オザワークスです。
先日ぼくはひょんなことから最新の米国株投資信託の超高性能ぶりを知り、驚いて腰を抜かしました。
ただし、ぼく自身は過去に投資信託を保有したことはないし、良くは知らないので、あくまで聞いた話です。
もくじ
昔の投資信託はエグかった
昔、といってもせいぜい数年前から10年前くらいです。日本で販売されていた多くの投資信託は、このようなものでした。
適当な日本株に投資して、販売手数料が3%、信託報酬率が2~3%の投資信託。
わかる人にはわかる。無茶苦茶クソでしょ? こんなクソみたいなものが売られていたし、投資家は買っていたんですね、当時は。
2020年の現在もそうですが、日本人投資家の過半はおじいちゃんです。おじいちゃんなので、やっぱりりてらしーとかがないのです。わけもわからずあほなものをかってしまうのです。
悲劇ですな。
ちなみに投資信託とは。
昔の投資信託は販売手数料がエグい!
昔は、投資信託を買うのに投資家は販売手数料というものを販売者に支払っていました。株取引でいう取引手数料ですね。
投資信託というものは、投資信託を運用する会社とそれを投資家に販売する会社とで分かれています。(分かれていない場合もある)
投資信託を販売するのは、主に銀行と証券会社です。この銀行と証券会社で投資信託を買う場合の販売手数料が、まあ酷い。
投資信託の販売手数料は申し込み手数料などとも言われ、投資信託を買った金額の3%程度をその場で持って行かれます。
例えば、100万円分投資信託を買ったとすれば、実は97万円しか買えていなくて、3万円は販売手数料で瞬時に抜き取られています。
エグい!
逆に投資信託を売る銀行や証券会社からすれば、簡単に一瞬で3万円儲かるわけですから、辞められない止まらないですよ。
かっぱえびせん!
おじいちゃんが銀行に行く。
↓
窓口のきれいなお姉さんに勧められるまま投資信託を100万円分買う。
↓
お姉さんは笑顔のまま瞬時に3万円を抜き取る。
この流れですよ。
もう悲劇しかない。
販売手数料を取るにしたって、限度ってものがあるだろう。
昔の投資信託は信託報酬がエグい!
昔の投資信託は、信託報酬もエグいです。
信託報酬とは、投資家が支払う「プロに運用していただく手数料」のことです。
信託報酬について詳しくはこちらで。
しかし、昔の投資信託はこの信託報酬が投資する金額の2~3%ととてつもなく高い数字となっています。
エグい!
こんな高い信託報酬で利益なんか出るわけがない。
運用資産が減る! 高信託報酬のスキーム
どういうことか説明しましょう。
まず、信託報酬は運用に対する報酬であり、運用結果に対するものではありません。つまり、投資信託が儲かろうが損しようが取られるものです。
信託報酬率が3%なら、運用金額の3%を毎年報酬として持って行かれることを意味しています。
買った投資信託が、年率10%以上で毎年もりもり儲かるならいいですよ。しかし実際は、投資ですからそれほど儲からないときもある。ていうか儲からない。
でも、信託報酬は儲からなくても3%、毎年取られます。
仮に、その投資信託がそれでもがんばって毎年2%の儲けを出していたとしましょう。
でも信託報酬は鬼の3%です。引き算するとあら大変!
毎年1%ずつ運用資産が減っていってるじゃ、あ~りませんか!
これをエグいと言わずしてなんと言おうか!
逆に投資信託を運用販売する側に立てば、何もしなくても毎年信託報酬がリスクなしで手に入るんです。そりゃ投資信託を一生懸命売りつけるでしょうよ。
おじいちゃんが銀行に行く。
↓
窓口のきれいなお姉さんに勧められるまま投資信託を100万円分買う。
↓
販売手数料を3万円、信託報酬を毎年3万円ゲットだぜ!
↓
きれいなお姉さんも思わずカウンターの下で小さくガッツポーズ。
絶対この流れでしょう。
悲劇ぞ。
こんなもの資産運用じゃない。資産をただただ削り取られてるだけ。
今も、エグい投資信託が跋扈している
昔の~、と書きましたが、実は酷い投資信託の多くは今でもぬくぬく生き残っていて、今でも元気に販売されています。
潰れないのは、買う人がいるということです。
おじいちゃんおばあちゃんたちは、きっとこれからもさくしゅされつづけるようぶんとしてそんざいするのでしょう。
バカな目に合わないためには、学ぶしかありません。
悪魔のビジネスモデルから脱却した新時代の投資信託たち
しかし、時代は確実に変わりつつもあります。
詐欺みたいな投資信託しかなかった投資信託の世界にも、マジで使える有能な投資信託が現れ始めています。
将来に期待できる米国株に低コストで分散投資できる、
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
などです。これら新時代の投資信託は、投資信託の悪しき伝統とビジネスモデルから脱却した、真の資産運用に値する投資信託群です。
詳しくはこちらの記事で。
けれど今はまだ玉石混交の混沌時代です。よく見て知って、時代遅れの投資信託を選ぶことがないようにしたいですね。
オザワークスでした。
コメントを残す