したんだな、と思ってしまいがちですが、ぼくは少し違う考えを持っています。

理由は次のマネックス証券で説明します。

マネックス証券では、配当入金の「約定日」と「受渡日」の表示がある

最後はマネックス証券です。

マネックス証券では、ログインして外国株の「管理サイト(為替振替・口座管理)」へ入っていくとまず買付可能額が増えています。

その詳細は「口座情報」~「取引履歴」で見ることができます。

取引履歴はその名の通り、配当金の入金から株取引の詳細、自力での入金まで口座の動きが全部ここに表示されます。

ここで注目してほしいのが、画像の中の「約定日」と「受渡日」。

どちらも配当金の入金日なのですが、一体どうして配当金の入金日が2つあるのでしょう?

配当金の「約定日」と「受渡日」とは何か?

ちょっと横道にそれますが、配当金の「約定日」(やくじょうび)と「受渡日」について説明します。

上の画像の2つの日付。

  • 約定日・10/13
  • 受渡日・10/15

これどちらも配当金の入金日です。

その意味するところの違いは、約定日が入金した配当金が買い付け余力に反映される日で、受渡日が入金した配当金を証券口座外へ出金できる日となります。

どういうことか?

まず、10/13の約定日に配当金が証券口座へと入金してきます。口座の残高が配当金の分だけ増えて、それで新たな米国株も買えます。

ただし、10/13に入金した配当金は10/15の受渡日までは証券口座の外へは出せません。

つまり、先行して10/13に配当金が入って来て株を買うのにも使えるけど、入金時の手続きがまだ完了していないということです。

手続きが終わって完全に入金完了するのが、受渡日。でも、終わるまで投資家を待たせるのも悪いから、10/13の時点で自由に使える体になっているわけです。

ただし、10/15までは証券会社の外には出せません。あくまで手続きがすべて終わるまでは、「仮の」配当入金となります。

株式投資の関係には、取引の度に手続きがいくつもあります。その手続きがすべて終わるまで一切投資家が何もできないというのではなく、ある程度範囲を決めて自由を残しているのですね。

手続きの間に相場がいきなり動き始める場合もありますので。

で、これ配当金のことだけでなく、株やETFの売買でもすべて約定日と受渡日のズレがあります。配当金の権利付き最終取引日なんかもこの関係の話ですね。

投資家にとっては、「約定日」が実感的配当入金日

では投資家にとっての実感的な配当入金日は約定日か受渡日、どちらなのか?

これは言うまでもなく約定日のほうでしょう。

約定日を迎えれば、配当金を次の株を買うための代金として使えるようになります。配当入金の度に出金している投資家は多分希少です。

約定日に口座残高が配当の分だけ増えているから、約定日が配当入金日。

ぼくはそれで統一しています。

先の楽天証券の項で「入金日(受渡日)」が実際の配当入金日ではないと書いたのはこのためです。

ちなみに、SBI証券の外貨入金明細はすべて約定日のみを表示しています。そのほうがわかりやすいですね。

ワンタップバイでもうすぐ配当入金だ

本筋に戻りまして、もう一つ証券会社を忘れていました。

スマホ証券のOne Tap BUY(ワンタップバイ)。

もうすぐPayPay証券へと名前を変えるこのワンタップバイでの配当入金は、ログインして現金の残高履歴を見れば一発です。

ワンタップバイの配当入金日も受渡日ではなく約定日ですね。

もうすぐ11月のアタマにワンタップバイで配当入金だな。待ち遠しいな。

そんなことはともかく、各ネット証券での配当入金の確認方法、それから配当入金の約定日と受渡日の違いでした。

オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。