米国株CFD、配当利回りランキング2021年9月 信頼していた【REM】モーゲージ不動産ETFが大幅減配で失速。何を信じればいいんだ?

オザワークスです。

米国株CFD、配当利回りランキング2021年9月です。

米国株CFD、配当利回りランキング2021年9月

このランキングは、GMOクリック証券のCFDで投資できる米国株と不動産ETFをレバレッジ2倍で買ったら配当利回りはどうなるの? というランキングです。

投資資金は1万円で大体2万円分の米国株を買い付けたら配当利回りはこうなります。

CFDを保有する際のコスト金利調整額の予想額を受け取る配当額から差し引いた、手取りの配当利回りが3%以上の銘柄に限っています。

その他細かい投資条件や利回りの計算方法などはこちらの記事で。

それではどうぞ。

9月 シンボル 銘柄 9月
レバ2倍
配当利回り
8月
レバ2倍
配当利回り
1 T AT&T 14.56% 14.56%
2 XOM エクソン・モービル 8.88% 8.88%
3 CVX シェブロン 8.48% 8.48%
4 REM モーゲージ不動産ETF 6.65% 10.70%
5 VZ ベライゾン・コミュニケーション 6.00% 6.00%
6 RWX グローバル(米国除く)不動産ETF 5.00% 2.30%
7 HPQ HP 4.56% 4.56%
8 C シティグループ 4.44% 4.44%
9 VNQ 米国リートETF 4.34% 4.22%
10 PFE ファイザー 4.00% 4.00%
11 GPS ギャップ 3.84% 2.88%
12 KO コカコーラ 3.48% 3.48%
13 MS モルガン・スタンレー 3.44% 3.44%
14 MRK メルク 3.04% 3.04%

米国株が下がるのを待つのはムダ!

9月の米国株は下がったり戻したり。

あ、さがった~、買い時だ~、と思ったら即座に戻してくるのが米国株です。

チャンスを逃すな!

先月(8月)の配当利回りランキングです。

【REM】モーゲージ不動産ETFが大減配。困る

9月の配当利回りランキングは波乱です。

8月の配当利回りが10.70%だった不動産ETFの【REM】モーゲージ不動産ETFが9月は6.65%と大幅に下がりました。

理由は2つ。

1つは、単純にREMが大減配しました。

昨年9月の配当額が1株当たり49円だったのが、今年の9月は20円と半分以下です。

減配した理由はよくわかりません。

ETFの配当額は個別株のように年4回同じではなく、毎回微妙に違います。

なので配当利回りを計算するとき過去4回分(1年分)の配当額を合計してそれで利回りを出します。

つまり、REMの配当額が現在の水準のまま戻らないとすると、今後もっと配当利回りが下がることになります。

試しに1回20円の配当が1年続いたとすると、REMの配当利回りは4.00%。

あら、意外と踏ん張ってる?

いやいや、これ金利調整額が入っていません。金利調整額を計算に入れると20円REMの配当利回りは、たったの1.40%。

REM神話完全崩壊です。

金利調整額が付いてしまったのも痛い

んで理由の2つ目がその金利調整額の有無なんですね。

金利調整額は、CFDをただ保有しているだけで毎日投資家側が支払わないといけない保有コストです。

ぼくはこの金利調整額をアンチ配当金として受け取った配当額から引き算して、残った金額を真の配当額、真の配当利回りとしてランキングを作っています。

でこの金利調整額ですが、これは株価に比例するものです。

株価が高くなれば支払う金利調整額も高くなり(そのため配当利回りは低下しやすくなる)、しかし株価が一定以下ならそもそも金利調整額が発生しません。

その金利調整額が発生するかどうかの分水嶺は主に米国の金利に影響を受け、現在は株価が36ドル台半ばくらいから金利調整額が付いてきます。

上で出たREMの現在の株価は$36.68。ギリッギリで金利調整額が発生してしまうのです。

で金利調整額がゼロ状態からひとたび発生してしまうだけで、配当利回りは2.60%も落ちます(REMの場合)。

この2つの理由でREMは配当利回りトップランカーから転落したのでした。

金利調整額の有無が命運を分けた

REMと対照的に配当利回りランキング圏外から6位まで急浮上した銘柄もあります。

REMと同じく不動産ETFの【RWX】グローバル(米国除く)不動産ETFです。

RWXの株価は$36.42。これはギリッギリで金利調整額が発生しない株価なのです。

8月のRWXは金利調整額が発生して配当利回りは2.30%と元気がありませんでしたが、今月はその鎖から解き放たれ、利回りは5.00%と一気に急上昇したのでした。

RWXの$36.42と、REMの$36.68。たったこれだけの株価の差で命運が別れてしまうんですね。

どうして買い増しすると減配するかなあ?

まあ何が言いたいのかというと、まさか減配するなんて思わなくて今月REMを買い増しした自分辛ぇわ! ってことです。

くそ~、REMの配当安定してたんだけどなあ。

わかんねえもんだな。

そして10月分の買い付けでは【GPS】ギャップを8株買う予定。

このギャップもコロナの1年も前から株価は右肩下がりで、買い増すたびに「うひょー、安く買えたゼエ!」と喜んでいたら、コロナで無配転落して株価もダダ下がりで死亡するという恨みしかない銘柄です。

それをまた買い増していくこの流れ。

スジが悪いよなあ。

くれぐれも投資は自己責任で。

オザワークスでした。

⇒オザワークスの米国株CFDポートフォリオ

"share"とは株式を意味する英単語でもある

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ABOUT US
オザワークス
なまえ:オザワークス 生まれ:1980年 投資は2013年から開始。長野県在住。 投資初心者、またははじめてアメリカ株に興味を持たれた方向けに「米国株の長期配当投資」を紹介しています。 自分自身も米国株投資家でして、配当金を再投資して株を買い続け、不労所得のさらなる増大を目指します。 また、分散投資を重視し、毎日配当金が入金するようなポートフォリオを作っていきます。 外国株CFDでも米国株に投資し、CFDを舞台に長期配当投資へ挑戦しています。 証券会社選びから税金関係まで、初心者向けの米国株情報ブログを目指します。