オザワークスです。
DMM.com証券の米国株が外貨決済サービスを導入しましたので詳細を調べました。
外貨決済と円貨決済が選べるよ
DMM.com証券が米国株の外貨決済サービスをスタートさせました(8/19~)。
⇒DMM.com証券公式「外貨決済サービス」
以前からDMM.com証券では米国株投資のサービスを提供していました。
しかし、日本円で米国株の取引を行う円貨決済のみの対応でした。
それが、これからは外貨(米ドル)での取引も可能となり、外貨決済と円貨決済が選べるようになりました。
為替手数料は25銭
外貨決済で米国株投資を行う場合、投資家は事前に日本円を米ドルに換え、そこで得た米ドルを使って米国株の取引をします。
そのとき為替取引の手数料として1ドルあたり25銭の手数料が発生します。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券では現在為替手数料が0円となっていますので、ちょっと見劣りしますね。
ちなみに、円貨決済で米国株を取引きする場合もDMM.com証券が自動的に為替取引を行っており、その場合も25銭の手数料は取られています。
投資家が自分の手で為替取引をするかどうかの差なんですね。
米国株の取引手数料0円⇒廃止へ
米国株の取引手数料は大幅に変わります。
従来、DMM.com証券では米国株の取引手数料が0円に設定されており、そこが他社との差別化になっていました。
ですが、外貨決済サービスの開始とともに米国株の取引手数料が0円から変更になりました。
新手数料は、取引代金の0.495%が変更後の取引手数料になります。
ただし、最低手数料は0ドル、手数料の上限が22ドルとなります。
円貨決済でも同様です。
この取引代金の0.495%という取引手数料は、ライバルである同業他社と同レベルではあります。
しかし、ついこの間まで取引手数料が0円だったわけで、外貨決済サービス開始とともに取引手数料を値上げした、とどうしても見えてしまいますね。
配当入金は米ドルで統一
また、米国株から受取る配当金に関しても大きく変わります。
従来は、米国株から配当金が支払われるとDMM.com証券側で自動的に為替取引をして、日本円で証券口座へと配当金が入金していました。
この配当入金時の為替取引手数料が、1ドルあたり1円ととてつもない高さであることはあまり知られていませんでした。
これが外貨決済サービス導入によって大きく変わりまして、まず米国株の配当金は必ず米ドルで証券口座へ入金します。
外貨で米国株投資を行った場合はもちろんのこと、円貨決済で米国株を保有していても配当金の入金はすべて米ドルです。
それ故、従来1円かかっていた為替手数料はかからなくなりました。
しかしDMM.com証券から米ドルのまま出金はできないので、出金したければ25銭の為替手数料を払って日本円に為替取引をする必要があります。
出金の手間はともかく、円貨決済で米国株投資をしても受け取る配当金は必ず米ドルなので、配当金の再投資を考えた場合初めから外貨決済を軸に米国株投資をしていくのが良さそうですね。
普通のネット証券という感じ
という感じがDMM.com証券の外貨決済サービスとなります。
ま、普通って感じですね。
SBI証券とか楽天証券とか他の米国株サービスを展開しているネット証券と似たような感じになりました。
可もなく不可もなしって感じです。
気になった方はどうぞ。
オザワークスでした。
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