オザワークスです。
SBI証券がこのところピリッとしませんね。
複数の米国株ETFの買い付けができない事象が起こっています。
その理由も不可解です。
SUSA以外にRWXも買い付け停止
先日、SBI証券で【SUSA】iシェアーズMSCI米国ESGセレクトETFの買い付けができなくなった、という記事を出しました。
そしてぼくの保有ETFの中でもう一つ取引停止になっている銘柄があることがわかりました。
それが、【RWX】SPDRダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステートETFという不動産に投資するETFです。
SBI証券からの不可解な説明
SBI証券では、SUSAとRWXの取引停止措置の理由についてこう説明しています。
「不正アクセスによる取引を防止するため、時価総額や流動性などを総合的に勘案し、買付注文を一時的に停止しております。」
この一見してよくわからない理由はいったい何なのか。
ちょっと前に話題になった不正アクセスによる第三者の勝手な取引を防止する……
ふむ。
そのためにETFの時価総額(=規模)や流動性(=取引量)などを総合的に勘案し、買付注文を一時的に停止した……
なんでよ?
よくわからない。
不正アクセスによる被害を防止したいなら、もっと投資している人の多い有名どころのETFを買付け停止にしたほうが有効なのではないか?
例えば、【VOO】バンガードS&P500ETFとか【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFとか【QQQ】インベスコQQQ信託シリーズ1とか。
でも、そういった投資家に人気のETFは今でも買い付けができています。
結局マイナーETFだからなんじゃないの?
じゃあ、どういうことなん?
なら2番目の時価総額と流動性の低いちょっちマイナーなETFを不人気であるという理由で買い付け停止にしている線が濃厚になります。
その通りに、SUSAとRWXは一線級のETFと比べると規模も小さく、投資家からの人気もあまりありません。
華がないETFなのです。
SBI証券としては、そういった投資家から人気のないETFの取り扱いを本音ではやりたくないのではないでしょうか。
それが、今回のこの買い付け停止の措置に表れているのではないかとぼくは思いますね。
あなたのETFも取引停止になるかも
自分の保有しているETFは買い付け停止になってないから関係ないや。
と思っているそこのキミ、それは違うよ。
確かにSBI証券でもすべてのマイナーETFが取引停止になっているわけではありません。
しかしながら、いつそういう措置を取られてしまうかわからない現実があるのです。
そうなってから泣きを見てはもう遅い。
なので、SBI証券では超有名どころのETF以外はちょっと遠慮しておいたほうが無難でしょう。
幸い、SBI証券以外のネット証券では、不可解な取引停止措置を講じられているETFはないようですから他の証券会社を使うのも一つの手です。
そんな感じで投資家の側で賢く証券会社を選んでゆきましょう。
オザワークスでした。
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