オザワークスです。
ぼくは2016年から一般のNISA口座でも米国株(主にETF)を買い付けています。
その2016年分のNISA口座の非課税期間が2020年一杯で終わるということなので、2016年の非課税分を2021年の非課税枠へ移す「ロールオーバー」というものを行ってみました。
ロールオーバーを行うと通常は5年間の非課税期間が倍の10年間に引き延ばせます。
これはやらなきゃ損というものでしょう。
もくじ
NISAって? 軽くおさらい
事は一般NISAです。つみたてNISAは違う仕組みのものであり、関係ありません。
で一般NISAの仕組みですけれど、簡単に言うと株を売って儲けたり配当金をもらうときなどに発生してしまう税金、これを限定的に免除してあげましょう、という制度がNISAです。
証券会社でNISA専用の口座を作り、そこで1年間で120万円分を5年間、計600万円分の投資枠で買い付けた株などから得た利益には、課税されない。そういう感じです。
米国株や海外ETFでもNISAはOKです。
ぼくは主にNISA口座で海外ETFに投資していますが、それらのETFからもらえる配当金や売却益からは税金が取られません。
効果はある制度だと思います。
他にもNISAという制度には色々な特徴があります。詳しくは下の記事を読んでくださいませ。
2016年分の非課税期間が終わる。どうする?
では本題。
ぼくは2016年から5年間、2020年分まできっちりNISA口座で買い付けを済ませました。
で一番最初の2016年分の非課税枠が、2020年一杯で非課税期間の5年間を終えてしまいます。
一般NISAのイメージ図
この2016年に買い付けた株やらETFやらをどうするの? というのが今回の問題です。
ほったらかすのも売るのも可能
まず、何にもしないでほったらかしにしておくとどうなるのか?
2016年分のNISA枠で保有していた分は、2021年の1月1日から課税口座に移されます。特定口座か一般口座ですね。
その後は普通の米国株同様に売却益にも配当金にも税金がかかってきます。
まだギリギリ非課税のうちに売却してしまうことも可能です。2020年内なら売っても税金は取られません。
これらの場合、2021年の非課税枠に新たに投資が可能です。
でもやっぱり本命はロールオーバー
しかし、普通はロールオーバーでしょう。
ロールオーバーとは一般NISA独特の仕組みで、非課税期間の終わった年の枠を次の年の新しい非課税枠にそのまま移行することです。
言葉で説明するのはちと難しい。またNISAのイメージ図を見てほしい。
(図を見ながら)2016年に投資した120万円分の資産の非課税期間は5年間。これが終わる2020年末を持って、この2016年分の資産を翌年2021年のNISA枠へ移す。
この非課税枠の乗り換えをロールオーバーと言います。
ロールオーバーで非課税の期間が10年に伸びる
ロールオーバーをするメリットは、通常であれば5年間の非課税期間をさらに5年、合わせて10年に引き延ばすことが可能になる点です。
米国株をNISAで買う。そこから5年間は配当金も売却益も非課税。ロールオーバーをすればその非課税の期間が2倍の10年に伸びるっちゅうわけですよ。
税率約20%の国内税が取られないというのは、配当金をもらっても実感として結構違いますよ。やっぱり多く手元に残ります。
ロールオーバーをするデメリットは特にないと思うので、これは基本的にやっておくべきだと思います。
デメリット、しいて言うなら2016年分の資産を2021年の非課税枠にぶち込んでしまうので、2021年の枠で新しい株などは買えないという点が挙げられるかもしれないけれど、うーん、デメリットと言えるほどのことか? そんなのしゃーないじゃんとしか。
銘柄ごとにロールオーバーすることも可能。芸が細かい
今回ぼくは初めてNISAのロールオーバーを経験したけど、銘柄ごとにロールオーバーするかどうか選べるんですね。
これはなかなか芸が細かいなと思いました。
ま、パフォーマンスの悪い銘柄だけ切るとかそういうこともできるわけで、選択肢が多いことは良いことだと思います。
そんなわけで、2016年のNISA投資分は2025年まで非課税となりました。
今後ともじっくり頼むよ、NISAクン。
オザワークスでした。
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