オザワークスです。
為替の話。
とうとう1ドル=144円になってしまいました。
その影響で、資産の90%以上がドル建てになっているぼくの総資産額が勝手に増えます。
4000万円が見えてきています。
ありがたいことです。
これを記念して、今回はぼくの資産が4000万円を超えるための今後の展開をいくつか考えてみたいと思います。
ぼくでなくても、今後の展開は米国株に投資する全員に関係してくることでしょう。
1ドル=160円はあり得るのか
はい、まずは今後もっと円安ドル高が進む展開です。
今は1ドル=144円ですが、これが150円、160円とさらに円安ドル高になる。
株価があまり変わらないとすると、1ドル=160円くらいでぼくは4000万円達成です。
いや、1ドル=160円はいくらなんでもあり得んでしょう(笑)。
と笑いたいところですが、皆さん、ちょっと前まで1ドル115円くらいでしたよね?
そこからもう30円近く円安になっているんですよ。
1ドル=115円のときにたった半年かそこらで144円まで行くなんて想像していました?
ぼくはしていませんでした。
だからないとは言い切れないのが怖いところです。
相場の世界は何が起こるかわかりませんですからね。
そういうこともあり得ると心のどこかに置いておいたほうが良いでしょう。
為替=国力ではない
為替は、日本と米国それぞれの金融政策で変わります。
為替だけでなく、ぶっちゃけ株価のほうも金融政策で大体のところは決まってきます。
金融政策の影響は果てしなく大きいのです。
現在は、日本が積極的にお金を刷る「金融緩和」、米国がお金をあまり刷らない「利上げ」をそれぞれ実施中です。
日本がお金をじゃぶじゃぶ刷り、米国がお金を刷らないので、金融市場では日本円が余っていて米ドルが少なくなります。
余っているものは価値が下がり、少ないものは値上がりする。
レア物、とか希少品とかは大抵高いでしょ? それです。
だから、日本円が安くなって米ドルが高くなっているのですね。
よく、円の高さとかドルの高さとかが国力を反映している、とか言う人がいますが、まったくの間違いで為替と国力には何の関係もありません。
お金を刷っているか刷っていないかです。
正確に言うとちょっと違うんですが、大雑把に言うと為替はこんな感じ。
これが今後はどうなるのか。
米国の展開
まず米国は現在高いインフレ率を下げるために利上げをしているわけですが、これはいずれ終わりを迎えます。
利上げして不景気になればみんな物を買わなくなりますから、モノの値段(物価)は下がります。
そして米国が利上げを終了すると、為替は円安ドル高から円高ドル安へと向かいます。
これまで利上げでお金を刷るのを渋っていた米国が、景気を良くするために逆にお金を刷り始めるからですね。
空前の円安ドル高でウハウハな思いをしていた我々米国株投資家は、ここでちょっと為替の面で躓きますね。
ただ、利上げが終わったことにより為替ではピンチになりますが、今度は米国株の株価が上がり始めることでしょう。
2022年の米国株は、株価はずっと低い状態でしたから、いざ上がり始めたらえげつない利益を米国株投資家たちにもたらすと思います。
期待できない日本
米国での利上げが終わり、米国株がグイグイと株価を伸ばし始めるのと多分前後するようなタイミングで、今度は日本側で大きな問題が起こります。
2023年春、日銀総裁の人事です。
来年春に、日本の中央銀行のトップである日銀総裁が、交代します。
就任以来一貫して金融緩和政策を取り続けてきた現在の黒田総裁から誰に代わるのか。
人が代わるとまた金融政策も大きく変わってしまうのです。
現在の予想では、増税大好き財務省出身のなんとかという人が次期総裁になるのではないかと言われており、多分そうなります。
そうなると日本経済は大変です。
日本の景気はまだまだ弱いのに、インフレ率も低いのに、利上げとかの金融締め付け政策を恐らく取ることになるでしょう。
「極端な円安ドル高を是正するため」とか言いそうです。
このまったく間違った金融政策の転換のために為替は急激に円高ドル安に振れることでしょう。
1ドル=100円すらも割ってくるかもしれません。
日本の輸出企業にとっては絶望でしかない。
それだけでなく、日本経済全体が死にますね。
またデフレ時代に逆戻りです。
ぼくは持っていませんが、日本株は暴落するでしょう。
日本株の投資家さんはお覚悟を。
ちなみに、日銀総裁を指名するのは総理大臣です。
あの男が首相である限り、日本に関係することはまったく何も期待できませんね。
結局、プラマイゼロか?
まとめましょう。
今後半年くらいで為替と株に起こること。
米国の利上げが終わることにより円安ドル高も収まる。
米国株は株高へ。
日本はまたゴミみたいなやつが金融政策を決めることになり、金融緩和終了へ。
それによって猛烈な円高ドル安が巻き起こる。
日本経済は終了。日本株は暴落へ。
米国株投資家の目線で見ると、現在の円安ドル高がもたらした資産増は水泡に帰す見通しですが、代わりに株価のほうが伸びてくれそうです。
プラマイゼロ、と言ったところですか。
なかなか楽にお金持ちにはさせてくれませんね。
決して楽観はせずにこれまで通りコツコツ株を買っていくとしましょう。
はい、ここまで読んで上に書いてある金融政策などの話が全然分からん、という方は、無理せず今まで通りに米国株のインデックスへ投資するのがいいと思います。
S&P500とかそういうやつね。
無理せずコツコツマイペースがすべてを解決する。
オザワークスでした、
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