勝者はだれ? 米国株最低手数料引き下げ戦争の経過と最低な結末まとめ





オザワークスです。

ブログの更新はサボっても、配当の入金は怠らない!

いや、言ってみたかっただけです。

マネックス証券の突然の宣戦布告から始まった米国株の取引手数料値下げ戦争も、激しい戦闘の末、とりあえず落ち着きを取り戻したようなのでまた書きます。

この数日間の戦争で、一体どれくらいの米国株投資家が翻弄されたのだろう? 一体どれくらい米国株の手数料に関するしょーもないブログ記事が作られては、垂れ流されたのだろう。

人類は何も学ばない。

それは、米国独立記念日に始まった

7月4日、米国の独立記念日にそれは始まりました。

皆さんもご存じの通り、米国株の取引手数料はここ2年程変わることはありませんでした。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券。米国株投資のメインプレーヤーである3証券の取引手数料はキレイで奇妙な横並びのまま。その下で米国株投資家たちは諦めの表情さえ浮かべていたのです。

7月4日、突如としてその均衡が破られました。マネックス証券による、米国株の最低手数料の引き下げです。
米国株 最低取引手数料を0.1米ドルへ引き下げ!
最低手数料をこれまでの5ドルから0.1ドルへ。その大幅な引き下げは世の投資家に驚きをもって迎えられ、直後に歓喜へと変わりました。

米国株のネックは手数料の高さだった

米国株投資は素晴らしい、米国株投資は優れている、ただ、取引手数料にどうしてもネックがあった。

それが、取引の金額に関係なく降りかかる災厄、最低手数料の5ドルです。

どれほど小さな取引をしても5ドル持って行かれる。それに対して、ある投資家は少ない投資資金を貯めに貯めてようやく取引を行い、またある投資家はヤケになって少額のまま取引しました。血の涙を流して。

その米国株投資最大の癌とも言われた最低手数料が、一夜にして50分の1にまで縮小する。

奇しくも米国の独立記念日に行われたマネックス証券の手数料引き下げ発表は、投資家たちに米国株の無限の可能性を垣間見せたのでした。

楽天の参戦。汚れた戦争が始まった

「やはり米国株投資ならマネックス証券」「さすがはマネックス」投資家たちの喜びがなおもほとばしった翌7月5日、事態は急変を迎えます。

楽天証券も米国株の最低手数料を下げると発表したのです。
【米国株式】最低取引手数料を「0.01米ドル」に引き下げます
しかも、楽天証券はマネックスよりもなお低く、最低手数料をこれまでの5ドルから0.01ドルへと引き下げると言うのです。

投資家たちは動揺しました。この楽天証券の動きの早さ、おそらくマネックス証券の手数料引き下げ宣言を事前に察知して、対抗措置を準備していたに違いない。

いずれにせよ楽天証券の電撃参戦で、マネックス証券の立場は完全になくなりました。

ここから、戦争の始まりです。

目には目を! マネックスの意地

週明けの7月8日月曜日、マネックス証券の反撃が始まります。
米国株 最低取引手数料を0.01米ドルへ引き下げ!
楽天証券を意識して、最低手数料を0.1ドルから0.01ドルへと引き下げたのです。

おそらく週末、休日にもかかわらず緊急社内会議が開かれたのでしょう。

「Rの奴らをこのままにはしておけませんよ!」「そうです。こちらもやるべきです!」

「とにかく落ち着くんだ。まだ情勢は混とんとしている。うかつに動いては」

「これではRに負けますよ! オレはやります!」「目には目をだ!」

きっとそんなやり取りがあったはずです。

結局社内の急進派に守旧派が押される形で、マネックス証券も最低手数料を0.01ドルへと下げました。

0.1でも0.01でもほとんど同じ。シラケ始める投資家たち

しかし、このころになると投資家たちも徐々に気づき始めていました。

最低手数料が0.1ドルでも0.01ドルでも、実際投資をする分にはほとんど差はないということを。

0.1ドルだ、いや0.01ドルだ。

実際には差がないことを声高に叫ぶ証券会社に、投資家たちは次第に鼻白むものを感じ始めていたのです。

ちょうどそこへ、決戦兵器を引っ下げて真打ちが登場します。

王者SBI証券の貫禄

7月9日、マネックス証券と楽天証券が対峙し急速に緊張を高めつつある中で、それまで沈黙を保っていたネット証券首位のSBI証券が、突然動きを見せました。

まさに急襲。最低手数料の引き下げなどというヌルイことは言わない。そんなものは概念ごと消し去る。

SBI証券はこの日、米国株の最低手数料の5ドルを0ドルへと「撤廃」しました。

0.1でもなければ0.01でもない。あってもなくても意味のない数字であれば、いっそのことないほうがいい。

ネット証券の王者は、この戦いでもまた勇断を下しました。

クソダサい戦いの結末

翌、7月10日。SBI証券の一撃によって一気に火の手の上がったマネックス証券と楽天証券は、そろって最低手数料ゼロを表明します。
米国株 最低取引手数料を0米ドルへ引き下げ!
【米国株式】最低取引手数料を「無料」に引き下げ(7/22~)
クソダサい、とはこのことです。

こうして、米国株の取引手数料引き下げ戦争は幕を下ろしました。

残されたのは、「米国株の手数料が下がった。やっぱりマネックス、素敵!」などと書かれたくだらない投資ブログの記事だけです。

まさに屍の山。

この数日間の騒ぎは一体何だったのか。思い出すと、後悔と赤面でいっぱいです。

勝利者のいない戦争

毎日のように最低手数料を下げ合う馬鹿げた戦争。

マネックス証券はバシンと一撃で決めたかったろう。楽天証券は一撃でマネックスを出し抜きたかったろう。

それが朝令暮改で手数料を引き下げ合った挙句、またもや3証券で横並びとは何たることだ。

お前たちは何をやっている。そんな浮ついた醜態を晒す証券会社が信用に値するとでも?

この証券会社たちはこたびの戦争の勝者などではない。

また、毎日変わる手数料に一喜一憂し、そのたび情報価値のない記事を乱発した投資ブロガーたちも同罪である。

きゃつらの浮ついた記事が善良なる投資家諸氏をいたずらに惑わし、その判断を狂わせる。

投資ブロガーなどが勝者であってはならない。

勝利者は、あなたです。

では、この戦争の完全なる勝者はだれか?

それは、取引手数料が下がることによって米国株により投資しやすくなった、画面の前のあなたです。

最低手数料がなくなることによって、米国株は本当に投資しやすくなりました。

まだまだ日本株に比べれば手数料が安いとは言えませんが、今回のことでかなりマシになったのは紛れもない事実です。

さあ、どしどし米国株に投資してやりましょう! マヌケな証券会社どもを使い倒してやりましょう!

今こそ! 米国株開闢の時!

……あ、意外と忘れがちですが、最低手数料が実際にゼロになるのは、7月22日からです。チェキです。

安心と信頼の投資ブロガー、オザワークスでした。

"share"とは株式を意味する英単語でもある


投資の常識を変える

投資で大儲けする or 大損する時代は終わった。
安定した副収入を作る配当投資こそが投資の新常識。


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ABOUTこの記事をかいた人

なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。