オザワークスです。
GMOクリック証券のCFDで米国株の個別株に投資しています。短期的な売買を想定したCFDでありながら、配当狙いの長期投資です。大方の予想に反して(?)、意外と安定して運用できています。
CFDは現物株と違って、株価の変動で買付余力が刻一刻と変わってゆきます。株価が上がれば買付余力も増え、逆に下がると買付余力も低下します。CFDの場合、保有株の下落で買付余力がマイナスということもザラです。
株価は天下の回りもの。株価が上がって買付余力が増えたとき、そのプラスになった余力をどう捌くか。以前のぼくは、余った買い付け資金をCFD口座の外に一時避難させていましたが、最近少しやり方を変えました。その変化を記事にします。
もくじ
CFDでは買付余力がゼロ以下になることがある
GMOクリック証券のCFDで何か米国個別株を買って、しばらく時間が経ってからCFD口座をのぞくと、買付余力がこんな風にマイナスになっていることがあります。
これはCFD独特の現象。現物株では、買付余力は最低でもゼロ。CFDではそれがときにはマイナスまで落ち込むことがあります。
そうなる原因は、毎日の株価の変動です。CFDで買った株が上がれば買付余力は増えて、下がれば余力は減ります。ときにはマイナスにもなります。
で、これ、買付余力は別にマイナスになっても問題ありません。株価の変動は投資家にはコントロール出来ないものなので、気にするだけムダです。買付余力がマイナスでも配当金は普通に入ってくるので、放っておきましょう。
CFDでの余剰資金をどうするか。以前の方法
むしろ行動したいのは、株価が上がって買付余力がプラスに転じたとき。買付余力がマイナスでなくプラスなので、余剰資金ということになります。
この余剰資金をどう扱うか。以前のぼくは、余った資金をCFD口座の外に一時的に避難させて、いざというときのために確保しておこう、という考えでした。
例えるなら、CFD口座は雨ざらしの屋外。資金が余ったら、できるだけ雨の当たらない屋内へと移動させておこう、という考え方。
で、いざ本当に株価の下げ、つまり買付余力のマイナスがきつくなってきたなら、そのときはしまっておいた資金を大胆に使いましょう。と、こういう考えだったのです。
これはこれで今でも有効だと思います。
余剰資金はロスカットレートを下げるのに全部使って良いと最近思う
ところが最近、この余剰資金の取扱についてちょっと考え方が変わってきました。資金が余るたびにCFD口座の外に資金を移さなくても、ロスカットレートをより下げるのに使っとけばいいんじゃないの? というのが最近のぼくのトレンドです。
ロスカットレートとは、それ以下になったら強制的に株が売却されてしまう、保有限界株価です。
株を保有して配当金をもらい続けるのが投資の目的なので、現在の株価がロスカットレートにタッチしてしまうのは避けたい。つまり、ロスカットレートは低ければ低いほど良いのです。
であれば、余剰資金を使ってロスカットレートを下げれば、保有株は安全になり、配当をもらうという本来の目的を続けられます。
例えるなら、雨ざらしの屋外がかわいそうだからと言ってなにも家の中にバイクを入れるのはやりすぎで、雨の当たらない軒下くらいで良いんじゃないの? という感じです。
具体的に、AT&Tのロスカットレートを下げてみる
現在、ぼくのCFD口座の【T】AT&Tは、現在の株価$31.68に対して、ロスカットレートが$20.50となっています。これはつまり、AT&Tが$20.50まで下落したとき、強制的に売却されてしまうことを意味しています。
ロスカットレートが低ければ低いほど良い、というのはそういうことです。
で、もし、AT&Tやその他の保有銘柄の株価が上がって買付余力が余り出したら、その余力を使ってロスカットレートをさらに下げてやることが可能です。19ドル、18ドル、17ドル……とね。
現在のロスカットレート$20.50でもかなり強制売却される可能性は低いんですが、それをさらに下げてやることによって、より、安全度が増すということです。
株を保有している状態の維持、を優先することによって、配当をもらい続ける投資、が可能となります。ちなみに、配当金が入金してもロスカットレートは少し下がります。これも良し。
CFD口座全体をロスカットレートで制御する
そうやってAT&Tのロスカットレートを下げている状態で、例えばAT&T以外の銘柄が暴落するような局面では、逆に今度はAT&Tのロスカットレートを上げてやります。
ロスカットレートを上げることによって資金が買付余力に戻ってきますから、その戻った資金を暴落した銘柄に当ててあげれば暴落した銘柄も守れます。
ロスカットレートの上げ下げはいつでも瞬時にできますから、CFDに関するほぼすべての事柄をロスカットレートの制御で行う。ロスカットレートコントロール主義とでも言いましょうか。それで十分な気がします。
例えて言うなら、ロスカットレートを出し入れ自由な貯金箱として活用していく感じです。
油断は禁物。常に低レバ、低ロスカットレートの心がけを
と言っても、まだまだCFDでの配当狙い長期投資は実験段階です。この先どうなるかは正直ぼくにもわかりません。相場次第では、1年後にはキレイに破綻しているかもしれません。
いずれ来るであろう弱気相場のために、常日頃から低レバレッジ、低ロスカットレートのCFD投資を心がけていきたいものです。
オザワークスは、GMOクリック証券のCFDで長期で配当をもらい続ける、という遠大な投資実験を行っています。
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最近、CFDだけじゃなく米国株投資全般が怖いくらい安定している。逆に怖いな。
オザワークスでした。
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