オザワークスです。
ハイテク成長株がすんばらしく上がっておりますが、あまり上がりすぎると逆に心配になってくるのがベテラン投資家というものです。
そういう習性が身についてしまうのです。
ハイテク株が上がりすぎて心配
2日前の記事で成長株の【NVDA】エヌビディアが上がってるぜ、素晴らしいぜ、と書きました。
ハイテク成長株中心のナスダック100連動ETF【QQQ】インベスコQQQ信託シリーズ1の1年チャート

この通り4月の暴落をものともせず、連日最高値を更新し続けています。
ダウ平均のほうはこれほどの元気はないので、やっぱりハイテク成長株のこの伸びは特異に見えます。
こんなに上がる根拠がない
いや、これでハイテク株の株価上昇に明確な根拠があればぼくも心配はしないんですが、米国の利下げがなかなか進んでいかない現状、ハイテク株がここまで上がり続けるのはちょっと違和感があります。
もちろん、潜在的にはコンピューター・半導体・IT・ネットサービス・AIなんかの分野は人類の進歩に不可欠な、長期的に伸びていく分野だとは思います。
でもね、足元米国の金利が4.5%で高止まりしていて高金利に弱いハイテク株が上がり続けるのは、どうなの?
無理に株価が上がってない?
無理に上がったせいでこのあと結構厳しい反動が来ない?
と思うのです。
9月の利下げの有無がカギ
今はなんかその場の勢いでハイテク株がイケイケで上がっていますけど、こういう雰囲気ってきっかけさえあれば簡単に崩れてしまうんですよね。
それが、9月半ばのFOMCつまり米国の利下げを決めるイベントだと思います。
やっぱり株価は金融政策なんですよ。
現状では9月の利下げ確率は50%~70%なんて言われていて、利下げする予想のほうが優勢です。
これが危ない。
大方の予想通りに9月利下げが決まればいいですが、その期待が裏切られたときに株式相場は投資家に牙をむきます。
もしも9月の利下げがないとなると、株式市場は特にハイテク株を中心に結構下がると思いますよ。
イケイケのときほどしっかり足元見て
なんか冴えないおじさんが独りで弱気なことをつぶやいているように聞こえるかもしれませんが、市場がイケイケのときほど足元をしっかり見て進んでいかないといけません。
株価なんて簡単に下がります。
どんなに上がろうとも簡単に下がります。
しかし、だからと言って今株を買わないという選択肢もないのです。
下がるかもなあ、と内心びくびくしながら今日も株を買う。
ぼくはそうやって毎日を生きています。
オザワークスでした。
コメントを残す