オザワークスです。
GMOクリック証券でできるCFDでの米国個別株投資。配当利回りランキングの2021年2月号です。
もくじ
米国株CFD、配当利回りランキング2021年2月
この配当利回りランキングは、GMOクリック証券のCFDで投資できる米国個別株58銘柄と不動産ETF5銘柄に対して、レバレッジ2倍で投資した場合のランキングです。
具体的には、1万円の資金で約2万円分の米国株を買う投資です。
だったら単純に配当利回りは現物株の2倍になるかと思いきや、違います。
CFDで株を保有する際に投資家が支払う金利調整額を、受け取る配当額から引いて利回りを計算しています。
その他、2万円分で買える株数なども利回りに大きく影響を及ぼします。
そこら辺の細かい投資条件と利回りの計算方法はこちらの記事で詳しく書いています。
2月 | シンボル | 銘柄 | 買い付け株数 | レバ2倍 配当利回り |
1 | REM | モーゲージ不動産ETF | 6株 | 13.56% |
2 | T | AT&T | 7株 | 13.44% |
3 | XOM | エクソン・モービル | 4株 | 11.04% |
4 | PFE | ファイザー | 6株 | 8.64% |
5 | CVX | シェブロン | 2株 | 7.68% |
6 | MRK | メルク | 3株 | 5.76% |
7 | RWX | グローバル(米国除く)不動産ETF | 6株 | 5.52% |
8 | VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 3株 | 5.40% |
9 | HPQ | HP | 7株 | 5.04% |
10 | C | シティグループ | 3株 | 4.20% |
11 | VNQ | 米国リートETF | 2株 | 4.04% |
12 | KO | コカコーラ | 4株 | 4.00% |
13 | RTX | レイセオン・テクノロジーズ | 3株 | 3.84% |
14 | BAC | バンク・オブ・アメリカ | 6株 | 3.84% |
15 | CSCO | シスコシステムズ | 4株 | 3.20% |
16 | RWO | グローバル不動産ETF | 4株 | 3.16% |
配当利回り13.56%の【REM】モーゲージ不動産ETFの実情
ランキング1位の【REM】モーゲージ不動産ETFの配当利回り13.56%とはどういう世界か。
投資資金1万円を用意して、1株$33.57(3546円)のREMを6株(21276円)CFDで買います。レバレッジは2.1276倍です。
これが現物株であれば、REMは1万円札で2株しか買えない。ギリギリ3株買えません。
それが、同じ1万円札で1万円以上の株が買えてしまえるのがCFDの一ついいところ。
REMは配当を出します。不動産ETFなので配当額は毎回上下する。
過去1年間のREM1株当たりの配当額を合計すると226円。
これが6株で1356円。
1万円札で約2万円分のREM6株を買って1年持っていると1356円の配当金が見込まれます。
1万円の投資金額に対して1356円の配当額。なので、配当利回りは13.56%となるのです。
全財産をREMにしたら年間271万円も配当金がもらえる
13.56%の配当利回りはかなり高いです。
仮に100万円投資していたら年間で13万5600円の配当金が入金する計算になりますから。
ぼくは現在米国株の現物でも2000万円ほど運用していて、なんだかんだで年間の配当額は60万円ほどです。
2000万円すべてをREMに突っ込んだら、年間の配当額は271万2000円となります。正直、ぼくの労働年収に匹敵します。
そのくらい、利回り13.56%というのは配当効率が高いのです。
13.56%の配当利回りがあれば別に株価など上がらなくても…
株価の成長(上昇)と配当金、どちらが投資家にとって大きな利益になるのか、という問題があります。
これは通常であれば、株価の成長に軍配が上がる問題です。
いわゆる高配当株などは、配当金ばかり出して株価はまったく上がらない、などと揶揄されます。ぼくもそう思います。
配当金よりも、株価がぐわんと上がったときのほうがはるかに儲かります。
しかし、その儲からない配当金も配当利回りが13.56%ともなると少々話が違ってくるような気がぼくにはするのです。
毎年株価が10%以上も上昇し続ける銘柄、というものがあるのかどうかぼくは知りませんが、あるとしてもそれはごく少数の奇跡みたいな銘柄だと思います。
普通はなかなかそんなに上がりません。
でもREMなら、いや、REMには及ばないながらも配当利回りが10%以上になる【T】AT&Tや【XOM】エクソン・モービルなどなら、毎年10%以上の配当金が受け取れる計算になります。
だったら、株価など別に上がらなくても良い、というのは投資の1つの考え方になるのではないか。
そんなふうにも思うのです。
CFD×配当の考え方もある
これをして、CFDが現物株よりも優れている、などと言うつもりはありません。
CFDの仕組み上、手持ちの投資資金以上の株が買えるレバレッジが使えること。
それによって同じ銘柄・投資金額でも現物株以上の配当額・配当利回りが実現できること。
配当利回りが10%以上になると、例え株価の上昇がなくてもそれなりのうま味があること。
CFDはそういう使い方もできるよ、ということが言いたかっただけです。
もちろん、CFDは簡単ではありません。
その仕組みは難しいし、株を保有しているだけでコストがかかるし、なにより株価の下落に弱い。
数々の弱点を手当てしながら進めていかなければいけないのもまた、CFDの真実だと思うのです。
投資に近道はないですね。
オザワークスでした。
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