オザワークスです。
2020年はコロナショックで現物株で大損しましたが、CFDの米国株でも派手にやらかしてしまったぼくです。
現物株は最大で3年間も損失を繰り越して納税額を減らすことができます。
実は、CFDでも同じことが可能なんです。
今までCFDで損失を出したことがなかったぼく。
今回、初めてCFDの損失繰り越しを確定申告でやってみたレポートです。
損失を繰り越す仕組みと意味
投資で利益を出すとそこに税金が発生します。株式でもCFDでもそこは同じ。
そして損失を出すと、お金が減ってちょっと悲しい気持ちになります。来年こそはがんばろう。
でも、ちょっと待って。
今年残した損失は、ちょっと悲しくなって終わりじゃないんです。
確定申告で今年の損失を次の年の利益と合わせてやることで利益を減らして、次の年の税金を少なくすることができるんです。
これを、損失の繰り越しと言います。
損失の繰り越しは現物株とCFDともに可能で、どちらも最大で3年間繰り越し続けることができます。つまり、損を出した次の次の次の年の利益までカバーできるってことです。
ただし、毎年の確定申告は必須です。
損失の繰り越しの仕組みについては、現物株の損失繰り越しのやり方を書いた記事に詳しく載せました。
CFD確定申告の手順その1
さあ、やっていきましょう。
確定申告(e-Tax)の準備は終わっているものとして、申告書の作成からスタートです。
「収入金額・所得金額の入力」のコーナーの「先物取引に係る雑所得等」のところへ入っていきます。
ちなみに、FXの申告でも同じですからねえ。
入ったらズバズバやっていきます。
まずは、「1 所得区分」のところを「雑所得用」とします。
そしたら、次は「2 取引の内訳入力」とあって記入する欄が沢山あるのですが、これは全部埋めなくて良いです。
CFDやFXなんて何百、何千回と取引する人もざらなので1回1回の取引内容なんて一々入力していられません。
必要なのは、取引の種類、決済の方法の2点のみです。他は空欄でOKです。
取引の種類については、使っている証券会社からCFDの「年間損益報告書」というものが発行されているはずで、それを参考にします。
ぼくが使っているのはGMOクリック証券で、下のような感じで証券会社のサイトで見ることができるようになっています。
取引の種類というのは、「証券CFD」や「商品CFD」という部分のことです。CFDのジャンルのことですね。
これにわかりやすく証券会社の名前も付けて、「GMOクリック証券 証券CFD」とでも入れておきましょう。
「商品CFD」など別のCFDのジャンルがあれば、下の「もう1件入力する」で別に入力します。複数の証券会社を使っていても別です。
つまり、年間損益報告書の枚数だけ入力回数があるわけですね。
次に決済の方法は、「仕切」と入れましょう。
で、入力した後はこんな感じ。
CFD確定申告の手順その2
次はお待ちかねの金額の入力ですね。
ここもすべてを入力する必要はありません。
年間損益報告書に書いてある数字を書き写すだけです。
とりあえず、ぼくの2020年の年間損益報告書にはこんなことが書いてありました。
売買で19万1000円損していて、配当金(権利調整額)を1万6000円もらっていて、トータルで17万4000円の損をしたことがこれでわかります。
まず、「差金等決済に係る利益又は損失の額」に「-191234」と売買損益の金額を入れます。
そして、権利調整額等の差金決済以外の利益があれば「その他の収入」の欄に「16401」と金額を入れます。
金額を入れるとこんな感じ。
複数の証券会社を使っていたりする場合は、「もう1件入力する」でこの作業を繰り返します。
損失繰り越しの入力方法
過去の損失額を繰り越す場合は、保存してあるe-Taxのデータを参照しつつ、下の画像の入力欄に損失額を入れてください。3年分の繰り越しが可能です。
ぼくの場合、CFDに関しては今年初めて確定申告をしますので、ここは空欄になります。
来年は、最終的な損失額の合計数である「-174833」を入れることになりますね。
決済なしの年が3年続くと……
CFDの申告に関しては以上です。
ここまで偉そうに書いてきましたが、ぼくも今年初めてCFDの申告をするので、やり方がこれで100%あっているのかどうかは、正直よくわかりません。
間違っていたらごめんなさいね。
まあ、来年申告をしたときにそれがわかるってことで。
でも、いくら損失を繰り越しても2021年に決済をまったくしなかったら、正しいのかどうかすらもわからない。
そして決済なしの年が3年間続いたら、今年繰り越した損失もそこで消滅します。
まあ、そうなったらそうなったでそれもいいか。
なるようになる!
オザワークスでした。
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