オザワークスです。
ぼくのCFD関連の記事末尾には、いつもGMOクリック証券へのリンクと下のようなバナーを貼り付けているのですが、すんません、これ、アフィリエイトです。
(2020年10月、CFDのアフィリエイトはなくなりました)
⇒GMOクリック証券公式「はじめてのCFD」
そのことを断った上で、アフィリエイトリンク先のGMOクリック証券公式のCFD紹介ページ、これを解説したいと思います。
というのもですね、証券会社の公式ページだから、さぞやわかりやすいウェブページになっているかと思いきや。意外とゴチャついていて、本当にアピールすべきポイントがぼやけているんじゃないかと危惧した次第なんです。
まあ、CFDと一言で言っても、扱うものから取引の目的まで、その世界は広いですからね。簡単なページ1つでCFDをまるごと説明しようとしたら、そりゃあ所々無理も出てきますよ。仕方のない面はある。
とはいえ、それでGMOクリック証券のCFDの魅力や優位性が伝わらなければ、そもそも意味がない。
ならば、ぼくがさらに突っ込んで解説しましょう。というわけです。
では参りましょう。GMOクリック証券のCFDの世界へ。
もくじ
CFDで長期配当投資。その目線でGMOクリック証券の公式CFD紹介ページを見に行く
しかしその前に確認しておきます。GMOクリック証券のCFDでどのような投資を行うのかを。
ぼくが皆さんにおすすめし、また自分でもしているのは、CFDを使った「少額からコツコツ毎月株を買っていく配当狙いの長期投資」です。
具体的な投資先は、高配当利回りの米国個別株です。それをを毎月5000円とか1万円とかずつ買って長期保有します。そう、極めて現物ライクなCFDの使い方なんですね。
CFDはそもそも短期的な売買を想定したシステム設計になっています。けれど、ぼくはその辺を全部無視して、あえてCFDで長期配当投資をおすすめします。
はっきり言って、邪道です。本筋のCFDユーザーからすれば「ざけんな!」って感じでしょうが、GMOクリック証券CFDの取引手数料無料というミラクルが、それを可能にしました。
まあ、その辺の話はまた本文でしっかりと。とにかく、CFDで少額からの長期配当投資をするんだ、という気持ちでGMOクリック証券の公式CFD紹介サイトを見てみてください。
では行きましょう。
世界中のマーケットへ投資できるCFDへようこそ!
世界中のマーケットへ投資できるCFDへようこそ! 口座開設はもちろん無料ですからお気軽にどうぞ。
さて、まず「CFDを知る4つのポイント」とあります。
- CFDって何?
- 少額・小口で世界中に投資
- 充実の取扱銘柄
- 高機能取引ツール
この4つです。順に見ていきましょう。
CFDって何? の説明がザルい件
ここでは、CFDとは何か? について説明されています。差金決済取引の説明でいきなり、
仕組みはFXと同じ! と言うてもうてます。まあ、そうなんですけどね。けど、いきなり言い切っちゃうのはちょっと……。
確かにCFD(差金決済取引)の仕組みや概念を説明するのは難しいです。一旦説明を始めると、長文になりがちです。ほら、こんなふうに↓。
GMOクリック証券の公式CFDサイトでは、CFDについて以下のように説明されています。
CFDはContract for difference の略で、「差金決済取引」を指します。差金決済取引とは、「差額だけをやり取りする」取引です。つまり、利益が出たら利益分のみ受取、損失が出たら損失分のみを支払う形で取引を行います。
差金決済では、担保として「証拠金」を預けることにより、取引したい金額を全額用意することなく取引ができます。これを「証拠金取引」と呼びます。つまり、FXと同様にレバレッジを効かせ、手持ち資金よりも大きな金額で取引可能ということです。
こんなんでわかるかーい!
でもこのくらいの文字数では、正直これは仕方がない。
では不肖このぼくが、もう少しわかりやすいCFD(差金決済取引)の例え話を。
ある投資家の取引風景からCFD(差金決済取引)を説明する話、リターンズ!
ある日、一人の投資家が証券会社にやってきました。投資家は、財布から出したなけなしの1万円で5万円分の株を買うと、帰っていきました。
財布から出した1万円が担保となる「証拠金」で、その5倍の額の5万円分の取引をしたのです。現物だと5万円現金で必要ですよね? でも投資家が使った元本は1万円で、5万円は払っていない。これが「証拠金取引」です。
翌日、昨日の投資家がまた証券会社に来ました。投資家は、昨日買った株が10万円まで値上がりしたので今売りたい、と言いました。さて、この株を売ったとしたら、投資家の利益はいくらになるでしょう?
答えは5万円です。5万円分買った株が10万円になったので、利益は5万円。投資家は利益の5万円と証拠金として証券会社に預けていた1万円、合わせて6万円を受け取るとホクホク顔で帰っていきました。
この投資家の取引をもう一度振り返ってみましょう。投資家は1万円で5万円分の株を買い、それが10万円まで値上がりしたので売って、利益は5万円になりました。
株を売ったときの動いたお金に注目してください。投資家は、10万円分の株を売りました。しかし、受け取った代金は、5万円の利益を含んだ10万円ではありません。利益の5万円のみです。
それ故、この投資家の総資産は、証拠金として証券会社に預けていた最初の1万円と利益の5万円を足した、6万円になったのです。11万円ではありません。
取引結果の差額だけお金をやり取りする。これがCFD(差金決済取引)です。
これが現物の株取引だと、利益は一緒でも動くお金の額が違います。まず初めに5万円の現金で5万円分の株を買い、それが10万円になったので売って、利益の5万円を含んだ取引代金10万円を受け取る。投資家の資産は5万円から10万円になりました。
取引全体のお金をやり取りする。これが現物の決済です。
CFD(差金決済取引)の仕組みの理解は必須ではない
やっぱりCFDの説明は難しいです。そして必ずある程度は長くなってしまう。
しかし自分で長々と説明しといてナンですが、CFDってナニ様? の疑問に関しては、正直わかってなくても実際の取引では特に困りません。
なので、理解するの無理だわ、って人は無理を通してまで勉強しなくてもぼくはいいと思います。だって実際の取引の現場では、それで困ることはないのだから。道具としてのCFDの使い方さえわかっていれば、それで十分。
もちろん、仕組みをきちんと理解していたほうがいいですよ。理解していないよりは。けれど必須じゃないってことですね。
サイトの解説に戻りましょう。
少額・小口で世界中に投資 これがGMOクリック証券CFDのキモ中のキモ!
全国8000万人の少額投資家の皆さん、お待たせしました! ここがGMOクリック証券CFDのキモ中のキモ、ですよ!
なんと、取引手数料0円で米国株に投資できますよ(キラン!)。
現物の米国株取引では避けては通れなかった、最低取引手数料5.4ドルの壁。
1000円分の米国株を買うのに何故600円の手数料を払わねばならないのか? 1万円分の米国株を買って配当をもらいたいだけなのに、何故もらえる配当以上の手数料を払わなければならないのか?
今まで幾多の少額投資家が涙を流して屈してきたその壁が、ここにはございません。
GMOクリック証券のCFDでは全銘柄、いくら取引しても、何度取引しても、取引手数料は無料です!
歴史に記しましょう。2018年、取引手数料の壁崩壊、と。
さらに、レバレッジが少額投資に味方する!
さらにCFDの特徴として、証拠金取引ですからレバレッジを駆使した取引が可能です。先程の「ある投資家」の例え話でもそうでしたけど、手持ちの資金を証拠金として差し出すことで、それ以上の額の取引をできます。
外国株のCFDであれば、最大レバレッジは5倍。つまり、最大で証拠金の5倍までの米国株を買える、ということです。もちろんもらえる配当金も5倍です。このレバレッジも少額投資の頼もしい味方ですね。
他にもCFDあれこれ
他にもCFDについてあれこれ。
GMOクリック証券の公式CFD紹介ページでは、ほぼ24時間取引できる、とありますが、
取引時間は銘柄によってかなり違います。米国株をCFDで取引する場合、月~金の23:30~翌6:00(米国では夏時間というものがあって、3月~11月までは月~金の22:30~翌5:00)。
つまり、米国株式市場が開いている時間でないと、米国株は取引できません。
CFDでは売りから取引を始めることもできます。
イラストの通りに、安いところで買って高く売る、これが普通の取引です。そうではなく、初めに高いところで売って、安くなったら買い戻す、そういう取引もできるのです。
しかし配当狙いの投資をする場合、売りから入ることはありません。「売り」で米国株を持っていると、配当金をもらうのではなく、逆に支払うことになってしまうからです。なのでこれは忘れましょう。
充実の取扱銘柄 配当をもらうなら、もちろん米国株!
GMOクリック証券のCFDで取り扱っている銘柄は多種多様です。
株価指数だけでも日本、米国、上海、香港……。「商品」のジャンルでは原油や金、大豆とかも。ETFに中国株、そして米国株。
世に相場というものがある限り、それらはすべてCFD化されうる、ということです。何故ならCFD(差金決済取引)は、単に取引の方法の1つでしかありませんからね。だから何でも、CFD化できるわけです(通貨ならFX!)。
さて、この多種多様な投資先から銘柄を選ぶわけですが、正直どれを選んだらいいのかわからない。
そんなときは、自分の投資目的を思い出してみましょう。ぼくの投資目的は、少額からの配当狙いコツコツ投資です。
だったら、投資先は配当充実の米国株に決まってます(断言!)。
GMOクリック証券のCFDで取り扱っている米国個別株は全60銘柄です。
こちらがそのリストです。配当利回り順になっています(2018年8月現在)。
高機能取引ツール …というものがあるけれど
CFD用の高機能取引ツール、その名も「PlatinumチャートCFD」というものをパソコン用に用意してくださったようです、GMOクリック証券さんが、わざわざ。
なんでもそれを使えば、「自由自在にレイアウト、複数のプラチナチャートの簡単起動」ができて、「多彩な分析手法に対応、38種類の人気テクニカル指標」を読めて、「高度な分析も強力サポート、25種類の多彩な描画オブジェクト」だそうですわよ、奥様。
さらに、「相場のトレンドがまるわかり、チャートウィンドウの分割表示(最大16分割)」な上に、「時系列に加えチャート上からも確認できるニュース機能」までてんこ盛り。もう、こうしちゃいられない!
体が疼いて、アタシ、ダメだとわかっていてもトレードをやめられないわ!
というような便利なものを用意してくれたようですが、必要ありません。繰り返しますが、アタシ…じゃなくてぼくは、CFDで米国株を毎月1万円ずつコツコツ買って配当をもらおう、という投資をやりに来たんです。
取引は月に1回だけ。プラチナだかなんだか知りませんが、そんな大げさなものは要りません。証券会社のデフォルトの取引画面で十分。それ以上のものは使いません。
少額投資家の皆さん、気をつけてくださいね。証券会社というものは、投資家に常に取引させようとして来ます。そのほうが証券会社が儲かるからです。
プラチナなんちゃらとか言って、「高機能」な「取引ツール」をちらつかせて、なんかこういったものを使ったほうがデキる投資家、かっこいい投資家、そう思わせようとするのも彼らのよく使う手です。
なんかこんなふうにディスプレイをたくさん並べて、チャートやらなんやらいっぱい表示させて、いかにもガンガン稼げている投資家ですけど、実際トレードで稼げているのは一握りのさらに一握りだけです。ほとんどは格好だけ、という現実。
こういったトレードは、トレーダーと呼ばれる人たちの仕事です。対して我々は投資家です。米国株に長期投資して配当金をもらいに来た、そのことをどうか忘れないでください。
いや、こういう取引ツールの存在が悪いと言いたいわけじゃないんですよ。ただ、自分の投資には要らないな、って。
ちなみに、スマートホン用の取引アプリもあるようです。スマホで取引したい方はインストールしてみてください。
CFDはあくまで道具。それを投資家がどう使うか
いかがだったでしょうか。GMOクリック証券の公式CFD紹介ページのさらなる紹介でした。
証券会社としては、あくまで自社のCFDサービスの全体を説明する必要があります。ただそのために、所々説明不足であったり明後日の方向を向いていたりしていたのを、ぼくが配当投資家としてツッコミを交えながら解説する感じで書いてみました。
CFDを教科書的な理解ではなく、自分のやりたい投資にグイと近づけた理解の仕方ができたらな、と思います。
CFDはあくまで道具。それを投資家がどう使うか、ですね。
では、今回はこの辺で…あ、もうちょっとだけ、もう1回だけ、広告置いておいていいですか。
わたくし、オザワークスが全国の少額投資家様へおすすめするのは、GMOクリック証券の外国株CFD。なんと取引手数料無料で米国株に投資できますよ。少額投資家を悩ませる手数料問題はこれで解決ですね。
詳しい解説はこちらの公式ページで。
しかし、やっぱプロの作るサイトはグラフィカルでキレーですね。ぼくにはとても真似できません。
オザワークスでした。
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